本文
【保環研】感染症情報(患者発生情報・病原体検出状況:新潟県)
【週報の概要】 令和6年第46週(令和6年11月11日~令和6年11月17日)
全数報告対象疾患
定点把握対象疾患
1位 手足口病(6.38):前週に比べ減少しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、三条(12.60)、長岡(11.63)、上越(11.40)です。
2位 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(3.60):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、三条(8.20)、村上(8.00)、上越(7.80)です。
3位 新型コロナウイルス感染症(2.77):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、新津(5.67)、上越(5.25)、糸魚川(4.67)です。
全県に警報を発令している疾病:
〇手足口病(警報基準5、終息基準2)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
〇A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条、村上
〇水痘(警報基準2):佐渡
〇手足口病(警報基準5):新発田、三条、長岡、十日町、上越
定点あたり報告数とは?
定点把握疾患では、あらかじめ指定した医療機関(定点)から患者数が報告されます。
定点からの報告数の合計を、定点数で割った数が、「定点あたり報告数(人/定点)」です。
この数値により、感染症の流行状況を把握します。
疾患によって、週単位で集計するものと月単位で集計するものがあります。
今週のトピック
◆基本的な感染対策をお願いします。
〇発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。
〇やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、手洗いの励行など
基本的な感染対策の徹底をお願いします。
◆インフルエンザの流行期に入りました。(別紙1参照)
〇県内では定点当たりの報告数が全県で1.75と前週の0.48に比べ増加しました。
〇全国でもインフルエンザの流行期に入っています。(流行期入りの目安:定点当たり1)
〇発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。
〇やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、手洗いの励行など基本的な感染
対策の徹底をお願いします。
別紙1 インフルエンザに注意しましょう。 [PDFファイル/80KB]
◆全国でマイコプラズマ肺炎が流行しています。(別紙2参照)
〇県内では定点当たりの報告数が全県で1.92と前週の1.38に比べ増加しました。
〇うがい・手洗いの励行や咳エチケットなどの基本的な感染対策を心掛けましょう。
〇発熱や頭痛などの症状が見られ、咳が少し遅れて始まることがあります。
また、痰(たん)を伴うことの少ない乾いた咳が特徴です。熱が下がった後も咳が長引くことがあります。
〇周囲に同様の症状が方がいる場合は感染している可能性があります。
発熱や咳などの症状があったら早めに医療機関を受診しましょう。
別紙2 マイコプラズマ肺炎について [PDFファイル/78KB]
◆手足口病の警報を発令しています。(別紙3参照)
〇定点当たりの報告数が全県で6.38と前週の7.96に比べ減少しましたが、
国の示す警報基準(定点当たり5)を超えています。
〇乳幼児を中心に流行します。
大人に感染することもあるので、子供に限らず大人も感染予防に心がけてください。
〇石けんと流水による手洗いが有効です。
◆梅毒の届出がありました。(別紙4参照)
〇性交渉により感染します。性交渉の際にはコンドームを使用しましょう。
【新潟県感染症対策・薬務課 週報速報版】 詳細なデータをご希望の方はこちらをクリックしてください
患者報告数の時間的・地域的状況
時間的状況
地域的状況
病原体検出状況
感染症発生動向調査に基づき、医療機関から提供された検体について病原体検出を行った結果を
掲載しています。
病原体検出情報(2020年~2024年10月) [PDFファイル/147KB]
対象疾病一覧
届出基準および届出様式は、下記のホームページをご覧下さい。
厚生労働省ホームページ:感染症法に基づく医師の届出のお願い<外部リンク>
国立感染症研究所感染症情報センター<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)