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【南魚沼】南魚沼地域の景観に配慮した防護柵の整備に関するマスタープラン

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052341 更新日:2006年7月31日更新

南魚沼地域の景観に配慮した防護柵の整備に関するマスタープラン

 本マスタープランは、「美しい国づくり政策大綱」を契機に国土交通省が策定し、平成16年4月1日から施行された「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」(以下「ガイドライン」という)を受けて、南魚沼地域における道路景観全体の向上を図るための取り組みを定めるものである。

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1.マスタープランの目的と役割

 ガイドラインの策定主旨を踏まえ、道路景観の向上を目指すことを目的に、本来の安全面での機能を確保した上で、防護柵の設置・更新する際の景観への配慮方針を示すものとする。

2.現状と課題

 南魚沼地域は、新潟県の南部に位置し、越後三山、巻機山、谷川岳等の雄大な山々および魚沼丘陵に囲まれ、中央には清流魚野川が流れ、沿うように良質米の山地として知られる田園地帯が広がっている。この雄大な山岳景観、豊かな田園風景はこの地域の特徴であり、豊富な雪と恵まれた自然を生かした観光産業が活発であり、四季を通じて多くの観光客(年間約1,000万人内約8割が県外客(平成15年度))が訪れている。以上のように当地域においては景観が重要な要素を占めているが、道路を構成する各種施設の中には景観的に不具合のあるものや、周囲の景観との調和が図られていないものがある。

美しい山岳景観と田園風景の広がりが道路沿線から眺望できる。
美しい山岳景観と田園風景の広がりが道路沿線から眺望できる。(南魚沼市四十日地内)

防護柵が周辺風景を分断し、景観を阻害している。
防護柵が周辺風景を分断し、景観を阻害している。(南魚沼市柳古新田地内)

色彩の彩度が高く、周辺景観から浮き立った印象となっている。
色彩の彩度が高く、周辺景観から浮き立った印象となっている。(南魚沼市浦佐地内)

周辺景観との調和が図られていない。
周辺景観との調和が図られていない。(湯沢町湯沢地内)

3.景観に関する各種計画について

 南魚沼地域に関係する景観に関する各種計画は以下のものがある。

1)新潟県景観づくり指針

  • 新潟県が平成4年3月に活力と魅力ある県土づくりを目的として制定した。この中で南魚沼圏域は「新潟・長岡・湯沢を結ぶ地域」および「魚沼周辺の山間地域」として県土の景観形成推進地域に含まれている。また、魚野川圏域として景観づくりの基本方針(テーマ:「首都圏からの玄関口にふさわしい自然と調和したリゾート都市の景観づくり」)も示されている。特に色彩の具体的な指針はないが、自然景観を阻害しないよう配慮するとされている。
  • 新潟県景観づくり指針へリンク

2)「マイ・ライフ・リゾート新潟」景観形成指針

 新潟県が平成3年5月に「マイ・ライフ・リゾート新潟」特定地域(当管内では南魚沼市、塩沢町が該当)の地域特性を生かした魅力的な景観形成を図ることを目的として制定した。防護柵等公共物についての具体的な計画色はないが、外観を構成する部分は「けばけばしい色彩を避け、自然と調和した落ち着いたものとする。」とされている。

3)豊かな自然と調和した美しい湯沢町をつくる条例

  • 湯沢町が平成4年9月に制定した。この中で土地利用計画、環境色彩計画が示されている。
  • 土地利用計画 自然環境保全地域、条件付開発地域、景観形成地域と区分されており、景観形成地域は都市的景観地域、河川沿線景観地域、道路沿線景観地域に分かれている。
  • 環境色彩計画 建物の壁、屋根、広告物など、使用する対象によって計画色の範囲が分かれている。防護柵等公共物についての具体的な計画色はないが、近いものと思われる「ストリートファニチャー」は自然景観の中景から遠景における色彩の範囲としている。また、落ち着いた景観構成に適さない色彩は全面的に禁止している。
  • 豊かな自然と調和した美しい湯沢町をつくる条例へリンク<外部リンク>

4)防護柵マスタープラン案(北陸地方整備局版)

 平成16年度に国管理道路における景観に配慮した防護柵のマスタープランを策定しており、南魚沼地域においては全てダークブラウンとすることを基本としている。

4.基本方針

 防護柵を設置・更新する際は、必要最小限の範囲で設置することとし、豪雪地であるということを含め、安全面での機能を確保した上で、恵まれた四季折々の自然を生かした観光地としての特性に配慮し、周辺景観との融和を図るとともに訪れる人々や地域住民が直接触れる機会が多い箇所については特に人との親和性(※1)に配慮することとする。

※1「親和性」 親しみ結びつきやすい性質(広辞苑第5版より)本プランでは、人に対して身体的、心理的に危険や不快感を感じさせず、身体感覚的に受け入れやすい性質と捉える。

5.景観の類型化へ進む

このページに関するお問い合わせは

南魚沼地域振興局地域整備部 計画調整課
住所: 949-6680 南魚沼市六日町960
電話: 025-772-3975
ファクシミリ: 025-772-2618
電子メール: ngt111650@pref.niigata.lg.jp
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