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コシヒカリBLは、コシヒカリに「いもち病」に強い性質のみをプラスしたお米で15年の歳月をかけて新潟県が育成しました。新潟県では、「いもち病」に対して異なる抵抗性を持つ多数のコシヒカリBL品種(BL1号~6号、BL9~13号)を品種登録しました。
コシヒカリBLについては、こちら(https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/nosanengei/1204823747830.html)
農業総合研究所作物研究センターでは、毎年、県内のいもち病菌レースの分布状況を調査しています。この調査結果に基づいて、防除効果を高く維持できる4品種を選択し、2月上旬に混合作業をします。
混合されたコシヒカリBL原種は、今春に県内各地の採種ほ場へ配布されます。採種ほ場で生産された種子は、翌年春に一般栽培用の種子として生産者へ配布されます。そして、秋には消費者のもとへ新米として届けられます。
※原種とは、採種ほ場で種子生産に用いる種子を言います。
作業風景
品種ごとに生産したコシヒカリBL原種(4品種)の混合作業を一定割合で混合します。
各品種を混合機へ投入して、4品種が均一になるように3時間かけて混合します。1回あたりに混合する量は2トンで今年は約14トンを混合しました。