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【保環研】感染症情報(患者発生情報・病原体検出状況:新潟県)
【週報の概要】 令和7年第16週(令和7年4月14日~令和7年4月20日)
全数報告対象疾患
定点把握対象疾患
1位 感染性胃腸炎(7.63):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、長岡(23.25)、三条(10.67)、糸魚川(9.00)です。
2位 新型コロナウイルス感染症(4.98):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、南魚沼(15.00)、魚沼(13.00)、十日町(12.00)です。
3位 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(3.97):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、三条(12.00)、長岡(7.75)、魚沼(6.00)です。
全県に警報を発令している疾病:
なし
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
○咽頭結膜炎(警報基準3):村上
○A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条
〇感染性胃腸炎(警報基準20):長岡
〇水痘:(警報基準2):糸魚川
○伝染性紅斑(警報基準2):糸魚川、村上、上越
○急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
定点あたり報告数とは?
定点把握疾患では、あらかじめ指定した医療機関(定点)から患者数が報告されます。
定点からの報告数の合計を、定点数で割った数が、「定点あたり報告数(人/定点)」です。
この数値により状況を把握します。
疾患によって、週単位で集計するものと、月単位で集計するものがあります。
今週のトピック
◆ゴールデンウィーク期間中は帰省や旅行等で人の動きが増加します。基本的な感染対策をお願いします。
○うがい・手洗いの励行や咳エチケットなどの基本的な感染対策を心掛けましょう。
○発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。
○やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
◆百日咳に注意しましょう。(別紙1参照)
○今週の報告件数(保健所受理件数)は156件となってます。
○全国的にも感染者が多い状況となっています。
○10歳代前半の患者報告数が特に多くなっています。
○学校での感染や家庭内感染事例も報告されています。
○百日咳は、百日咳菌という病原菌によって起こされる感染症です。
○患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原菌によって感染します(飛沫感染)。
○飛沫感染予防のため、手洗い、うがい、咳エチケットを心がけましょう。
※有効な予防法は予防接種であり予防接種法に基づく定期接種が乳幼児期に行われています。 ワクチン未接種もしくは3回接種が完了していない6か月未満の乳児で重症化しやすいことから、 接種可能となる生後2か月を迎えたら速やかに5種混合ワクチンを接種できるよう早めの接種予約について 医療機関と相談してください。
【新潟県感染症対策・薬務課 週報速報版】 詳細なデータをご希望の方はこちらをクリックしてください
患者報告数の時間的・地域的状況
時間的状況
地域的状況
病原体検出状況
感染症発生動向調査に基づき、医療機関から提供された検体について病原体検出を行った結果を
掲載しています。
病原体検出状況(2021~2025年3月) [PDFファイル/140KB]
対象疾病一覧
届出基準および届出様式は、下記のホームページをご覧下さい。
厚生労働省ホームページ:感染症法に基づく医師の届出のお願い<外部リンク>
国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト<外部リンク>
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