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2月5日に防火対策セミナーを村上市で開催しました
防火対策セミナーin村上~火事に負けない木造市街地をつくる~
平成28年12月に糸魚川市で発生した大規模火災は、焼失面積4ha、焼損棟数147棟と、都市火災としては酒田大火以来の大きな被害をもたらし、火災に対する備えが、一層重要と再認識させられました。
このたび、上記取組の一環として、村上市内を会場に、防火対策セミナーを開催しましたので、その様子をお伝えします。
日時 平成31年2月5日(火曜日)14時00分から16時00分
会場 村上市生涯学習推進センター大会議室
講演名 火事に負けない木造市街地をつくる
講師 安井昇氏(桜設計集団一級建築士事務所代表)
講演の様子
参加者は市内の建築関係者を中心に約70名が集まり、大変盛況でした。
講演では、木は燃えるものという一般的なイメージがあるものの、片側から加熱された場合に、反対側には熱を伝えにくい特徴があることが実証実験の映像とともに解説いただきました。
このような木材の特徴を生かして、建物を造る際には、外部からの火に対して「燃え抜けない」、内部での出火に対して「燃え広がらない」工夫の必要性を指摘していただきました。
また、スクリーンには講師自身も参加した木造三階建校舎の燃焼実験(世界最大の燃焼実験)の様子も流され、迫力ある映像に、聴講者は見入っていました。
講演会場の様子
村上の町屋を防火対策の視点から解説
実際の木造建築物を燃やす実証実験の映像も紹介
参加者からの質疑応答
参加者の声
- 木材の防火性能、燃え抜けない構造と興味深い話を聞けて大変参考になりました。
- 木造でも工夫によって防火構造にできることが分かった。村上でも参考になる事例も多く、よかった。
- 大規模なリフォーム等が行えない場合の、燃え抜けにくくする改修が、比較的どこの家でも行いやすいと思いました。
今後も、防火対策の重要性の啓発について、取り組みを進めてまいります。
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