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【就農の先輩たちの声】究極の美味しさを求めて|坂本 淳

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0345734 更新日:2021年2月1日更新

坂本淳さんの写真

【プロフィール】

  • 東京都大田区出身
  • ホテル系専門学校卒業後、飲食チェーン店に勤務ののち、平成14年に魚沼市に家族とともに移住。農機販売店、市臨時職員、NPO法人勤務を経て平成24年に就農。平成26年からは地域の新規就農者と2人で福山ファームを設立し、山間地集落の担い手として経営規模を拡大
  • 経営内容  水稲+園芸(「深雪なす」が主軸、遊休化していた農地を復旧し、枝豆、カリフラワー、ふきのとう等を作付け)

Q 就農の動機を教えてください

 飲食チェーン店に勤務していた頃、家族との生活時間帯が異なることから子供と接する時間が少ないなど、当時の生活に疑問を感じていました。
 そのような時、たまたま訪れた魚沼で穫りたて野菜の味に魅了され、勤務していた飲食店の野菜との違いから、魚沼市で自ら野菜を作ることを志すようになりました。

Q 就農するまでの経緯を教えてください

 移住当時、農業に関わる県振興局や市役所、JAを訪ねましたが、新規参入者に対する受入体制が整っておらず、小面積の畑を借りて手作業での野菜づくりを始めました。当然、農業だけでは生計がたたないため、農業以外の職業に従事しながら各種免許の取得や人とのつながりを深めていきました。
 平成21年からNPO法人の職員として福山新田で活動していた際、2人の離農希望者から農地や作業所・農業機械を借りてもらえないか、との話になり就農が実現しました。

Q これから就農する人へのメッセージをお願いします

  誰よりも一生懸命に働く姿を見てもらうことが、周りの方からの信頼につながったと感じています。サラリーマンのような意識で時間に対する対価を求めすぎないことも必要だと思います。
  私は就農に至るまで10年かかりましたが、コツコツ続けていけば目標は実現すると考えています。農業は1年で結果が出ないこともあるので諦めないこと。また、頑張った分だけ成果がついてきます。
農業は家族の顔を見ながら生活ができ、いろんな恵みをもらっていると感じられる職業であるとともに、子供に背中を見せられる職業であると実感しています。

 

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