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令和7年1月6日 新潟県知事 定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0715316 更新日:2025年1月7日更新

(記者会見の動画を新潟県公式Youtubeチャンネルでご覧になれます)<外部リンク>

 

1 日時  令和7年1月6日(月) 10時02分~10時51分

 

2 場所  記者会見室

 

3 知事発表項目

・県立図書館における保育サービスの開始について

 

4 質疑項目

​・新年の抱負、漢字一文字について
・能登半島地震について
・柏崎刈羽原発について
・地域医療について
・トキエアについて
・JR米坂線について
・高速鉄道ネットワークのあり方検討委員会について

 

知事発表

(県立図書館における保育サービスの開始について​)

 

 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。最初に私の方から一件お知らせがございます。ここに貼ってあると思いますけども、子育て支援、子育てに優しい環境づくり、いろいろと進めてきている中で、今週の(1月)11日、土曜日から、県立図書館の中に、預かり保育室「こむすびルーム」を開設することとなりました。併せてその日には、オープニングイベントも開催したいと思っています。写真も資料に付いていると思いますけれど、県産材を使って、非常に気持ちの良い空間になっている、私もまだ見ていないので、空間になっているはずでありまして、県産材の知育玩具などもそろえるということで、ぜひ子育て中のご家族の方が、お子さんを安心してお預けになって、そしてゆっくりと読書を楽しむことができるような、そうした環境を作りたいと思います。私からは以上です。

(資料)県立図書館預かり保育室「こむすびルーム」オープニングイベントの開催について [PDFファイル/3.26MB]

 

質疑

 

(新年の抱負、漢字一文字について)

Q 新潟日報

 年頭の記者会見ということで、まず、2025年の抱負をお伺いするとともに、今年一年の目標を漢字一字で表すとしたら・・・。

 

A 知事

 それは昨年の暮れにも言われましたけれども、年末、考えたのですけども、あまり考えてもしようがないといいますか、去年もそういって月並みの「昇」という書を、今年の一年の漢字ということで言った覚えがありますが、今回も、巳年ということで、これもよくネット上にあふれていますけれども、巳は実に通じるということで、実になる、果実の実ですね。その字を今年の一年の漢字にしたいと思います。想像できると思いますけれども、いろんな課題が実るといいますか、成果が生まれていく。そういう年にしたいと思っています。

 

Q 新潟日報

 先ほどの庁議や、年頭の訓示でもありましたけれども、いろいろな県政課題がありますけれども、今年はここに力を入れたいというのはありますか。

 

A 知事

 後はないといいますか、差し迫っている課題はいろいろありますよね。例えば、厚生連の病院、あるいは県立病院もそうなのですけれども、地域医療に関わる、医療再編なり、あるいはそういった病院の経営問題、これは時間も迫っているといいますか、限られた時間の中で判断していかなければいけないと思いますし、その他、もう3年目を迎えますが、米坂線の問題ですね。そうした、まず時間のない問題については、適切に判断していきたいと思いますし、先ほど職員への挨拶の中で申し上げた、この少子化対策、この「こむすびルーム」などもそうですけれども、これもなかなか、即効薬、万能薬のない中で、少しずつでも子育てに優しい環境づくり、あるいは若い世代にも選ばれる新潟の職場、仕事づくり、そうしたことを通して、少しずつでも環境を変えていきたいといいますか、少子化の流れを緩めていきたいと思っています。

 

(能登半島地震について)

 

Q 新潟日報

 先ほど年頭のご挨拶でもありましたけれども、能登半島地震発生から一年になりますけれども、新潟県としても、その地震の対応について、昨年、有識者会議を立ち上げて、いろいろな検討を進めてました。その検討を踏まえて、今年度実行に移したい具体策・・・。

 

A 知事

 まだ報告をいただいていないので、詳しく承知していません。年度内にはとりまとめをしていただけると伺っていますけれども、それをいただいてからの判断になると思いますけれども、先ほどの職員の挨拶の中で申し上げた、特に避難所の運営などについて、もう少しデジタル技術等を上手に活用する中で、効果的、効率的な運営、こうしたことは、もうすぐにでもやれることだと、取りかかれることだと思っています。

 

Q 新潟日報

 具体的にいうと、どういったイメージなのでしょうか・・・。

 

A 知事

 例えば、もう既に県はこれまで毎年の訓練の中で、例えばIDカード、基本的には、どういった形で、どなたが、どういった属性の方が、この避難所に来たのかということを、デジタル技術を使ってチェックをする。それがその後の一人一人への支援、例えば物資、何が届いたのか、あるいは逆に言うと、その避難所に来なかった人達はどうされているのかということを追っかけていくことにも非常に効果的なわけで、こうした、例えば本人確認をスムーズに、避難所でみんなが用紙に書き始めたりすれば、それは入口で大変な混乱が起きるわけで、そうした本人確認などは、もうアプリなり、様々な方法で、例えば皆さん国民の7割、8割が使っている、例えばLINEのアプリなどを使って確認するなど、様々なデジタル技術の活用の余地はあると思っています。

 

(柏崎刈羽原発について)

 

Q 新潟日報

 柏崎刈羽原発の問題についてですけれど、知事が再稼働に同意するかの判断、いわゆる判断材料というところが、例えば原子力規制委員会の屋内退避の運用見直しなど、具体的に県の技術委員会が、検討を進めています。この間、報告書の案が大方まとまりましたけれども、その辺り、出そろうのが大体、春、年度末くらいという話もありますけれども、改めて、今年の、今後の流れといいますか、スケジュールは・・・。

 

A 知事

 年度末と仰っていただいたように、規制委員会の方の作業や、県の技術委員会の報告も年度内にはまとまるのではないかと。この間の年末の技術委員会での議論で、概要の方向がまとまったとは聞いていますけれども、最終報告はまだいただいていませんので、そうしたものが出てくるのは、恐らく春から春先になるのだろうと思います。

 

Q 新潟日報

 その先の見通しといいますか、流れは・・・。

 

A 知事

 まずは材料が出てきたわけなので、それを県民にそしゃくしていただいて、どういった受け止めをしていただけるのか見極めていくことになると思います。

 

Q 新潟日報

 年頭の記者会見なので、あえてお伺いしますけれども、今年、2025年中に、知事が何らかの決断をするような状況になる・・・。

 

A 知事

 そこは分かりません。何とも言えません。

 

Q 新潟日報

 来年には知事選があって、任期満了になると思うのですけれど、それまでの間に何か固めるという考えもあるのでしょうか。

 

A 知事

 そこも何とも言えません。こうした材料が出そろう中で、議論が深まり、県民の気持ちは固まっていくと思っていますけれども、どのタイミングで、そうしたものを確実に、私としてそれを判断できる状況になるのかというのは、繰り返しですが、今の時点では見通せません。

 

Q 新潟日報

 先ほども少しお話に出ましたけれども、技術委員会の報告書についてなのですけれども、最終的な報告はまだということでしたけれども、大方案がまとまって、22項目の確認事項のうち、18項目については特に問題となっていない、4項目については規制委員会の判断を否定するものではないと、そういった結論になりましたけれども・・・。

 

A 知事

 結論かどうか、私はまだ聞いていません。

 

Q 新潟日報

 案が今、まとまったということですけれども、ここについては・・・。

 

A 知事

 まだまとまっていないのではないでしょうか。最終報告書はできていないです。

 

Q 新潟日報

 まだ受け取っていないということですけれども・・・。

 

A 知事

 当然、中身も聞いていません。

 

Q 新潟日報

 報告書案については、報告は受けていない・・・。

 

A 知事

 受けていない、これから聞かせていただくことになります。

 

Q 新潟日報

 事務的にもまだ・・・。

 

A 知事

 はい。

 

Q 新潟日報

 そういった中で、規制委員会の判断を否定するものではないという4項目が、判断の難しい項目だと思うのですけれども、この表現については、知事としてはどのように受け止めを・・・。

 

A 知事

 専門的、学術的、あるいは客観的、科学的にご議論いただいた結果としての表現なのでしょう。想像ですよ。どういった議論の経緯を辿ったのかは、いずれ報告をいただくときに伺いたいと思います。

 

Q TeNY

 再稼働の是非を問う県民投票の条例制定に向けて市民団体が集めていた署名が12万筆を超えましたが、これについて知事はどのようにみているなどありますでしょうか。

 

A 知事

 承知していませんけれども、提出があれば法令に従って手続きを進めていくことになると思います。

 

Q TeNY

 承知していないということだったのですけれど、必要なおよそ4万筆を上回る12万筆が今のところ集まっているということを取材して伺っています。この数自体やそういうことに対する受け止めを・・・。

 

A 知事

 特段の感想はないですけれど。

 

Q TeNY

 はい、ありがとうございます。

 

(地域医療について)

 

Q 新潟日報

 今ほど、差し迫っている県政の課題という中で、真っ先に医療のお話をされたと思うのですけれども、もう少し具体的に、時間も本当に限られている中で、まず今年、取り組まなければならないことを教えていただけますか。

 

A 知事

 これまでもこの場で何度も話していますけれども、厚生連、あるいは県立病院の事業運営が継続できるように担保していかなければいけないと思っています。

 

Q 新潟日報

 それと併せて、知事、昨年も医療再編の加速化というようなお話もされていたと思うのですが、その辺りは今後・・・。

 

A 知事

 大分議論が深まっている上越地域が先行していると思いますけれども、それも既に関係者の間では年度内を目標に、医療再編の姿、中核となる病院の姿、あるいは周辺のそれを支える、連携する病院のイメージが年度内には固まっていくと理解をしています。

 

Q 新潟日報

 上越では進んでいますけれども、今、全県的に医療の再編というのも注目される中で、改めて県に期待される部分も大きいと思うのですけれども・・・。

 

A 知事

 それは地域医療構想調整会議の中で、しっかり議論が進むように、県として役割を果たしていきたいと思います。

 

Q 読売新聞

 病院の件なのですが、再編を進めていく中で、なかなか住民の方の理解を得るところが課題になってくるかと思うのですけれども、それに対して、県として何か説明をするなど、何かお考え・・・。

 

A 知事

 それはやはり市町村としっかり連携をして、丁寧に説明していく、お話していくということが必要だろうと思います。やはりどうしても漠然とした不安感というのはあるのだろうと思いますので、それが払拭できるように、少子化、人口減少が急速に進む中で、持続可能な医療の姿、そして、県民一人一人が安心して医療を受けられる、しかも質の高い医療を受けられる、そういった環境を作っていく上で、どういったことをしなければならないのか、どういった環境をつくり出していく必要があるのかということを理解していただくという、その作業は、地道に市町村など関係者と連携をして、進めていくということだと思います。

 

Q 読売新聞

 例えば説明会を開くなど、そういったお考えは・・・。

 

A 知事

 もちろん、それも一つの手ですよね。県央の基幹病院をつくって県央地域の医療圏を再編成したときにも、三条市や燕市、関係市町村にも、たとえば市の便りや市報などでも、随分説明、報告していただいて、県民、市民の皆さんへの情報提供をしていただいていましたし、あるいはメディアの皆さんのご協力もいただいた部分もありますし、説明会もやっています。そうした様々な手法を使って、一人一人の安心感につながるように働きかけていくということだと思っています。

 

(トキエアについて)

 

Q 読売新聞

 トキエアについてお伺いいたします。現在、県も佐渡空港の整備などをされていらっしゃいますけれども、新年度以降、トキエアに対して何か支援など、そういったことは何かお考えでしょうか。

 

A 知事

 今まで通りです。

 

Q 読売新聞

 支援といいますか、例えば金銭的な・・・。

 

A 知事

 佐渡空港の整備を進めているのも、これもまさに支援といえば支援でありますし、これまでもプロモーションの費用など、随分関係団体と連携して応援してきています。

 

Q 読売新聞

 新年度以降も同様に・・・。

 

A 知事

 そうですね。まず路線、次は関西、神戸を考えているのか、正確に事業計画、これからの段取りは分かりませんけれども、次の就航地に向けて、いろいろな準備を進めていると思いますけれども、とにかくやはり知ってもらうことが必要で、まだまだ認知度は低いと思っていまして、そうした路線のPR、それについてはしっかり引き続き支援していきたいと思います。

 

(JR米坂線について)

 

Q 新潟日報

 公共交通に関して伺いたいのですけれども、知事が先ほど仰ったJR米坂線の復旧なのですけれども、この夏で3年を迎えるということで、知事は差し迫った県政の課題の一つとして先ほど仰いましたけれども、年末には地元団体から要望も受けていらっしゃると思いますが、知事が先ほど仰った、適切に判断していきたいというのは、今年、復旧あるいは運営方針、運営形態について結論を出したいという・・・。

 

A 知事

 いえ、まだいつ判断しますなど、そういったことは言えませんけれども、さすがに3年目を迎えようとしているので、只見線も確か3年と少しかかっていると思うのですけれども、国の支援制度など、様々な状況がまだはっきりしないので、何とも言えないのですけれども、いつまでも置いておけないよねという気持ちはあります。

 

Q 新潟日報

 改めて、望ましい運営形態について・・・。

 

A 知事

 もちろん鉄道として復旧する、JRがこれまで運営してきたものを、災害を奇貨としてやめるということについては、非常に考え直してもらいたいと思うところではありますが、一方で、本当に持続可能な姿、地域の足を将来にわたってどういった形で守っていくのか、地域の足を確保していくのかということについては、やはりいろいろと考えなければならないとは思っています。

 

Q 新潟日報

 第3セクターや上下分離方式、あるいはバス転換というのは・・・。

 

A 知事

 JRから四つの案を示していただいているので、その中で考えることになるのでしょうけれども、いずれにしてもお金もかかる話ですし、一体誰が運営するのかなど、様々課題はたくさんありますので、簡単ではない、容易ではない判断になっていくと思いますけれども、地元の自治体の皆さん、それは山形県側もそうですけれども、しっかり話し合いながら答えを探っていきたいと思います。

 

(高速鉄道ネットワークのあり方検討委員会について)

 

Q 新潟日報

 上越と新潟を結ぶ鉄道アクセスの関係ですけれども、昨年12月に県民説明会といいますか、シンポジウムを長岡で行いまして、かなり多くの方・・・。

 

A 知事

 反響が大きかったようですね。

 

Q 新潟日報

 関心も高いのかなと思ったのですけれども、今年は今年度内に費用対効果の数字も出されるというような計画だったかと思うのですけれども、このアクセス改善の構想について、今年はどのようなステップを踏んでいくといいますか・・・。

 

A 知事

 まずは報告をいただかないと何とも分かりませんが、B/C(ビーバイシー)など、詳細な数字、データが出てくる中で、県民の関心をさらに高めていきたい、議論を深めていきたいと思います。

 

 

 

※文中の( )内については、広報広聴課で加筆したものです。

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