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蚊の発生を予防しましょう
蚊を増やさない・蚊に刺されない
平成26年、海外渡航歴がないにもかかわらず、国内におけるデング熱の患者の発生が確認されました。蚊が媒介する感染症はデング熱以外にも、中南米を中心に多数の感染が報告されているジカウイルス感染症等があります。
近年、輸送手段の発達等により、感染症流行地域から感染した人や、物資等にまぎれて病原体を持った蚊の侵入により、感染症の集団感染が発生することが懸念されます。また、地球温暖化等の影響により、感染症を媒介する蚊の生息域が拡大しています。
蚊の種類にもよりますが、5月から10月にかけて蚊の活動が見られます。
蚊が媒介する感染症をまん延させないためにも、県民のみなさん一人ひとりが日頃から蚊の対策をこころがけてください。
「蚊の用心ひと刺し用心」リーフレットはこちら(PDF形式 363キロバイト)
蚊の生態
蚊は卵を水際に産み、1週間弱で幼虫(ボウフラ)になります。その後、水中で生息した後、成虫になります。
幼虫対策
蚊の防除は、水中に生息するボウフラを退治することが最も有効です(幼虫対策)。
発生源に対し、場所に応じた対応策をとることが、蚊の発生防止につながります。
蚊の発生しやすい場所の例と対処方法は次のとおりです。
「ヒトスジシマカの発生源を叩け!」リーフレットはこちら(PDF形式 462キロバイト)
発生しやすい場所 | 対処方法 |
---|---|
植木鉢の受け皿、散水用の汲み置き水 |
使用していない受け皿は裏返す 通常使用している受け皿も1週間に1回、清掃して水を替える |
バケツ、じょうろ | 水が溜まらないように裏返す |
古タイヤ、空き缶・ビン・ペットボトル |
放置せず、処理する 雨のあたらない場所に置く |
詰まった雨どい、側溝 | 詰まったゴミなどを取り除く |
排水マス・雨水マス |
定期的に点検し、清掃する ボウフラ用殺虫剤を投入する |
池 | 魚を飼育する(ボウフラが餌になる) |
成虫対策
- 蚊の侵入場所に防虫網・網戸を設置し、屋内への侵入を防ぐ。
- 草むら等を定期的に整備し、風通しをよくする。
- 蚊取り線香等の殺虫剤を使用する。
蚊に刺されないために
- 蚊の多い場所に行く際は、長袖・長ズボンを着用し、裸足でのサンダル履きを避けるなど肌の露出を少なくする。
- 必要に応じて、忌避剤(虫よけ剤)を使用する。
【参考】
- ねずみ、衛生害虫について知ろう
- 蚊媒介感染症に注意しましょう(新潟県感染症対策・薬務課)
- 蚊の発生防止対策パンフレット等(東京都福祉保健局)<外部リンク>
- 具体的な蚊の駆除業者の紹介((一社)新潟県ペストコントロール協会)<外部リンク>
【その他】
蚊に関するお問い合わせ等については、お住まいの市町村のねずみ衛生害虫担当課、または最寄りの地域振興局健康福祉(環境)部(保健所)までご相談ください。
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