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定例会議の開催状況:令和4年10月19日

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0498958 更新日:2023年2月2日更新

開催日

 令和4年10月19日(水)午後1時15分~午後4時00分

出席者

 和田委員長、山田委員、斎藤委員、櫻井委員、津野委員
 本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長、警察学校長、首席監察官、組織犯罪対策本部長

説明補助者

 公安委員会事務室長、監査室長、少年課長、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐

議題事項

  1. 警察職員の援助要求に対する同意について
     警察本部から、「沖縄県公安委員会から、重要防護施設の警戒警備の万全を期すため、警察職員の援助要求があった。」旨の説明があり、審議の結果、同意することとした。

  2. 特例施設占有者の指定について
     警察本部から、「遺失物法施行令第5条第5号に基づく特例施設占有者の指定申請があり、要件に該当することから指定をされるよう上申する。」旨の説明があり、審議の結果、指定することを決定した。

  3. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案6件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し5件、停止1件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 新潟県議会9月定例会の開催結果について
     警察本部から、9月26日から10月18日までの23日間開催された、新潟県議会9月定例会の開催結果についての報告があった。

  2. 令和4年度「県民の安全意識調査」の結果概要について
     警察本部から、令和4年度「県民の安全意識調査」の結果概要について、資料に基づき報告があった。
     
     委員から、「新潟県の治安の印象に関して、良い印象が前回に比べて増加しており、県警における活動の成果が現れたものであると思う。特に警察に力を入れてほしい犯罪予防活動に関する調査項目において、「インターネット上の違法・有害情報に対する監視活動」を挙げた人が増加しており、県民のインターネット犯罪に対する警戒心が高まっていることが伺えるが、県警としてインターネット犯罪に対する具体的な対策の見通しはどのようになっているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「これまで行ってきたサイバーパトロールを中心に、危機感を持って取り組んで参りたい。」旨の説明があった。

     委員から、「このような調査は、県民の県警に対する印象や警察業務に対する大まかな考え方を把握できることから、調査結果を施策に取り入れていくことは大事なことだと思う。また、個々の回答基準は絶対値ではなく、それぞれの感じ方によるものであることから、県警内で行っている他の意識調査等と併せながら活用すると、より効果的になると思う。」旨の発言があった。

     委員から、「このような調査を含めて、県警において、常に県民の意見を聴くという姿勢は大切である。また、特に警察に力を入れてほしい交通安全対策に関する調査項目において、「自転車利用者に対する交通ルールの周知徹底」とあるが、私自身も日頃、自転車利用者に対する交通ルールの徹底が不十分だと感じている。自転車利用者に交通ルールの徹底が浸透するように、更に取組を進めてもらいたい。」旨の発言があった。

  3. 新潟県警察音楽隊創設70年について
     警察本部から、新潟県警察音楽隊創設70年について、資料に基づき報告があった。

     委員から、「官公庁が文化活動に取り組むことは素晴らしいことであり、音楽隊は、県警と県民をつなぐ大きな役割を果たしていると思う。今後も、音楽隊の活躍に期待している。」旨の発言があった。

  4. 令和4年7月中の警察あて苦情の受理状況及び措置結果等について
     警察本部から、「令和4年7月中の警察あて苦情の受理は4件であり、そのうち警察側に非がある苦情は、電話対応時の警察官の言動について1件であった。」旨の報告があった。

     委員から、「警察側に非がある苦情とした件で、電話応対時に氏名等を問われたのに名乗らなかったとのことであるが、民間企業では、電話応対の最初に必ず名乗ることから、警察においても、電話応対の最初に名乗ることを習慣化すればいいと思う。」旨の発言があった。

  5. 「犯罪被害者支援フォーラム2022inにいがた」の開催について
     警察本部から、「11月5日、新潟ユニゾンプラザにおいて、新潟県、新潟県警察、公益社団法人にいがた被害者支援センターが主催して「犯罪被害者支援フォーラム2022inにいがた」を開催する。」旨の報告があった。

  6. NST新潟総合テレビ主催第47回「新潟県民の警察官」表彰式について
     警察本部から、「11月8日、ホテルオークラ新潟において、NST新潟総合テレビ主催で、第47回「新潟県民の警察官」表彰式が開催される。」旨の報告があった。

  7. 令和4年秋の勲章伝達式について
     警察本部から、「警察官として奉職された方に対する叙勲は、「危険業務従事者叙勲」として春と秋の年2回行われており、令和4年秋の本県の受賞者は30人(瑞宝双光章19人、瑞宝単光章11人)であった。その勲章伝達式を各都道府県警察主催で行っていることから、11月7日、自治会館において開催する。」旨の報告があった。

  8. 令和4年度永年勤続及び優秀警察職員表彰式の実施について
     警察本部から、「11月18日、自治会館において、令和4年度永年勤続及び優秀警察職員表彰式を実施する。」旨の報告があった。

  9. 令和4年度第2四半期(7月~9月)の監察実施結果について
     警察本部から、令和4年度第2四半期(7月~9月)の監察実施結果について、資料に基づき報告があった。

     委員から、「随時監察において不適切と指摘した点については、繰り返しの指導に加え、原因を追究して対策することが大切である。」旨の発言があった。

     委員から、「遠方の本部執行隊や交番、駐在所を重点的に、随時監察を実施したとのことだが、距離に関わらず均一に行ったほうが良いのではないか。」旨の意見があり、警察本部から、「遠方の本部執行隊や交番、駐在所は、本隊や警察署から離れており、指示が行き届きづらく、伝達不十分であることが懸念されるため、重点的に行ったものである。」旨の説明があった。

  10. 新潟県警備業協会からの防犯機能付き電話機の贈呈式の実施について
     警察本部から、「新潟県警備業協会から防犯機能付き電話機30台が贈呈されることとなり、10月26日、県警察本部において、贈呈式を実施する。贈呈を受けた防犯機能付き電話機については、各警察署で実施している「防犯機能付き電話プレゼントキャンペーン」で活用する予定である。」旨の報告があった。

  11. YouTubeを活用した広報啓発活動について
     警察本部から、「県教育長、県高等学校体育連盟等、関係機関・団体との連携の下、県内の高校生の協力を得て作成した、少年による「薬物乱用防止」と「情報モラル啓発」のメッセージ動画を、YouTube「新潟県警察公式チャンネル」においてこれまで7本配信しているが、新たに新潟県立新潟西高等学校サッカー部のメッセージ動画2本を作成し、10月3日、配信を開始した。」旨の報告があった。

     委員から、「メッセージ動画の視聴回数はどのくらいあるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「10月11日現在、新潟西高等学校のメッセージ動画2本の視聴回数は合計約850回であるが、これまで配信している7本のメッセージ動画の視聴回数は合計約1万2千回となっている。」旨の説明があり、委員から、「広報啓発において、動画配信はこれからの時代に有効だと思うので、積極的に活用してもらいたい。」旨の発言があった。

     委員から、「高校生がこのような取組に参加することは大切だと思う。」旨の発言があり、警察本部から、「動画作成の際には、高校生に対し背景や必要性を伝えた上で行っており、高校等に出向き協力を求めることは大切だと考えている。」旨の説明があった。

  12. 令和4年度「暴力団追放・銃器根絶県民大会」の開催について
     警察本部から、「11月10日、新潟テルサにおいて、公益財団法人新潟県暴力追放運動推進センター、新潟県警察が主催して、令和4年度「暴力団追放・銃器根絶県民大会」を開催する。」旨の報告があった。

  13. 「新潟県警察サミット警備対策委員会」の設置について
     警察本部から、「令和5年に開催される「G7新潟財務大臣・中央銀行総裁会議」等に伴う警備諸対策に万全を期すため、新潟県警察サミット警備対策委員会を設置し、組織横断的な体制を構築する。」旨の報告があった。

     委員から、「新潟県警察サミット警備対策委員会は、県警内のものであるが、本県には海があり、海の警備には海上保安庁等の機関との連携が不可欠と思う。サミットにおける海に関する警備対策はどのように進められるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「平素から、海上保安庁や消防等とテロ対策等の訓練を行い、その様子を広報しているほか、連携のための会議を行っており、これらを通じて、さらに強固な連携を図りながら、サミットにおける警備対策を進めていきたい。」旨の説明があり、委員から「サミットの警備対策では、関係機関のより強固な連携と、その強固な連携体制を知らしめる広報が求められていると思う。」旨の発言があった。

  14. 「サミット対策課」発足式の実施について
     警察本部から、「10月24日、警察本部において、新設される「サミット対策課」発足式を実施する。」旨の報告があった。

  15. 令和4年7月から9月までの公安条例許可状況について
     警察本部から、令和4年7月から9月までの公安条例許可状況について、資料に基づき報告があった。

  16. 事件の検挙について
     警察本部から、
     ○ 航空法違反容疑者の検挙
    について報告があった。

その他

  1. 防犯啓発グッズの作成について
     警察本部から、「新たな防犯啓発グッズのエコバック、マスクケース、ポケットティッシュを、「新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり県民大会2022」の開催に合わせて作成した。ポケットティッシュは、与板警察署長がゴーヤグリーンカーテンからヒントを得て考案したマスコット「防(ふせ)ゴーヤくん」を活用して作成したものである。」旨の報告があった。

  2. 新潟北警察署協議会陪席結果について
     委員から、10月7日、新潟北警察署協議会に陪席した結果について、「新潟東港やヤードなど海岸線の安全という意味で大きな課題を抱え、阿賀野川や海水浴場の水難・水害の危険がある中で、警察の方々が安全を守ってくれていることに感謝を申し上げた。その上で、協議会委員からの意見を聞く中で、地域を熟知されている方から、日々の生活で危険だと感じていることをお話し頂くことが、改めて大切だと感じた。また、警察の活動だけでは、どうしても目が届かない部分もあり、それぞれの地域で抱えている問題は異るが、それに正対しながら、その地域で暮らしている人、仕事をしている人などみんなで声を出し合い、互いの活動が相乗効果となり「安全・安心」を生み出していくことが大切であるとお話させていただいた。さらに、今後はSNSやサイバー空間を利用した犯罪、特殊詐欺などの「目に見えない犯罪」がますます増えていくと考えられ、こうした犯罪の増加に加え、高齢化の加速、コロナ禍により人の繋がりが希薄になる現状では、今まで以上に人と人の繋がりを強固なものとしなければ、犯罪を防ぐことが困難になっていくため、協議会委員には引き続き気付いたことを遠慮なく声に挙げ、警察はそれに真摯に対応をしてもらいたい旨をお願い申し上げた。」旨の報告があった。

  3. 新たなモビリティに関する取締りについて
     警察本部から、「ドローンの使用に関連する航空法違反容疑者の検挙について報告したが、ドローンや電動キックボード等の新たなモビリティについて、使用者が法令を遵守して使用するように、県警では取締りに努めて参りたい。」旨の発言があった。