当センターでは、畜産ICTの実証及び利活用技術の開発を目的として、昨年10月より搾乳ロボット等の酪農ICT機器を導入した新搾乳牛舎が稼働しています。現在、子牛を含め40頭の乳牛を飼養しています。
搾乳ロボットとは、ロボット内に乳牛が入るとカメラやセンサーにより乳房の位置を検知し、自動で搾乳を行うというものです。
新搾乳牛舎外観
導入した搾乳ロボット
牛舎内の牛の移動は一方通行になっており、牛たちは自主的にロボットへとやってきます。ロボットの中では特別なエサが与えられ、それを食べている間に自動で搾乳が行われます。
搾乳後は飼槽に誘導され食事をしたり、ベッドでゆっくり休んだりして、1日に2~4回ロボットを訪問します。
ロボットを初めとした酪農ICT機器はパソコンにより管理されており、同時にデータの蓄積が行われています。
今後はこれらのデータを活用し、省力化型酪農システムの実証を進めていきます。
ロボットによる搾乳の様子
新搾乳牛舎見取り図
搾乳を行うユニット
ロボットを管理するパソコン画面