本文
上越地域
上越地域の農業の概要
上越地域は、関川流域の広大な高田平野を中心に、東・西側は山間地が、南側に妙高山を主体とする火山灰土の高原が広がるなど、多様な地帯で水田を中心とした農業が行われています。管内の経営耕地規模10ha以上の経営体数は県全体の16.6%、特に100ha以上の経営体数は33.3%を占め、県内でも経営体の規模拡大が進んだ地域となっています。
項目 | 平成22年 | 平成27年 |
---|---|---|
農業経営体数 [単位:経営体] |
7,237 |
5,638 |
経営耕地面積 [単位:a] |
1,687,113 | 1,641,329 |
資料:農林業センサス
注:1a(アール)=100m2(平方メートル)
主な農産物
えだまめ
旬な時期:7月下旬から8月
主な産地:上越市(旧上越市、柿崎区、頸城区、三和区、清里区、板倉区等)
上越地域のえだまめは、園芸作物の中で最も大規模に栽培されている品目です。生産地は、旧上越市、柿崎区、頸城区、三和区、清里区、板倉区と平場が中心です。早生品種と茶豆が中心で、収穫時期は7月下旬から8月までです。主な出荷先は首都圏です。
できるだけたくさんの皆様においしいえだまめをお届けできるよう、品質向上と生産量の確保に取り組んでいます。
ブロッコリー
旬な時期:10月から11月
主な産地:上越市(柿崎区・大潟区・吉川区・頸城区・旧上越市)
水田を利用した、えだまめ栽培の後作として、年々栽培面積が増えています。
メインの出荷時期は10月~11月で、生協や市場などに出荷されています。また一部は雪室や雪下で貯蔵することで甘みが増し、直売所での人気商品となっています。
キャベツ
旬な時期:10月から12月
主な産地:上越市(旧上越市)
キャベツは、主に上越市で栽培されています。生食用の他、加工業務用キャベツの栽培にも取り組んでいます。収穫時期は、主に10月から12月です。
トマト
旬な時期:6月から8月中旬
主な産地:上越市(旧上越市)、妙高市(旧妙高村)
上越地域のトマトは、直江津地区のハウス冬春トマトと妙高市大洞原地区の夏秋トマトがあります。直江津地区は県内でも有数の歴史ある産地で、一部でトマトの生育に合わせた養液土耕栽培により質のよいトマトが生産されています。大洞原では冷涼な気候を利用した食味のよいトマトが生産されています。どちらも品種は桃太郎系が多く、品質には自信を持っています。
アスパラ菜
旬な時期:12月から3月
主な産地:上越市全域、妙高市(旧妙高村)
アスパラ菜は、主に上越市、妙高市で栽培されています。アスパラ菜はとう菜の一種で、アスパラガスに似た風味と食感が特徴です。収穫時期は、主に12月から3月です。
越後姫(えちごひめ)
旬な時期:12月下旬から翌年6月
主な産地:上越市(柿崎区・大潟区・旧上越市)
甘くてみずみずしい越後姫は、冬期間暖房されたハウスの中で、12月下旬から6月頃まで収穫されています。主に地元直売所や観光農園などで販売され、冬から春にかけての人気商品となっています。中心を担う若手農業者達は、消費者の皆さんの笑顔のため、減化学農薬栽培や、地元飲食店などとのコラボ・新商品づくりなどに積極的に取り組んでいます。
加工用ぶどう
旬な時期:10月(ワインは通年)
主な産地:上越市(旧上越市、三和区)、妙高市(旧妙高村)
上越市には、創業120年を超える老舗ワイナリーがあり、その原料として加工用ぶどうが栽培されています。特に栽培面積が多いのが、上越市原産のマスカット・ベーリーAで、酸味・渋みが弱く糖度が高いのが特徴で、生食用にも栽培されています。
リンドウ
旬な時期:7月中旬からお盆
主な産地:妙高市(旧妙高村、妙高高原町)
妙高市と連携して平成30年からリンドウの産地育成を推進しています。お盆を中心に、近くの農産物直売所で販売しています。今後は、市場への出荷にも力を入れ、産地とし充実できるよう取り組んでいきます。
くびき和牛
主な産地:上越市(名立区、頸城区、浦川原区)
上越地域では、約280頭の黒毛和種の肥育牛が飼育されており、年間約140頭出荷しています。牛肉は地域の食肉流通業者等と連携しながら販売促進を推進しています。また、生産者は飼養管理技術や牛の遺伝情報等を研究・活用しながら、高品質な牛肉の生産を図っています。今後は、生産頭数の確保と肉質の向上に力を入れ、地域ブランドの産地として充実できるよう取り組んでいきます。
直売所等情報
上越野菜、雪室雪下野菜について知りたい方は下記をクリック
・上越野菜<外部リンク>
・雪室雪下野菜<外部リンク>
上越地域のグリーン・ツーリズム情報を知りたい方はこちらをクリック
上越地域の農業情報
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)