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定例会議の開催状況:令和4年9月21日
開催日
令和4年9月21日(水)午後1時15分~午後3時15分
出席者
山田委員、斎藤委員、櫻井委員、津野委員
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長、警察学校長、首席監察官、組織犯罪対策本部長
説明補助者
公安委員会事務室長、生活安全企画課課長補佐、捜査第二課課長補佐、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐
議題事項
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運転免許関係の意見聴取等について
警察本部から、運転免許取消対象事案20件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し20件の行政処分を決定した。
報告事項
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インターネットバンキング不正送金事件の発生と被害防止対策について
警察本部から、「金融機関口座のインターネットバンキング利用開始手続を口座名義人になりすまして行い、預金をインターネットバンキングにより不正に送金する事件の被害が県内で複数発生していることから、県警では、報道機関をはじめ、県内各金融機関への被害防止広報などを実施し、注意喚起を図っている。」旨の報告があった。委員から、「金融機関によって対象とする顧客や地域は異なり、それぞれにあった防犯広報・指導をしていく必要があると思う。」旨の発言があった。
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令和4年8月末における刑法犯認知件数等について
警察本部から、令和4年8月末における刑法犯認知件数等について、資料に基づく説明があったほか、「特殊詐欺については、8月末現在で認知件数が114件、被害額が約3億9,600万円となり、認知件数は昨年1年間とほぼ同数、被害金額は6月末現在で既に昨年1年間の金額を超えている状況である。手口別では、オレオレ詐欺、還付金詐欺、架空請求詐欺が被害全体の約9割を占める状況が続き、被害者の約75パーセントは高齢者であり、オレオレ詐欺と還付金詐欺の被害者はほとんどが高齢者となっている。」旨の報告があった。委員から、「私の周囲の方にも、国税庁等を名乗るメールが届くことが多くあるが、そのようなメールを受信しても、放置している方が多いと思う。こうしたメールは、積極的に届出をした方が良いのか。」旨の質問があり、警察本部から、「予兆電話やメール等の相談は日常的に受付けており、手口、文言等の情報提供をして被害防止広報に役立てているため、遠慮なく届出をして頂きたい。」旨の説明があった。
委員から、「前年と比較すると8月から全国の刑法犯認知件数が増加しているとの説明があったが、新型コロナの行動制限がなくなり人流が増加したことが影響しているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「様々な要因があるため、一概に新型コロナの行動制限が影響したか否かを分析・判断することは困難である。」旨の説明があった。
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初任科第392期生(短期課程)卒業式の実施について
警察本部から、「9月29日、警察学校において初任科第392期生(短期課程)の卒業式を実施する。」旨の報告があった。委員から、「今後の採用時の課題は、どのように捉えているか。」旨の質問があり、警察本部から、「近年は、採用試験の受験倍率が下がり、その影響かは分からないが、初任科に入校中の辞職者も多くなっているように感じる。若手の育成は喫緊の課題と捉えている。」旨の説明があり、委員から、「難しい問題であり、すぐに解決できるものではないと思う。昔のように一度職業に就いたら生涯その職業で頑張るという風潮は弱まり、自己変革のためにどんどん転職していくような風潮に変わってきている。そうした中でも、警察学校で研修を受け、実戦で経験を積んでいく中で、感動ややりがいを感じ、警察官を続けていく意思が強くなることもあると思うので、そのようなことも考えながら、指導をしていってもらいたい。」旨の発言があった。
委員から、「今の若者は、職業意識が非常に多様化してきており、離職率は高くなっている。労働市場が流動化することは日本経済にとっては好ましく、優秀な人材が生涯同じ組織にいるというケースは、少なくなっていくと個人的には思っている。いろんな職業経験を積んだ人材が、次の職業で活躍していくことになるが、警察官もしかりで、民間企業の経験を持って警察官になったり、警察官の経験がある者が民間企業に勤めるということを、社会全体が許容していくようになれば良いと思う。一方で、厳しい採用環境の中で、採用した者が初任科入校中に辞職してしまうと、採用時の確認不足なのではないかと言われるかもしれないが、それはやむを得ないことである。むしろ、無理に引き留め適応障害などを起こせば、本人にとっても、警察組織にとっても不幸なことになる。警察学校では、立派な警察官に育てるため、遠慮せず指導をしていただけば良いと思う。」旨の発言があった。
その他
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交通安全運動について
警察本部から、「先週の公安委員会でも御報告したとおり、本日午前中、委員にも御出席いただき、「秋の全国交通安全運動」白バイ・パトカー出動式を実施した。例年と異なる初の試みとして、特に高齢者の方に元気に運転していただこうというコンセプトで、交通安全ソングをシンガーソングライターのTSUNEIさんに、交通安全ソングに合わせた体操を新潟大学の学生に依頼して作っていただき、出動式で披露をした。本日から10日間、秋の全国交通安全運動が始まるが、10月には高齢者の交通安全月間、さらに12月には歳末の交通安全運動を実施予定である。交通安全は、県民の皆様のほぼ全員に関わる大きな問題であり、各交通安全運動を、ぜひ盛り上げて参りたい。各警察署及び各地区交通安全協会でも様々な工夫をして啓発活動などを広げて参りたいと考えている。引き続きの御指導をお願い申し上げる。」旨の発言があった。