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【上越】ツツガムシ病について
ツツガムシ病の発生届出状況(各年1月1日~12月31日)
ツツガムシ病とは?
特徴
ツツガムシ病は、ダニの一種であるツツガムシが媒介する感染症です。
全国的には春~初夏、秋~初冬に発生のピークがみられます。新潟県では春~初夏に多く発生しています。
- 感染経路
病原体を持つツツガムシというダニの幼虫に刺されて感染します。人から人へは感染しません。 - 感染場所
ツツガムシは野山、草むら、川原などに広く分布しています。
野山に入った際や農作業中にツツガムシに刺されることがあります。 - 潜伏期間
5日~14日
主な症状
- 39℃以上の高熱
- 刺し口
ツツガムシに刺された部分は直径数ミリの赤い腫れから小さな水ぶくれとなり、その後黒いかさぶたに覆われます。
診断の決め手となる特徴ですが、刺された部分が見えづらい場合など、刺し口が見つからないこともあります。 - 発しん
体幹部を中心にあらわれます。 - 倦怠感
- リンパ節の腫れ
刺し口付近のリンパ節、または全身のリンパ節が腫れます。
山林や草むらに入ってから1週間くらいで上記のような症状があったら、直ちに医師の診察を受けてください。適切な治療を早く受けることで重症化を防ぐことができます。
受診の際は、ツツガムシに刺されたこと、または刺された可能性があることを医師に伝えてください。
予防方法
ツツガムシ病を予防するには、ツツガムシに刺されないようにすることが重要です。
- 山や草むらなどに入らないようにしましょう。
- 山や草むらに入る際や屋外で作業をするときは、以下の点に注意しましょう。
- 肌をなるべく出さないようにする。
例)長袖・長ズボンの着用、首にタオルを巻く 等 - 虫よけスプレーの使用。
- 衣服等を草や土の上に直接置かない。
- 草むらで休憩や用便をしない。
- 肌をなるべく出さないようにする。
- 山や草むらで活動した後は、家の中にツツガムシを持ち込まないよう、着替えや入浴をし、着ていた服は早めに洗たくしましょう。
関連情報はこちらから
ツツガムシ病とは(国立感染症研究所)<外部リンク>