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定例会議の開催状況:令和4年9月14日

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0498954 更新日:2022年12月16日更新

開催日

 令和4年9月14日(水)午後1時15分~午後4時00分

出席者

 和田委員長、山田委員、斎藤委員、櫻井委員、津野委員
 本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長、警察学校長、首席監察官、組織犯罪対策課長

説明補助者

 公安委員会事務室長、監察官室長、サイバー犯罪対策課課長補佐、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐

議題事項

  1. 公安委員会宛て文書に対する回答について
     公安委員会宛てに届いた意見・要望等文書への対応について説明があり、審議の結果、回答文を決定した。

  2. 運転免許証交付処分に係る審査請求の審理経過報告及び裁決について(2件)
     警察本部から、運転免許証交付処分に係る審査請求2件について、審理経過の報告があり、それぞれ裁決をした。

  3. インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律施行令改正に伴う処分基準の改定について

     警察本部から、インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律施行令の一部改正に伴う本県処分基準の改定について説明があり、審議の結果、原案どおり改定することが決定した。

  4. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案18件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し18件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 公安委員会宛て審査請求の受理について
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた運転免許証交付処分に対する審査請求について報告があった。

  2. 警察職員の援助要求について
     警察本部から、「栃木県公安委員会から、8月31日、第77回国民体育大会における警衛警護に万全を期すため、警察職員等の援助要求があったが、9月8日、諸般の事情により取り下げられた。」旨の報告があった。

  3. 令和4年5月中の警察あて苦情の受理状況及び措置結果等について
     警察本部から、「令和4年5月中の警察宛て苦情の受理は2件であり、ともに非はなかった。」旨の説明があった。

  4. 令和4年全国優良警察職員表彰被表彰者の決定について
     警察本部から、「警察職員として長期にわたり職務に勉励し、多くの功労をあげて一般の模範と認められる者を警察庁長官が表彰する全国優良警察職員表彰において、本県から2人の受賞が決定した。」旨の報告があった。

  5. 令和4年度新潟県特殊詐欺撲滅対策推進協議会の開催について
     警察本部から、「本県の特殊詐欺被害は、前年の同時期に比べ認知件数、被害額とも激増し危機的状況にあることから、被害実態等に関する情報を共有して連携強化を図り、官民一体となった特殊詐欺被害防止に向けた取組を推進するため、金融機関や防犯団体等で構成する新潟県特殊詐欺撲滅対策推進協議会を開催する。」旨の説明があった。

     委員から、「県内において特殊詐欺被害が激増しているが、全国的における発生状況はどうか。」旨の質問があり、警察本部から、「全国的にも、また関東管区内でも増加している状況であり、各県警察が危機感を持って対策に取り組んでいる状況である。」旨の説明があった。

     委員から、「特殊詐欺被害防止は、出口戦略つまりお金を振り込んだりする場面だけで防止しようとしても不十分で、入口つまり電話等でだまされないための対策も必要である。主な被害パターンの短く分かりやすい動画を作成し、繰り返し流すことにより高齢者に特殊詐欺防止の意識付けを行うことが必要と感じる。」旨の意見があった。

     委員から、「新聞記事で新たな詐欺の手口としてインターネットバンキングを使用したものが掲載されていたが、新たな手口を細かく分析し、被害防止につなげて行くことが警察に求められていると思う。」旨の意見があった。

  6. 「110番映像通報システム」の試行運用の開始について
     警察本部から、「10月1日から全国一斉に、110番通報の通報者が、スマートフォン又はタブレット端末を用いて、事件・事故等の映像等を送信することができる「110番映像通報システム」の試行運用を開始する。」旨の報告があった。

     委員から、「留意事項は4項目について同意を求めるとのことだが、事件事故に遭った直後の当事者が正常な判断ができるか疑問である。留意事項の項目を検討し、なるべく絞るべきだと思う。また、同意のチェックを最後に一箇所するようになっているが、後日の紛議を防ぐために、各項目に設けた方が良いのではないか。」旨の意見があり、警察本部から、「本システムは、通報時に冷静に対応できる目撃者等が対象となる。試行実施等を通じて感じた改善が必要な点については、本県の意見として警察庁に伝え、適切なシステムとなるよう働きかけていきたい。」旨の説明があった。

     委員から、「映像により事件事故現場の状況を把握できることは有効であるが、その半面、第三者により撮影された映像の場合、通報に使用された映像がSNSにアップされ拡散される懸念があるなどリスクもあることから、試行実施期間中にリスクに対する検討をしっかり行ってもらいたい。」旨の意見があった。

     委員から、「映像による事件事故現場の状況把握が有効であることは同感であるが、最近のSNSにアップされている映像を見ていると、無理な撮影による投稿が散見される。本システムにおいても、第三者が通報者の場合、映像を送信するために、無理な撮影を行うなどにより、危険が生じたり、事件事故現場における警察官や消防士の活動の妨げになることが懸念される。試行期間中に無理な撮影の防止に関する対策が検討、整理された上で、本システムに関する規定作りがなされることを期待する。」旨の意見があった。

  7. 鉄道関連施設における不審者対応訓練の実施について
     警察本部から、「9月22日、JR東日本新潟支社長岡地区センターと合同で、長岡駅と柿崎駅の間に在来線列車を臨時走行させ、不審者対応訓練を実施する。本訓練は、JR東日本新潟支社として初の在来線列車を使用した不審者対応訓練である。」旨の報告があった。

     委員から、「列車の乗客として不審者事案に遭遇したとき、どのように対応したら良いのか伝わって来る機会が少ないと感じる。不審者対応訓練に合わせ、関係機関等と連携し、そのような点に関する広報も行ってもらいたい。」旨の発言があり、警察本部から、「列車内の不審者事案に第一次的に対応するのは鉄道事業者であり、警察としては、鉄道事業者と連携して広報に取り組んで参りたい。」旨の説明があった。

  8. 令和4年8月末現在の交通事故発生概況等について
     警察本部から、8月末現在の交通事故発生概況等について、資料に基づき説明があった。

  9. 令和4年「秋の全国交通安全運動」白バイ・パトカー出動式の実施について
     警察本部から、「9月21日、県庁正面玄関前において、令和4年「秋の全国交通安全運動」白バイ・パトカー出動式を実施する。出動式では、オリジナル交通安全ソングの新作発表及び交通安全体操の初披露を行う。」旨の報告があった。

  10. 高齢者交通事故防止運動の実施について
     警察本部から、「高齢化社会の進展に伴い、高齢者が当事者となる交通事故が増加することが懸念されることから、10月1日から31日までの1か月間、高齢者交通事故防止運動を実施する。」旨の報告があった。

     委員から、「一概に高齢者と言っても、年代により交通事故の発生状況が異なるのではないかと思うが、年代別の分析はしていないのか。」旨の質問があり、警察本部から、「統計上65歳以上を高齢者としているが、年齢別の分析や年齢に応じた広報啓発を行い、交通事故防止に努めている。」旨の説明があった。

  11. 年末に向けた歩行者事故抑止対策の強化について
     警察本部から、「例年10月以降は日没が早まり、重大な歩行者事故が多発する傾向にあることから、年末に向け、歩行者及び運転者に対する効果的な指導取締りを行うとともに、身近な地域における交通事故の現状等を周知して県民の交通安全意識の高揚を図るため、Googleマップを活用して作成した交通事故マップを公開し、歩行者事故抑止対策の強化を図る。」旨の報告があった。

     委員から、「Googleマップについては、事故形態等が掲載されていないと効果が不十分になるかもしれないが、プライバシー情報に配慮し、掲載内容を絞るべきと感じた。」旨の意見があり、警察本部から、「Googleマップに掲載している情報は日時と事故形態であり、掲載情報だけで個人が特定されるものでない。」旨の説明があった。

  12. 事件の検挙について
     警察本部から、
     ○ 燕市杣木地内における現住建造物等放火未遂事件の検挙
    について報告があった。