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平成31年度(令和元年度)の異常水質事案の発生状況
平成31年度(令和元年度)の異常水質事案(油流出事故、魚類へい死事案等)の発生状況を取りまとめました。
1 県に連絡があった事案件数
平成31年度(令和元年度)は215件で、前年度(平成30年度)の198件から17件増加しました。
内訳は、油流出193件、魚類へい死12件、その他11件でした。
※ 事業所施設からの化学物質流出による魚類へい死が1件あり、魚類へい死とその他の両方にカウントしているため、内訳の合計と事案件数は合わない
年度 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 平成31年(令和元年) |
---|---|---|---|---|---|
油流出 | 201件 | 206件 | 240件 | 175件 | 193件 |
魚類へい死 | 8件 | 11件 | 8件 | 14件 | 12件 |
その他 | 22件 | 8件 | 20件 | 10件 | 11件 |
合計 | 231件 | 225件 | 268件 | 198件 | 215件 |
- 油流出事故は、前年度よりも増加しました(前年度比18件増加)。
- 油流出事故の原因は、ホームタンクからの小分け中に現場を離れるなどの「取扱不注意」によるものが依然として第1位(88件、原因判明事案中の62%)となっています。
- 魚類へい死事案の原因は、酸欠や化学物質の流出等が2件で、その他(原因不明を含む)が10件でした。
- その他の事案は、事業者の管理不徹底・取扱不注意による汚水を含む水の流出等11件の発生がありました。
2 県の対応
- 異常水質事案が発生した場合は、県、国、市町村等の関係機関が連携し、被害の拡大防止及び原因究明に努めています。
- 油流出事故を防止するため、県では、市町村や消防等の関係機関のほか、石油販売店などと連携し、ポスターの掲示やラジオ・新聞等を活用した広報を行うとともに、各家庭及び事業所にチラシやホームタンクに貼るステッカーを配布し、発生件数が多い冬期間を中心に、引き続き注意を呼びかけていきます。
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