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BSNラジオ「マエカブナカシズカ」で ロケ地となった長岡市与板から長岡ロケなびの齋藤文雄さんをリポーターが紹介しました。
番組名:マエカブナカシズカ
日時等:令和4(2022)年6月17日(金)15:30~約6分
パーソナリティ:中静 祐介、パートナー:山田彩乃、リポーター:船尾 佳代
(中静 祐介)
幕末の長岡藩家老 河井継之助が主人公の映画「峠 最後のサムライ」が今日6月17日に全国で公開されるのを記念しまして、関連する施設、そしてゆかりの地をご紹介するBSNラジオスペシャルウィークをお届けしております。
今日は、長岡市からレポーターのキューティーハニーこと、船尾佳代さんに伝えてもらいたいと思います。ふなかよさーん!
(船尾 佳代 リポーター)
はーい、中静さーん、彩乃ちゃーん、お久しぶりですね。(おひさしぶりですー)もう3年4年5年ぐらい会ってない?お久しぶりですが、今日よろしくお願いします。
今日はですね、長岡市与板地区にお邪魔しています。今、長岡ですね気温が26度。青空が広がっていまして夏日ですね。私、今日はですねブラウスが五分丈で肘ぐらいの丈なんですけれども、ちょっと汗ばみます、暑い。夏ですわ。(中静 祐介:三分丈にしてあげたい。)あとで切っておきます。
それでですね、こちらが映画峠とどのような関係があるのか。詳しいお話を長岡ロケなびの齋藤文雄さんにお伺いします。齋藤さんよろしくお願いします。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
よろしくお願いします。私は「峠 最後のサムライ」の撮影当時、長岡フィルムコミッションコーディネーターをやっていました。現在は退職しまして、ロケなびの会員ですけれども、当時の担当者ということでやって参りました。
(船尾 佳代 リポーター)
齋藤さん、長岡ロケなびというのはどういった団体なんですか。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
はい、長岡にロケを誘致したいという組織です。長岡観光コンベンション協会、長岡観光企画課、市民と協働で運営を行っています。
(船尾 佳代 リポーター)
具体的には、どんな活動をされているんでしょうか。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
そうですね、主な活動は依頼者の撮影場所を探すことから始まります。まず写真を撮って送り、それをもとにロケハンを行います。
(船尾 佳代 リポーター)
あと、宿泊を斡旋したりとか、お弁当の購入先とか、そんなところも紹介したりするんですよね。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
そうですね、(ロケが)決まるとそういうことになりますね。
(船尾 佳代 リポーター)
いろんなことをされているんですけれども、齋藤さんはこれまで具体的にどんな作品に携わってこられたんですか。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
そうですね、「64(ロクヨン)」だとか、ハリウッド映画とかが、結構長岡に来ております。「ビリギャル」では、長岡大学に主人公の有村架純さんがマイクロバスで到着するシーンがあるんですけれども、雪が必要だったんですけれども、ほとんど現地に雪はありませんので、急遽トラックで、また除雪機を手配しまして、一晩で雪を敷き詰めたと、そんなことをやるのが仕事です。
(船尾 佳代 リポーター)
本当に何が起こるかよく分からない世界ですよねー。臨機応変な対応が求められるということですが、映画峠でも新潟県内で様々なロケが行われたと思いますが、今私たちがいるこの場所もそのひとつですね。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
はい、この場所は長岡市の与板地区、信濃川に架かる与板橋の少し下流、左岸の西側です。映画峠では長岡藩の射撃訓練をする場所、調練場として作りました。フランス式の訓練をしたり、西軍が奇襲攻撃で上陸してくるシーンなどを撮影しました。300人ほどのエキストラさんに出ていただきましたけれども、2日間に渡る練習をしていただきました。
(船尾 佳代 リポーター)
今、こちらの場所ですね、実はもう畑なんですよね。いろんな野菜などが植えられているんですけれども、ここで大きなセットが組まれていたわけですねー。今もこうやって畑で野菜が植えられているので、映画で拝見すると更地になっていて、とてもとてもあまり想像ができないんですけれども、結構大変だったんじゃないですか、更地にするのも。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
そうですね。大型重機とか、グレーダーを持ってきまして、数日間かかって本当に整地して作っておりました。
(船尾 佳代 リポーター)
この場所を撮影場所にというのも、齋藤さんの経験があってなんだなーというふうに感じます。齋藤さんは、映画の撮影当時いろいろサポートされたんですか。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
そうですね、最初は2018年に松竹さんの方から電話がありまして、調査してくれと。兵学所はどんなもんだと、城下の様子とか、町口御門はどんな風になってるとか、そういったことから始まりまして、今度は峠の舞台となったお寺とか川とか、そのへんをロケハンしました。
こちらの方から候補地としてあげても、ちょっと江戸時代に見えないとか、雰囲気が違うとか言われまして、結構難しいものがありましたね。本当に4月から11月の撮影終了間際まで、ずっとロケハンしていました。
(船尾 佳代 リポーター)
この与板橋下流での何かエピソードとかあったら教えてください。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
そうですね、ここで本来撮影する前に本当は4月に妙見堰の少し下流で、ここの上陸場を設定しました。ところが、6月に行ったら水がなくてできず。いろいろ探した結果、ここがいいと。ここは水が数十年あがったことがないところなんだそうです。で、ここでやろうと思ったんですけれども、大根がたくさん植えてありまして、大根農家さんにお願いしまして、(だいこんを)抜いて、そしてこの現地が出来ました。
でも、翌年実は、10月に台風19号が来まして、長野で新幹線が水没したことがありますけれども、その時はさすがにここも水に浸かりました。一年遅れたらとっても大変だったなぁという思いです。
(船尾 佳代 リポーター)
いろんな苦労があったなぁと思うんですが、他にもロケ地を紹介していただけますか。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
まずは長谷川邸です。長岡駅から車で約30分、(旧)越路町にあるんですけれども。家は300年ぐらい前に再建された県内最古の豪農の館といわれています。継之助さんが負傷して、治療されたという長岡の四郎丸の昌福寺という設定になっています。他には県内にはない大きな土間が選定の理由となりました。
(船尾 佳代 リポーター)
いやー、長谷川邸も行ってみたくなりますねー。他にはありますか。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
そうですね、八方台を榎峠に見立てて撮影を行いました。旧八方台休暇センターの前が崖になっているんです。そこのパイプ柵を一時的に外させてもらい、五間梯子、長岡藩の藩旗ですね、それが翻るんですよ。崖下の柳市池という池があるんですけれど、そこからカメラで撮影し、榎峠奪還のシーンとなります。
(船尾 佳代 リポーター)
いろいろ今ね、齋藤さんからロケ地を紹介していただきましたが、映画のロケ地を回ることを楽しみにしている方がたくさんいらっしゃると思います。峠のロケ地を巡りたいという方におすすめのマップはありますか。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
はいあります。新潟県フィルムコミッション協議会のホームページにデジタルパンフレットの「新潟県ロケ地ガイド」がアップされました。是非ご覧ください。
↓ ↓ ↓
【デジタルパンフレット】映画「峠 最後のサムライ」新潟県ロケ地ガイド完成しました!
https://niigata-kankou.or.jp/location/news/230<外部リンク>
(船尾 佳代 リポーター)
それでは時間になってまいりましたので、最後に齋藤さんからラジオをお聴きの皆さんに一言メッセージをお願いします。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
はい。この映画は、役所さんのセリフ、言葉をよく聞いていただきたいと思います。河井継之助が最後のサムライとしてどのように生きたかを見てください。どうぞ映画館に足を運んでください。そして、ロケ地めぐりにもおいでください。ロケ地めぐりに合わせて、長岡地域のおいしいものを食べたり、観光されたりしていただきたいと思っております。皆様のお越しをお待ちしております。
(船尾 佳代 リポーター)
齋藤さん、どうもありがとうございました。
(齋藤 文雄 長岡ロケなび)
ありがとうございました。失礼いたします。
(船尾 佳代 リポーター)
長岡市与板地区のロケ地からお伝えしました。以上中継でした。
(中静 祐介)
はい、フナカヨさんありがとうございました。
これはあれですね、やっぱり映画を見てからロケ地巡りした方がいいだろうな。
(山田 彩乃)
楽しいでしょうね。あの場面で出てきたここ。
(中静 祐介)
あそこのシーンここなの、という。今も結構、裏話がありましたけれども。是非皆様今日から「峠 最後のサムライ」長岡市の映画館T・ジョイ長岡ほか全国で公開されております。是非行ってみてはいかがでしょうか。以上、峠スペシャルウィークのコーナーでした!
リポーターの日記もご覧ください。
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<スナッピー日記>映画「峠 最後のサムライ」ロケ地 長岡市与板地区 投稿者:船尾 佳代
https://www.ohbsn.com/radio/programs/snp/2022/06/033593.php<外部リンク>