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【上越】麻しん(はしか)について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0046507 更新日:2024年5月1日更新

 麻しんは、感染力が非常に強く、また、合併症を起こすこともある重い病気です。ご心配な方は、麻しんの予防接種の履歴・今までの感染の有無を確認のうえ、かかりつけの医療機関で、医師とご相談ください。(受診の際は、必ず電話で連絡をいれてマスクを着用のうえ、お出かけください)

特徴

主な症状など

  1. 始めの2日~3日は38℃前後の熱、せき、鼻水、結膜充血などで、「かぜ」と区別がつきません。
  2. いったん熱が下がり、再び40℃近い高熱がでて、顔・首・全身に発疹が現れます。
  3. 発疹がでてから4日~5日で、熱はおさまります。

 ※合併症などがなければ通常は7日~10日で回復しますが、まれに肺炎や中耳炎、時には脳炎を合併し、入院することもあり、重症化すると危険な病気です。

潜伏期間

 10日~12日

病原体

 麻しんウイルス

治療

 対症療法

感染性

 咳やくしゃみによる飛沫、接触感染の他に空気感染もするので、感染力が強く、麻しんに対して免疫のない人はほぼ100%発症します。麻しんの初期症状は「微熱、せき、鼻水、めやに」などですが、この2日~3日間続く「かぜ様症状」の時期の感染性が強力です。また、感染性があるのは、発疹がでてから4日~5日後までです。

麻しん患者(届出)数

masin

※近年は東南アジアへ旅行した方からの感染(輸入例)増えていますので、海外旅行に行く際は注意が必要です。

平成27年3月27日、WHOから日本が麻しんの排除状態にあることが認定されました。

厚生労働省ホームページ<外部リンク>

予防接種が有効です

 患者さんに接触してからでも、3日以内であれば、予防接種により発症を予防できるといわれています。3日を過ぎていても、患者さんとの接触に気がついた時点で、早めにかかりつけの医療機関にその旨を伝え、ご相談ください。麻しんの予防接種を受けた人は、発病しても軽症で、発疹も少ない特徴があります。
 麻しんの予防接種を受けていない人や感染したことのない人は、大人の方も接種をおすすめします。麻しんの予防接種については、かかりつけの医療機関の医師に相談してください。
 お子さん(1歳及び年長児)は定期予防接種の対象ですので、お住まいの市町村へお問い合わせください。

医療機関の受診について

 麻しんの患者さんに接触してから10日くらいで、「かぜ様症状」が現れたら、すみやかに医療機関に受診することをおすすめします。
 医療機関を受診する際には、あらかじめ医療機関に電話で麻しんの患者さんに接触したことがある・麻しんの疑いがあるなどを連絡してから受診をしてください。(医療機関での二次感染を、できるだけ防ぐためです)

学校などへの連絡・登校などについて

 麻しんの診断がされたときは、欠席の理由を先生に伝えて休んでください。
 また、学校保健安全法では「解熱して3日間」経過してから、登校が許可されます。主治医から許可をもらってから、登校してください。

※感染症情報センター(国立感染研究所)ホームページにも麻しんについて情報が掲載されています。

感染症情報センターホームページへのリンク<外部リンク>

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