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「ネットでチケットを買いたい」「ウェブで試合を見たい」あなたのお悩みお助けします~スマホ・パソコンの困りごとを相談できる「本町ICT支援ルーム」~4(新潟の未来図鑑withデジタル)
「困ったらここに行けばいい」常にあることが大事
佐藤 ICT支援ルームでのご相談から見えてきたことはありますか?
佐々木 特にご高齢の方で、スマホが小さくて、文字を読むことをあきらめてしまっている方も多いです。システムを構築する側は、使いやすくなるように、よかれと思ってリニューアルするのですが、ボタンの配置や色が変わっただけでも、混乱してわからなくなってしまう方もたくさんいます。
板谷 ワンタイムパスワードも、一度違う画面になるので、元の画面に戻れなくなる方もたくさんいますよ。
佐々木 QRコードからウェブサイトに入れても、そこからどのリンクを辿ればいいのかわからないので、災害時などには、トップページだけでなく、支援制度とか、避難情報とか、給水情報とかそれぞれにQRコードをつけたほうが親切ですね。
板谷 リンクを辿っていくような手順が多いのは難しくてできない方が多いです。手順が多すぎて高齢者でなくともやり遂げられるとは思えないシステムもあります。比較的若い方でも、フリック入力しかできないとか、パソコンを持っていないとか、お悩みを抱えていらっしゃいます。パソコンを持っていないのに履歴書をメールで送信してほしいと言われて困っていた方もおいでになりました。サービスを提供する側のチャットやメール、電話等のサポートだけでは、解決しないこともありますから、年齢にかかわらず、気楽に相談しに来てほしいですね。
佐々木 システムを開発しても使ってもらえないということのダメージはとても大きいです。今まで使えなかったものが使えるようになっていただけるのはうれしいですね。利益を求めると難しい面もありますが、困ったらここにいけばいいという場所が常にあることがデジタル社会には大事だと考えています。
板谷 本当に困るから、なくならないでほしいと毎日のように言われます。
佐藤 なくてはならない、生活の支援になっているのですね!本当は、身近にこのような場所がいくつかあるといいのですよね。
佐々木 地域の皆さんにもっと知ってほしいですね。地域の困っている人を助けることで、皆さんのお悩みをシステム開発や新たな分野の取り組みに活かしていきたいと思っています。
佐藤 今日はこんなにいろいろなお話を聞けると思いませんでした。ありがとうございました。
令和6年2月8日インタビュー
※所属、役職等はインタビュー時現在です。
企画・制作:新潟県知事政策局ICT推進課
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