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定例会議の開催状況:令和4年10月26日
開催日
令和4年10月26日(水)午後1時15分~午後3時30分
出席者
和田委員長、山田委員、斎藤委員、櫻井委員、津野委員
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長、警察学校長、首席監察官、組織犯罪対策本部長
説明補助者
公安委員会事務室長、交通規制課長、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐
議題事項
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交通規制の実施について
警察本部から、信号機の廃止3件について説明があり、審議の結果、原案どおり廃止することが決定した。委員から、「改めて確認するが、信号機の廃止にあたり、住民の理解を得た上でという説明であるが、どのような方法で住民の理解を確認しているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「町内会の席に交通課担当職員が赴いて説明を行い、過半数以上の同意が得られれば理解を得られたものとして、廃止を進めることとしているが、住民の代表者だけで話しを聞けばいいというところもあるなど、場合によって異なる。」旨の説明があった。
委員から、「他県の事例であるが、一灯式信号機の廃止をした交差点で事故が多発し、魔の交差点としてテレビ番組で取り上げられていた。県内では、一灯式信号機を廃止し、一時停止に変更したことで交通事故が増加したという状況は発生しているか。」旨の質問があり、警察本部から、「一灯式信号機の廃止に伴い大きく事故が増加したという状況は、県内では発生していない。一灯式信号機の廃止に伴って、一時停止の方向が逆転する場合などは、委員が仰るように、交通事故が多発する危険性があるため、周囲の状況や慣例を考慮し、なるべくドライバーなどに誤解を生じさせない形で規制を行っている。」旨の説明があり、委員から、「標識や標示など、いろいろな工夫をして、一灯式信号機の廃止によって交通事故が増加したと言われることのないように留意していただきたい。」旨の発言があった。
委員から、「住民から、信号機の設置ではなく、廃止の要望もあるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「設置に比べて数は少ないが、例えば、学校の統廃合などによって、ほとんど交通量がなくなったところについて、住民の方から廃止の要望が出される場合などがある。」旨の説明があった。
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運転免許関係の意見聴取等について
警察本部から、運転免許取消対象事案13件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し11件、停止2件の行政処分を決定した。
報告事項
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公安委員会宛て文書の受理について(3件)
警察本部から、公安委員会宛てに届いた意見・要望等文書3件についてそれぞれ報告があった。 -
令和4年9月末における刑法犯認知件数等について
警察本部から、令和4年9月末における刑法犯認知件数等について、資料に基づく説明があったほか、「刑法犯認知件数は8月末まで前年(令和3年)同期比で減少傾向が続いてきたが、8月末から減少幅が縮小しており、9月単月では増加となった。全国でも、8月末は前年同期比で増加となっている。県内、全国とも自転車盗の件数が大幅に増加している。特殊詐欺については、被害額が9月末現在で約4億2,340万円となり、前年同期比で約2億4,000万円、約130パーセント増加となっている。手口別では、引き続きオレオレ詐欺、還付金詐欺、架空請求詐欺が特殊詐欺被害の約9割を占め、被害者の約75パーセントを高齢者が占めている。」旨の報告があった。委員から、「顕著なのは、特殊詐欺が非常に増加している。また、自転車盗が増加しているということであるが、何か背景があるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「確かな要因は分からないが、9月単月で見ると、昨年の同時期は全国的に新型コロナのまん延防止措置や緊急事態宣言が発令され、本県においても新潟市を中心に感染者が増加していた状況であったが、本年は行動制限が緩和されている状況から、自転車盗が増えてきている可能性はあるが、自転車盗以外は、ほぼ昨年と変わりはなく、新型コロナの影響か断定はできず、分析しかねる。」旨の説明があった。
委員から、「特殊詐欺について、各警察署協議会、警察本部の会議、報道など、特殊詐欺の被害に関する話題で、にぎわっているという感じを受ける。被害件数や金額を考えると、ある意味では国家的問題になりつつあるのではないかと思う。特殊詐欺に、一時的に雇われる受け子・架け子といった人たちが、アルバイト的な感覚で、犯罪に加担する意識を持っていないということも含めて、これだけ特殊詐欺がまん延している状況を、非常に憂慮している。」旨の発言があった。
委員から、「窃盗犯の施錠との関係で、無施錠の家、自転車や自動車が狙われることは分かる。そうした無施錠のところへの呼び掛け、働き掛けを行ってきているが、そうしたことの効果などは、どのように見ているか。」旨の質問があり、警察本部から、「乗り物盗、侵入盗を含めて、本県は全国平均と比べると無施錠率が高い状況が続いている。ここ数年は、若干の改善傾向はみられるが、短時間の外出などでも施錠をするよう各署などで広報を行ってはいるものの、その効果が端的な形で見えてきてはいない状況にある。」旨の説明があった。
委員から、「自転車盗被害で、狙われやすい場所の特徴はあるか。」旨の質問があり、警察本部から、「直近の分析結果ではないが、昨年は駅周辺の駐輪場での被害が多かった。電車との乗り換えで、足代わりに使われていることが考えられるが、被害の大きな特徴のひとつとして見られる。」旨の説明があり、委員から、「急な雨や、時刻、状況の変化などによる、様々な分析をされていると思う。地域の方々のパトロールや、高校生、大学生も含め、自分達で防衛しようとする働き掛けなどを、警察がリーダーシップをとって推進しているが、そうした活動の効果を高めるために、分析結果を広報しながらやっていくなど、地道な努力の積み重ねが大切だと思う。」旨の発言があった。