本文
砂防事業の概要
地域の人命や財産を土石流、地すべり、がけ崩れなどの土砂災害から守るため、施設の整備を進めるとともに、自然環境の保全に配慮した整備を行っています。
そのほか、土砂災害のおそれのある区域(土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域)の指定を行い、市町村との連携を図りながらその区域内の危険の周知、警戒避難体制の整備等のソフト対策も併せて進めていきます。
向川砂防ダム(村上市雷地内)
向川は二級河川大川の支川で、流域面積8.6km2,流路延長4.2kmの土石流危険渓流です。この流域の上流部では、土石流発生の危険性が高いことから、砂防ダム建設による土石流対策を進めています。
この砂防ダムの整備によって、下流の集落や道路、耕作地等への土石流による被害軽減を図ります。
山田地区地すべり対策事業(村上市山田地内)
本地区は、平成6年から平成13年にかけて対策事業を実施・概成した箇所ですが、平成29年の豪雨により、未対策ブロックにおいて地すべりが発生しています。地区内には、崩壊した箇所の他にも未対策のブロックが複数あり、近年多発するゲリラ豪雨や融雪を誘因とした地すべりが再度発生するおそれが非常に高いです。
このため、早期に地すべり災害に対する抜本的な対策を実施し、民生の安定を図ります。
土砂災害警戒区域等の指定状況及び基礎調査結果の公表状況
新潟県では、土砂災害防止法に基づき土砂災害のおそれのある区域の調査(基礎調査)を進め、土砂災害警戒区域等の指定を行っています。詳しくは、下記をご覧ください。
土砂災害警戒区域一覧(村上版)<外部リンク>