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23 雙善寺
概要・良寛とのゆかり
良寛の詩を高く評価した大忍魯仙が出家した曹洞宗の寺。大忍の死を悼んで詠んだ良寛の詩碑がある。
大忍は、出雲崎町尼瀬に生まれ、7歳の時に出雲崎町川西にある曹洞宗の雙善寺で剃髪した学僧。
宇治の興聖寺で修行し、埼玉県深谷市の慶福寺の住職を務めた。25歳の時に京都で自詠の詩集「無礙集」を発刊。
その中で良寛の詩を讃えているが、良寛が54歳の時に、31歳の若さで亡くなる。それを知った良寛は大忍の死を悼んで詩を詠んだ。
全景写真
詩歌碑・像
良寛詩碑:平成14年11月、出雲崎町良寛敬慕会・雙善寺信徒一同・出雲崎町により建立
良寛の漢詩は、平仄や押韻の規則にこだわっていないこと(格調漫)を、人が非難するが、大忍は、良寛の詩は心が詠まれていると言って弁護した。