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「雪国リトリート」ブランディング推進事業 過年度のこれまでの取組
R5年度~「雪国リトリート」ブランディング推奨事業のページへ
《関連リンク》
雪国リトリートホームページ(雪国観光圏)<外部リンク>
令和3年10月~11月
雪国観光圏エリアにおける広域連携意見交換会
エリア内市町村、観光協会及び地域振興局が参集し、エリア一体となって本事業に取り組むことについて合意形成を図りました。
また、「雪国リトリート」の可能性や、事業を進めていく上での課題等について意見交換を行いました。
令和3年12月~令和4年1月 雪国リトリート担当者会議
広域連携意見交換会での意見をふまえ、本事業を具体的に進めていくため担当者会議を開催しました。
担当者会議では、「雪国リトリート」の可能性、プログラムの洗い出し、コンセプトブックの作成、雪国リトリートキックオフイベントの開催等について話し合いました。
令和4年3月9日
地域を活用した新しい観光「雪国リトリート」キックオフイベント
令和4年3月9日、『地域資源を活用した新しい観光「雪国リトリート」の可能性』と題して、エリア内の本事業に関心のある方を対象にキックオフイベントを開催しました。
キックオフミーティングの開催(令和3年キックオフミーティングの様子はこちらからご覧いただけます)
令和4年5月25日 ワークショップ~R4 の進め方について~
関係者が「雪国リトリート」への理解を深め、旅行プランを検討するためのワークショップ(年間6回)の進め方についてミーティングを開催しました。
株式会社N37のフジノケンさんをファシリテーターとして、「雪国リトリート」で旅行者がどのように過ごすかを整理した「経験ストーリー」を作り、モニターツアーを実施・検証して今後の滞在型旅行商品造成に繋げていくこととしました。
また、群馬県みなかみ町で、リトリートプログラムを実施されているTomaru(とまる)の柳沼翔子さん、井上昌樹さんから、「リトリート」とは何か、リトリートプログラムで大切にしていること等について、お話を聞かせていただきました。
雪のリトリート ワークショップ
令和4年6月10日 「雪のリトリート」ワークショップ(1)
雪国リトリートの「4つのスタイル」と「基本プログラム」の大切なポイントを改めて確認しました。
また、ターゲットA、ターゲットBを設定し、それぞれにふさわしいプログラムのアイデアを出し合いました。
【4つのスタイル】
雪国リトリート | 内省的な気づきを導く | 外部からの刺激で気付きを得る |
---|---|---|
ウインターシーズン 雪のリトリート |
静のプログラム | 動のプログラム |
グリーンシーズン 緑のリトリート |
静のプログラム | 動のプログラム |
【基本プログラム】
1日目 種まきの時間
- 自分の内面を表現して自分自身への「問い」を見出す
- 「今、ココ」にいることを意識して、ゆっくりと心と身体をなじませる
2日目 身体を動かす
- 雪国ならではの体験や貢献活動を通して思考モードから感覚モードへ移行する
- 子どもの頃の感覚を呼び起こし、無心になって体験することで五感を開く
3日目 ソロタイム
- 安全な場所でひとりだけの時間を作り、自分自身への「問い」や本来の自分について思考する時間
【雪国リトリートが目指す2つのターゲット】
A 首都圏に住む30代~40代女性ひとり旅向け
宿泊料+体験=60,000円程度(2泊3日)
交流と対話を促すグループツアーを想定
B ミレニアム世代の「モダンラグジュアリー層」向けの旅
(アフターコロナのインバウンドも見据えて)
宿泊料+体験=150,000円程度(2泊3日)
プライバシー重視のプライベートツアーを想定
令和4年6月28日 「雪のリトリート」ワークショップ(2)
ワークショップでは、旅行者がどのようなフィールドで、どのような体験をするのが「雪国リトリート」の過ごし方にふさわしいのか、アイデアを出し合い模造紙に書き出しました。
また、ターゲットA・Bそれぞれの価値観、心情、求めているもの、描いている将来像などを想像し、「種まき」「身体を動かす」「ソロタイム」を過ごすことでどのように気持ちが変化するのか話し合いました。
令和4年7月14日 「雪のリトリート」ワークショップ(3)
前回のワークショップをもとに、ターゲットの心情がどのように変化するかを考えながら、より質の高いプランを考えるワークショップを行いました。
また、3回のワークショップで学んだことをもとに、市町村ごとに「雪のリトリート」プランを作成しました。
令和4年10月19日~20日(1泊2日) リトリート体験会
アドバイザー役のTomaru(とまる)の柳沼さんのガイドで、実際のリトリートプログラムをワークショップ参加者で体験しました。
【1日目】
スペースチェック … お互いの紹介や今の気持ちを伝えあう
問いを持つ … 自分の状態に気付き、問いを言語化する
瞑想と呼吸 … 自分の心と身体に意識を向け、「今、ココ」を意識する
林業体験 … 身体を動かして木を伐採することで、森を再生することを体験
焚火 … 1日の振り返りの時間
【2日目】
スペースチェック … 今の気持ちを伝えあう
瞑想と呼吸 … 「今、ココ」を意識する
ソロタイム … 森の中で好きな場所を見つけてひとりの時間を過ごす
焚火 … 2日間の振り返りの時間
<参加者の声>
- リトリートを体験することでワークショップで学んだことの理解が深まり、雪国観光圏エリアの様々な地域資源を活用してリトリートができることがわかった。
- 「今、ココ」を意識することや、問いを持つ目的など、ワークショップで聞いていたことを実際に体験することで理解が深まった。
- 特別な場所でなくてもリトリートができることが分かった。
リトリートの本質を知ることができ、今後のプラン造成に活かせる貴重な体験となりました。
「緑のリトリート」ワークショップ
令和4年11月9日「緑のリトリート」ワークショップ(1)
「雪のリトリート」ワークショップを振り返り「緑のリトリート」における雪国ならではのプログラムについてポイントを共有しました。
あまり陽の当たらない観光資源や観光資源以外のコンテンツも含めて、緑のリトリートとして活用できる地域資源を掘り起こし、アイデアを出し合いました。
令和4年11月24日 「緑のリトリート」ワークショップ(2)
市町村ごとに分かれて、前回のワークショップを参考にしながら各地域にある“できるだけ観光資源でない素材”を活用した旅行プランを造成しました。
また、造成したプランを客観的に評価してブラッシュアップするための「フィードフォワードシート」を使い、自己評価しました。
令和4年12月9日 「緑のリトリート」ワークショップ(3)
前回のワークショップで市町村ごとに造成した旅行プランをフィードフォワードシートをもとにブラッシュアップして発表しました。
発表したプランについて、アドバイザー役のTomaru(とまる) さんから評価していただき、リトリートのポイントについてアドバイスしていただきました。
モニターツアー
これまでのワークショップで検討されたプログラムをもとに、ウインターシーズン向け「雪のリトリート」モニターツアーを企画し、応募された方から2泊3日のリトリートプログラムを体験していただきました。
開催地となった十日町市と津南町では、参加された皆さんから雪国リトリートの本質を理解していただけるよう、事前に何度も関係者が集まり地域全体で準備を進めました。
参加していただいた皆さんからは
- 「自然というすべてを受け入れてもらえる場所で本来の自分をそのまま出すことができた」
- 「自分は本当はどうしたいのか知ることができた」
- 「昔の無邪気な気持ちに戻ることができた」
- 「つい動き続けて目の前のことにとらわれ、自分を見失ってしまうけど、雪の時期の畑のように寝かせる時間、休む時間がとても大切だと気付いた」
など、「雪国のリトリート」体験が自分の心の変化に気付くきっかけとなったようでした。
今回のモニターツアーを通して、受入れ地域としての進め方や課題が明らかになりました。今後は参加者アンケート等も参考にしながら更に磨きをかけたプログラム作りを進めていきます。
令和5年2月12日~14日
「雪のリトリート」モニターツアー in 津南町 ターゲットA
モニターツアーin津南町 行程表 [PDFファイル/465KB]
令和5年2月1日~3日
「雪のリトリート」モニターツアー in 十日町 ターゲットB
モニターツアーin十日町 行程表 [PDFファイル/447KB]
令和5年3月20日
「雪のリトリート」モニターツアー成果報告
2月に実施した「雪のリトリート」モニターツアーについて、十日町市観光協会、津南町観光協会から結果を報告していただき、成果と課題を共有しました。
また、令和5年度は商品化に向けて、次の講習会等に取り組むこととしました。
- 雪国リトリート参画事業者向け講習会
- 参画事業者向けリトリート体験会
- 「緑のリトリート」モニターツアー(湯沢町・魚沼市)
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