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「小規模地熱発電(バイナリー方式)導入の可能性調査」の報告書がまとまりました
本県では、全国で3番目に多い温泉資源を活用した「バイナリー地熱発電の導入可能性調査」を実施してきたところですが、この度、報告書としてまとまりましたので、公表します。
1 平成21年新潟県地域新エネルギービジョン報告書のポイント
(1)バイナリー地熱発電とは
80~150℃の蒸気や熱水を熱源に、アンモニアなどの低沸点の媒体を加熱・蒸発させ、この蒸気でタービンを回し発電する方式です。通常の蒸気発電に使われる地熱より低い温度、または小規模な蒸気・熱水が利用可能で、温泉に適用できる可能性があります。
バイナリー発電は、既存の温泉井を利用して発電を行うことから、温泉の枯 渇に結びつく懸念がありません。また、多数の高温温泉では、温泉成分を薄めないまま、浴用温度まで下げることに苦慮しているが、バイナリー発電により浴用利用できない50℃以上の温度差エネルギーの有効活用が可能です。50KWのバイナリー発電により、年間150~190トン程度の二酸化炭素の削減が見込まれています。
(2)実現可能性について
県内150地域を調査したところ、バイナリー地熱発電において採算ラインとされている50KW以上の発電が期待できる地域は4地域です。
(3)今後の取組について
温泉地を有する市町村等に広く調査報告書の内容について情報提供するとともに、導入を働きかけていきます。
(4)報告書のポイント
2 平成21年新潟県地域新エネルギービジョン報告書
- 表紙_はじめに[PDFファイル/105KB]
- 目次[PDFファイル/124KB]
- 調査の目的と背景[PDFファイル/471KB]
- 現状[PDFファイル/653KB]
- 県内主要温泉の状況[PDFファイル/353KB]
- 関係法制度の状況[PDFファイル/226KB]
- 導入の実効性[PDFファイル/184KB]
- 経済性の検討[PDFファイル/261KB]
- 導入の可能性(松之山温泉)[PDFファイル/1.02MB]
- 導入の可能性(瀬波温泉)[PDFファイル/867KB]
- 導入の可能性(村松浜温泉)[PDFファイル/393KB]
- 導入の可能性(糸魚川温泉)[PDFファイル/629KB]
- 導入への推進方策[PDFファイル/130KB]
- 補助制度[PDFファイル/174KB]
- 参考文献[PDFファイル/84KB]
- 資料-1 バイナリー地熱発電導入可能性調査検討委員会設置要綱[PDFファイル/113KB]
- 資料-2 委員会名簿[PDFファイル/104KB]
- 資料-3 委員会開催状況[PDFファイル/82KB]
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