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農林水産業DX・スマート農林水産業の推進に関する新潟県の取組

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0442348 更新日:2024年9月2日更新

 新潟県では、農林漁業者の高齢化や労働力不足など、生産現場の様々な課題に対応し、将来にわたって食料を安定的に供給していくとともに、付加価値の高い持続可能な農林水産業の実現に向け、ICTやロボット技術などを活用するスマート農林水産業技術の現場実装や、農林水産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。

スマート農林水産業・農林水産業DX推進の取組

スマート農林水産業プラットフォーム

  スマート農林水産業の生産現場への導入を推進するとともに、関連ビジネスへの県内企業等の参画を促進することにより、本県産業の振興にもつなげるため、県内産業界、大学、金融機関、農林水産業界等で「スマート農林水産業プラットフォーム」を構成し、全県的に連携を図りながら取組を進めています。

スマート農林水産業ビジネス連携促進プラットフォーム会議の様子

【スマート農林水産業ビジネス連携促進プラットフォーム会議(令和2年8月5日)】

 

農林水産業現場ニーズと企業シーズのマッチング

 スマート農林水産業の社会実装を進めるため、農林水産業の現場ニーズと、県内企業等との技術シーズのマッチングに取り組んでいます。

マッチングの流れを説明する図

【農林水産業関係者の方へ】農林水産業現場ニーズの募集

 県内農林水産業関係者の皆様から、

  • いま使っているツールで、改善したい部分・アイディアがある!
  • 生産性向上のために、こんなツールが欲しいのに、市販品がない!

 など、ICT等の活用により課題解決を期待する現場ニーズを募集しています。

現場ニーズの提案はこちらから受け付けています

 ※既に提案したニーズを取り下げたい場合は、上記リンク先に記載の連絡先に、その旨をご連絡ください

  • 【提案受付期間:随時】

【企業等の方へ】「現場ニーズ」の企業への情報提供

 県内の農林水産業に関係する皆様からいただいた、ICT等の活用によるスマート技術で課題解決を期待する「現場ニーズ」の情報を県内企業等の皆様にご活用いただきたく、情報提供を希望する企業を募集しています。

情報提供の申込みはこちらから受け付けています

 ※現在提出されている現場ニーズの一覧とマッチングの状況も上記リンク先からご確認いただけます

  • 【募集期間:随時】
  • 【情報提供にかかる費用:無償】

 

スマート農業実証プロジェクト等の取組

 スマート農業実証プロジェクトは、スマート農業技術を実際に生産現場に導入し、技術実証を行うとともに、技術の導入による経営への効果を明らかにすることを目的に行われている国のプロジェクトです。

新潟県内におけるスマート農業実証プロジェクトの取組状況

年度 分野 市町村 実証課題名
R元 水田作 新潟市 大規模水田輪作(水稲・大豆)における園芸作物(枝豆)導入に向けたスマート農業一貫体系の実証<外部リンク>
R元 水田作 新潟市 農業データの一元管理によるスマート農業体系の実証<外部リンク>
R元 水田作 上越市 ほ場の超大区画化に併せた次世代型大規模水田経営における用途別多品種米低コスト・高品質型スマート農業一貫体系の実証<外部リンク>
R2 水田作 十日町市 棚田地域の多様な条件不利圃場におけるスマート農業技術を活用した持続可能な営農技術体系の実証<外部リンク>
R2 露地野菜 津南町 豪雪地域の露地野菜産地におけるスマート農業導入による省力化・生産性向上の実証
R2 果樹 佐渡市 佐渡島特産「おけさ柿」大規模経営へのスマート農業技術体系の導入実証
R2 畜産 新発田市 IoT データ活用を通じた持続可能な養豚繁殖モデルの実証<外部リンク>
R3 施設園芸 新潟市 省人化テクノロジーと最適な運用方法実証PRJ<外部リンク>
R4 水田作 佐渡市 棚田水稲における先端的畦畔草刈機、水田除草ロボおよび遠隔水管理技術による減農薬・無農薬一貫農業体系実証<外部リンク>

ITを活用した経営課題解決支援

 普及指導員※1がITコーディネータ※2とともに、農業法人の経営課題の抽出と、ITを用いた解決手法の提案及び導入・解決に向けた取組を支援します。

普及指導員とITコーディネータによる農業法人支援の様子 普及指導員とITコーディネータによる農業法人支援の様子

【普及指導員とITコーディネータによる農業法人のIT活用支援】

※1 普及指導員:農業者に直接接して、農業技術指導、経営相談対応、農業に関する情報提供等を行い、農業者の技術・経営向上のための支援を専門とする国家資格をもった県の職員

※2 ITコーディネータ:経済産業省が推進するITコーディネータ資格の認定を受け、経営に役立つIT利活用に向け、経営者の立場に立った助言・支援を行い、IT経営を実現する人材

スマート農林水産業の取組に関する支援・相談

スマート農林水産業の取組に関する相談窓口一覧
窓口 対応内容 連絡先
農業総務課政策室 新潟県のスマート農林水産業・農林水産業DXの推進に関する内容 025-280-5288
経営普及課 スマート農業技術に関する内容 025-280-5299
県内各農業普及指導センター 各地域におけるスマート農業の取組に関する内容(技術、経営効果、補助金等) 左記「窓口」のリンク先からご確認ください
林政課 スマート林業に関する内容 025-280-5322
水産課 スマート水産業に関する内容 025-280-5311

【参考】国の政策等

イベント等の情報

令和5年度スマート農林水産業ビジネスフォーラムを開催しました(令和6年1月26日)

 さらなる農業DXの波及のため、これまで県内で取り組まれたスマート技術の開発や導入のプロセス・成果等の振り返り及び共有を図るフォーラムを開催しました。

【取組紹介】定点カメラ画像による水稲の生育モニタリング・情報共有システム「スマート栽培歴」の開発について

      ベジタリア株式会社 代表取締役 小池聡氏

【参考】新潟県内のスマート農業導入事例について [PDFファイル/24.02MB] 

令和4年度スマート農林水産業ビジネスフォーラムを開催しました(令和5年2月21日)

 産地や地域が一体となったDXの取組を推進するため、他県の先行事例の紹介や、意見交換を行うフォーラムを開催しました。

【講演】山形県におけるスマート技術の開発・導入による産地の課題解決の取組について

    ビジネスソリューションパートナーズ合同会社 代表社員 佐々木剛氏

農林水産省主催「新潟県×農業支援サービス」イベントで新潟県の取組を紹介しました(令和4年2月8日)

オンラインでの基調講演(県庁会場)の様子(写真は新潟県庁会場でのオンライン基調講演の様子)

 農業者による作業・経営をサポートする多様な農業支援サービスの普及に向け、農林水産省主催「新潟県×農業支援サービス」イベントがオンライン形式で開催されました。
 基調講演として、農林水産部技監から新潟県のスマート農業及び農業DX推進の取組について説明したほか、県内外の様々な事業者からスマート農業関連ビジネス・サービスの紹介がありました。

  イベントの詳細は、農業支援サービスイベントホームページ<外部リンク>をご覧ください。

 【参考】基調講演資料「スマート農業・農業DXの推進に係る新潟県の取組」 [PDFファイル/998KB]

令和3年度スマート農林水産業ビジネス研修会兼マッチングイベントを開催しました(令和3年8月3日)

マッチングイベントの様子

 会場・オンラインあわせて約150名が参加し、inaho株式会社のRaaS(Robot as a Service)ビジネスモデルの紹介や、県内農林水産業関係者のニーズプレゼンテーションを行いました。

 プレゼンテーションは、新潟食料農業大学の伊藤教授と、新潟工科大学の佐藤教授から、各ニーズに対し、今後のマッチングへの展望などについてコメントをいただきました。

令和2年度 スマート農林水産業オンライン研修会を開催しました(令和3年2月8日)

スマート農林水産業オンライン研修会の様子(写真は新潟県庁会場の様子)

 スマート農業分野での農工連携について、株式会社エムスクエア・ラボ代表取締役の加藤様より、成功のポイントのご講演や、県内事例として、鹿島建設(株)、(株)千手・(株)フジミック新潟、(株)メビウスの各社より取組についてご紹介いただき、約120名が参加しました。

 

令和2年度 スマート農林水産業ビジネス研修会兼マッチングイベントを開催しました(令和2年8月27日)

マッチングイベントの写真 

 企業のスマート農林水産業ビジネスへの参画促進を図る機会として開催し、会場・オンラインあわせて約140名の方が参加しました。

  (株)オプティムのスマート農業による高付加価値創出ビジネス事例の紹介や、県内の農林水産業関係者から、直接ニーズのプレゼンテーションを行っていただきました。

 

令和2年度 スマート農林水産業ビジネス連携促進プラットフォーム会議を開催しました(令和2年8月5日)

令和2年度スマート農林水産業プラットフォーム会議写真 

 スマート農林水産業の取組における産(農商工)学官金の連携に向け、各業界で意見交換と認識共有を図る機会として開催し、花角知事や農林漁業・県内企業及び大学等の関係者が参加しました。

 株式会社ふるさと未来(上越市)と上越ICT事業協同組合の連携による営農支援システムや自動給水栓の開発の取組事例紹介から、関係者で施策研究や意見交換を行いました。

 

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