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【保環研】感染症情報(患者発生情報:新潟県)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0121590 更新日:2025年6月5日更新

​【週報の概要】 令和7年第22週(令和7年5月26日~令和7年6月1日)

全数報告対象疾患 

全数報告対象疾患

 

百日咳の発生状況

定点把握対象疾患

1位 感染性胃腸炎(3.63):前週に比べ減少しました。

   定点あたりの報告数が多い保健所管内は、糸魚川(12.00)、佐渡(6.00)、新潟市(5.10)です。

 

2位 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(3.10):前週に比べ増加しました。

   定点あたりの報告数が多い保健所管内は、三条(11.33)、村上(9.00)、長岡(4.50)です。

 

3位 伝染性紅斑(2.70):前週に比べ減少しました。

   定点あたりの報告数が多い保健所管内は、糸魚川(19.00)、村上(8.00)、長岡(5.00)です。


全県に警報を発令している疾病:

伝染性紅斑

 


定点あたり報告数とは?

 定点把握疾患では、あらかじめ指定した医療機関(定点)から患者数が報告されます。
 定点からの報告数の合計を、定点数で割った数が、「定点あたり報告数(人/定点)」です。
 この数値により状況を把握します。
 疾患によって、週単位で集計するものと、月単位で集計するものがあります。

 

今週のトピック​​​

◆基本的な感染対策をお願いします。

 ○手洗い・うがいの励行や咳エチケットなどの基本的な感染対策を心掛けましょう。
 ○発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。
 ○やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、基本的な感染対策の徹底をお願いします。​


 

◆ダニ媒介感染症に注意しましょう。(別紙1参照)

 ○つつが虫病が1件(保健所受理件数)報告されています。
 ○つつが虫病は、細菌の一種であるリケッチアによる感染症です。リケッチアを保有したつつ
  が虫(ダニの一種)に刺されることによって感染します。北海道や沖縄を除く全国で発生が
  見られ、春〜初夏及び秋〜初冬に2つの発生ピークがあります。ヒトからヒトへ感染するこ
  とはありません。
 ○典型的には、5~14日の潜伏期の後に、全身倦怠感、食欲不振とともに頭痛、悪寒、発熱
  などの症状が現れます。数日後より、体幹部を中心に発しんが現れ、リンパ節の腫れを伴う
  こともあります。
 ○野外作業、山菜採り、アウトドアレジャーなどで山林や草地などに入る際は、病原体を保有
  するダニに刺されることによって、つつが虫病などのダニ媒介感染症に感染する可能性があ
  りますので、次のことに注意しましょう。
  (1)長袖、長ズボン、長靴を着用し、肌をできるだけ出さないようにする。
  (2)衣類を草むらに置かず、草むらでの休息を控える。
  (3)防虫スプレーを使用する。
  (4)山野での作業後は入浴するなどして、吸血前のダニを皮膚から洗い流す。
  (5)ダニが体についていないか点検する。

 

別紙1 つつが虫病について [PDFファイル/608KB]

 


◆百日咳に注意しましょう。(別紙2参照)

 ○今週の報告件数(保健所受理件数)は137件となってます。
 ○全国的にも感染者が多い状況となっています。
 ○10歳代前半の患者報告数が特に多くなっています。
 ○学校での感染や家庭内感染事例も報告されています。
 ○百日咳は、百日咳菌という病原菌によって起こされる感染症です。
 ○患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原菌によって感染します(飛沫感染)。
 ○飛沫感染予防のため、手洗い、うがい、咳エチケットを心がけましょう。

※有効な予防法は予防接種であり予防接種法に基づく定期接種が乳幼児期に行われています。                ワクチン未接種もしくは3回接種が完了していない6か月未満の乳児で重症化しやすいことから、            接種可能となる生後2か月を迎えたら速やかに5種混合ワクチンを接種できるよう早めの接種予約について        医療機関と相談してください。

 

別紙2 百日咳について [PDFファイル/508KB]

 


◆伝染性紅斑の定点当たりの報告数が国の示す警報基準を超えています。(別紙3参照)

 ○定点あたりの報告数が全県で2.70となり、前週の2.80と比べ減少しました。
  国の示す終息基準(定点あたり1)を下回るまで警報を継続します。
 ○頬に出現する紅斑を特徴とする、主に幼児や学童を中心に流行する感染症で、両頬がりんご  
  のように赤くなることから「りんご病」と呼ばれることもあります。
 ○患者の咳やくしゃみなどのしぶきに触れることによって感染します(飛沫感染)。
 ○10~20日の潜伏期間後に、頬に紅い発疹が現れます。続いて、手・足に網目状と表現される
  発疹がみられます。これらの発疹は1週間前後で消失しますが、なかには長引いたり、一度
  消失した発疹が短期間のうちに再び出現したりすることもあります。
 ○これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、
  胎児の異常(胎児水腫)や、流産の原因となる可能性があります。
 ○基本的な感染対策(手洗い、咳エチケット等)を心がけましょう。アルコール消毒が効きに
  くいため、流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。

 

別紙3 伝染性紅斑について [PDFファイル/503KB]

 

 

​​【新潟県感染症対策・薬務課 週報速報版】 詳細なデータをご希望の方はこちらをクリックしてください

 

患者報告数の時間的・地域的状況

時間的状況

疾患別比較グラフ(過去5年間)

地域的状況

地域振興局管内別報告マップ(最近4週分)

全国との比較グラフ

 

病原体検出状況

【保環研】感染症情報:病原体検出状況 を ご覧ください。

対象疾病一覧

届出基準および届出様式は、下記のホームページをご覧ください。

厚生労働省ホームページ:感染症法に基づく医師の届出のお願い<外部リンク>


国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト<外部リンク>

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