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【十日町】ノロウイルスの予防について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0060681 更新日:2024年11月15日更新

 食べ過ぎでもないのに、突然吐いてしまう家族が出たら要注意。

1 ノロウイルスって知っていますか?

  • ノロウイルスの画像「今年の風邪はお腹にくるの、下痢に嘔吐で大変よ!」それがノロウイルスです。食べ過ぎでもないのに、突然吐いてしまう家族が出たら十二分に注意してください。
  • ノロウイルスは、便や吐物に大量に混じっていて、感染力も強い(わずか100個程度の摂取で発症することあり。)ので、油断すると家族全員が感染してしまいます。
    ※人により異なりますが、下痢等の症状がなくなっても通常では1週間程度、長いときには回復後1か月程度ウイルスの排泄が続くことがあります。
    ※おう吐物1ミリリットルから約1億個のウイルスが検出されることもあります。
  • 感染しても、普通は2、3日で回復します。ただし、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐いたものを誤って気道に詰まらせ、窒息による死亡につながることがあります。
  • 流行のピークは冬ですが、一年を通じて気をつけましょう。

 新潟県では11月から翌年3月までの5ヶ月間「ノロウイルス食中毒予防強化期間」です!

令和6年度ノロウイルス情報(新潟県発行) [PDFファイル/1.2MB]

2 ノロウイルスから家族を守ろう!

ノロウイルスから家族を守ろうの画像

・予防のためには「手洗い」「うがい」をキチンとする習慣をつけましょう。

・吐いた物を処理するための道具を用意しておきましょう。
  (1)ペーパータオル(新聞紙でも可)
  (2)ポリ袋
  (3)次亜塩素酸系消毒液(市販の「塩素系漂白剤」等)
  (4)使い捨て手袋・マスク

3 もし吐いたら

  • まずは、吐いたものをペーパータオル(新聞紙)等で覆いましょう。(吐いたものが広い範囲に飛び散ることを防ぎます。)
    吐いたものを覆ったら、部屋の窓やドアを空け、「換気」をしましょう。
  • 処理する人を決め、それ以外の人はできるだけその場(部屋)から離れるようにしましょう。
    処理する人は、「使い捨てマスク」「手袋」をして、処理の準備をします。

   →吐いたもの(汚物)は『触らない!』『吸い込まない!』

(1)患者さんへの対応

  1. 吐くのがおさまるまで、その場で落ち着かせる。
    落ち着いたら、身体の汚れを拭き取り、汚れた服を着替えさせる。
  2. うがいなどで口の中の汚れを取り除き、水分を補給して休ませましょう。
    落ち着いたら医療機関を受診しましょう。(夜間の場合、状態が落ち着いていれば翌朝。)

(2)おう吐物の処理方法

準備

  1. 処理をする人は、「使い捨て手袋」「マスク」「エプロン」を着用し、処理をする準備をします。
  2. 消毒液を作ります。
    • 必要なもの
      水・消毒薬(塩素系消毒剤:ハイター・ブリーチ等)・500mlペットボトル
    • 作り方
      • ア 「500mlペットボトル」の半分くらいに「水」をいれます。
      • イ 次に「消毒薬」をペットボトルキャップ2杯を入れます。
      • ウ さらに水を加え、500mlにし、キャップをしてよく混ぜます。

処理手順

  1. まずはおう吐物を取り除きます。
    すでに覆ってあるペーパータオル(新聞紙等)とともに汚物を集め、ポリ袋に入れ密封し、廃棄します。
    ((注意))おう吐物は“外側”から“中心”に向かって静かに拭き取りましょう。
  2. おう吐物の付着していた床及びその周辺(約2メートル四方)を消毒液を浸したペーパータオルなどで覆い、10分後にペーパータオル(新聞紙等)を取り除き、水拭きします。
  3. 使用したペーパータオル(新聞紙等)と使い捨て手袋、マスクをポリ袋に入れ密封し、廃棄します。
  4. 処理をした人は、石けんと流水で十分に手を洗い、うがいをします。

汚れた衣類の処理方法

 おう吐物が付着し(あるいは付着した可能性のある)、汚れた衣類はビニール袋に入れ密封し、周囲に感染を広げないように、洗濯の可能な場所まで持ち運びましょう。
 洗う際には

  1. 汚れを落とす。
  2. 消毒液に浸す。(おう吐物を処理する際に使用したものを同じです)
  3. 10分後に引き上げ、他の洗濯物を分けて、通常どおりの洗濯をしましょう。

 消毒薬に浸けることで、色落ちする場合があります。


 「ノロウイルス」等感染性胃腸炎の原因となるウイルスは、高濃度の次亜塩素酸系消毒液(塩素系漂白剤等)でないと死滅しません。

 使用する際には、「使用上の注意」をよく読みましょう。
  →衣類用の漂白剤やアルコール消毒薬等は効果がありません。

(3)処理後の作業:清掃等

 汚染されたおそれのある場所を、消毒薬に浸けた雑巾(ペーパータオル等も可)で拭き取り、10分後に水拭きをしましょう。

  • 洗濯物を下洗いした場所
  • 吐いた後にうがいした場所
  • トイレ
  • ドアノブ、水道蛇口、冷蔵庫の取っ手 等

4 ウイルスを家族に広げないために:日ごろから心がけたいこと!

(1)手洗い

 石けんをよく泡立て、流水で十分い洗い流しましょう。
 特に「調理前」「食事(飲食)前」「用便後」「おむつ替えの後」は重点的に!

(2)掃除

 ウイルスがいる(可能性のある)場所は拭き取りましょう。
 特に「トイレ(便座及びその周辺)」「ドアノブ」「水道蛇口」「冷蔵庫取っ手」等、手の触れる頻度の多いところをていねいに水拭きしましょう。

(3)加熱

 食品は十分に加熱(85℃1分間以上)しましょう。(ウイルスは熱に弱い!食器洗浄機も有効です。)

 

 

 ノロウイルスから家族を守り、元気な毎日!

 

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