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定例会議の開催状況:令和5年7月12日

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0499001 更新日:2024年1月16日更新

開催日

 令和5年7月12日(水)午後1時15分~午後4時45分

出席者

 和田委員長、山田委員、斎藤委員、櫻井委員、津野委員
 本部長、生活安全部長、地域部長、交通部長、警備部長、情報通信部長、警察学校長、首席監察官、組織犯罪対策本部長、警務課長、刑事総務課長

説明補助者

 公安委員会事務室長、安全安心推進室長、交通規制課長、免許センター長、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐

議題事項

  1. 公安委員会宛て情報公開請求に係る部分公開決定について
     警察本部から、公安委員会宛てに提出された行政文書公開請求について、部分公開決定案について説明があり、審議の結果、継続審議とした。

  2. 交通規制の実施について
     警察本部から信号機の設置4件について説明があり、審議の結果、原案どおり設置することが決定した。 

  3. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案19件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し19件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 公安委員会宛て苦情申出の受理について(2件)
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出2件について報告があった。

  2. 警戒の空白を生じさせないための組織運営の指針について
     警察本部から、「警察庁において、社会情勢等の変化及びこれに伴う治安情勢等の変化に的確に対応し、警戒の空白を生じさせない組織運営を行うための基本姿勢を示した「警戒の空白を生じさせない組織運営の指針」が策定され、県警察に対して当面重点的に推進する事項が示された。」旨の報告があった。

     委員から、「これまでの警察庁の指示のトーンとは異なっている印象で、思い切ったアイディアが必要と感じる。予算等の実情によるところもあると思うが、国は予算措置を含めて示しているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「国からの予算措置は示されておらず、各都道府県警察の実情に応じた対応となるが、各々が大なたを振るって実施すべきと考える。」旨の説明があった。さらに委員から、「指針の前例にとらわれない考え、これまでの前例を打ち砕くという考えは大いに評価できる。指針をよりどころとして、県警には大きなステップにつなげていただきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「サイバー関係の事案のように、技術を悪い意味で駆使する時代の流れであり、大々的な取組が求められており、人材と予算が必要である。警戒の空白という意味では、トップダウンとボトムアップの関係と思うが、要人警護に関しても、これまでの警護基準ではなく、下からの意見を吸い上げるボトムアップも必要であり、トップダウンとボトムアップで空白が生じたことが問題なのだと思う。」旨の発言があった。

     委員から、「民間のボトムアップ的な考えの波が行政にも押し寄せている、また、警察庁は地方の意見の集約つまりボトムアップすることで中長期的な視点で変化を求めている、と感じる。県警には、全国のベンチマークとなるような取組を期待する。」旨の発言があった。

     委員から、「指針の実効を上げることは難しいと思う。最初から結果を求めすぎてはいけない。47都道府県の中で一つでも二つでも良い事例が出て組織を引き締めていくことが、前に進んで行くことになると感じる。」旨の発言があった。

     委員から、「重点的にやるべきことを定めることによって、他の警察の良いところを吸収する、国民にも望まれると感じる。この機会を利用してよいところを取り入れていただきたい。」旨の発言があった。

  3. 令和5年4月から6月までの監督上の措置の実施状況について
     警察本部から、令和5年4月から6月までの間における警察職員の法令違反などに対する監督上の措置の実施状況について報告があった。

  4. ラジオCMを活用した特殊詐欺被害防止広報について
     警察本部から、「被害認知が増加している架空料金請求詐欺、還付金詐欺の注意喚起と防犯機能付き電話機の有効性を周知するため、7月18日から8月18日までの間、ラジオCMを活用した広報を行う。」旨の報告があった。

  5. 令和5年6月末現在の交通事故発生概況等について
     警察本部から、令和5年6月末現在の交通事故発生概況について報告があった。

  6. 改正道路交通法施行後における各施策の実施状況について
     警察本部から、令和4年5月に施行された改正道路交通法において高齢運転者対策の充実・強化、第二種免許等の受験資格の緩和が図られたが、令和5年5月末現在の本県等における各施策の実施状況について報告があった。

     委員から、「第二種免許等の受験資格の緩和は、若年層のドライバーの人材確保を目的としたものであるが、この制度を利用しハイヤー運転手の資格を取得した18歳の女性に関する新聞記事を見た方が、運転手として就職を希望したと聞いており、効果があったと思う。」旨の発言があった。

  7. 令和5年度関東管区広域緊急援助隊(警備部隊)の大隊別訓練の実施について
     警察本部から、「7月26日から27日までの間、新潟市内において、関東管区広域緊急援助隊警備部隊第三大隊等が参加し、大規模災害発生時に迅速かつ的確な救出救助活動を行うため、災害警備訓練を実施する。」旨の報告があった。 

  8. 事件の検挙について
     警察本部から、
     ○ 森林法違反事件の検挙
     ○ 上越市大貫4丁目地内における殺人事件の検挙
    について報告があった。 

その他

  1. 燕警察署協議会陪席結果について
     委員から、「7月6日、燕警察署協議会に陪席した。7人のうち3人の委員が一年目で、始めは緊張した様子であったが、徐々に地元の委員ならではの意見や質問がなされた。警察からそれらに関する説明があったが、一般の方が警察の方から説明を直接聞く機会は少ないと思うので、有意義な会であったと考える。私からは、「自転車の盗難」と「特殊詐欺の被害対策」が大きな課題であることをお話しした。これらを挙げた理由は、「家族、広報、声かけ」により、いずれも未然防止がある程度できると考えるからである。以前、他の警察署で行政と連携し、定期的に特殊詐欺の手口等を広報誌に掲載するなど、効果的な被害防止対策を行っていることを知った。協議会はこうした取組の発案や検討などができる場であり、警察側は頂いた意見を真摯に受け止め、小さな積み重ねを重ねる努力が信頼を得るために重要であるとお話した。終わりに、一市民として今後も忌憚のない意見を頂きたい旨を委員にお願いした。」旨の報告があった。