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定例会議の開催状況:令和5年11月1日

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0499014 更新日:2024年3月11日更新

開催日

 令和5年11月1日(水)午後1時35分~午後5時15分

出席者

 山田委員長、斎藤委員、櫻井委員、津野委員、和田委員
 警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長、警察学校長、首席監察官、組織犯罪対策本部長

説明補助者

 警務課長、交通企画課長、交通規制課長、運転免許センター長、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐

議題事項

  1. 公安委員会宛て苦情申出に対する通知について
     公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出について、調査結果報告等を基に審議した結果、申出者に対する通知文を決定した。

  2. 令和6年新潟県警察運営の指針・目標について
     警察本部から、令和6年新潟県警察運営の指針・目標について説明があり、継続審議とした。

     委員から、「目標案に「複雑化する社会に適応する警察組織の運営」とあるが、「適応」では変化に合わせて県警察がアジャストするのみとの印象をうけるので、「対応」の方が相応しいのではないか。」旨の発言があった。

  3. 自動車運転代行業者の認定取消処分の実施について
     警察本部から、「自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律に規定する認定の取消要件に該当した運転代行業者に対し、聴聞等一連の手続が終了した。聴聞等の結果を踏まえ、認定取消処分としていただきたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

  4. 交通規制の実施について
     警察本部から、信号機の廃止8件について説明があり、審議の結果、原案どおり廃止することが決定した。

  5. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案17件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し17件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 新潟県議会9月定例会の開催結果について
     警察本部から、9月26日から10月17日までの22日間開催された、新潟県議会9月定例会の開催結果についての報告があった。

     委員から、「補正予算の駐在所防犯カメラ整備費について、駐在所は居住部分があるが、防犯カメラはどのように整備しているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「事務室などを中心に、防犯カメラを設置するものである。」旨の説明があった。

     委員から、「この度の補正予算における防犯カメラの設置は、駐在所を対象としているが、交番はすべて設置されているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「交番も含め、計画的に設置を進めているところである。」旨の説明があった。

  2. 公安委員会宛て文書の受理について
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた文書について報告があり、申出者に対する通知文を決定した。

  3. 公安委員会宛て情報公開請求の受理について
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた行政文書公開請求について報告があった。

  4. 非違事案防止等に関する施策の実施について
     警察本部から、「10月1日から、全職員参加型非違事案防止の深化を図ることを目的として、全所属を対象に「コンプライアンス・マネージャー(略称CМ)」制度を実施する。」旨の報告があった。

     委員から、「CМはどのような機会に、指示された重要情報をチーム員に伝えるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「勤務の合間にメール等ではなく必ず対面で伝達する。」旨の説明があった。

  5. 令和5年度第2四半期(7月~9月)の監察実施結果について
     警察本部から、令和5年度第2四半期(7月~9月)の監察実施結果について報告があった。

     委員から、「先ほどコンプライアンス・マネージャー制度について報告があったが、監察を実施して指摘するだけでなく、守らなければならないことを実行させるために職員に対し何かできないか考え、制度を作ったことは評価できる。」旨の発言があった。

  6. クマの出没に伴う被害防止対策について
     警察本部から、「クマが人里に出没する件数が、10月26日現在で既に昨年度を一年間の総数を上回っており、各種広報媒体を活用した情報発信、クマ出没時及び登下校時間におけるパトカーによる警戒活動等を行うほか、関係機関と連携してクマの出没に伴う被害防止対策を推進し、住民の安全安心の確保に努めたい。」旨の報告があった。

    委員から、「警察官の安全も確保しなければならず、一人勤務の駐在所の管轄区域においてクマが出没した場合の対応要領は指導しているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「一人勤務の際は応援を待つなどの指導を行っている。」旨の説明があった。

  7. 令和5年9月末の犯罪情勢について
     令和5年9月末の犯罪情勢について、警察本部から刑法犯及び特殊詐欺の概況について報告があった。

  8. 長野・新潟県警察合同捜査(広域窃盗事件)の終結について
     警察本部から、長野・新潟県警察合同捜査(広域窃盗事件)の終結について報告があった。

  9. 暴力団等排除ローラーの実施結果について
     警察本部から、「10月19日、新潟駅前及び駅南地区を対象に、新潟警察署、警察本部、新潟県弁護士会、新潟県暴力追放運動推進センター、新潟県社交飲食業生活衛生同業組合の職員合計64人で、対象480店舗中、392店舗に面接したほか、面接ができなかった約100店舗にチラシ、アンケートの配布を行うなどして暴力団排除ローラーを行った。」旨の報告があった。

     委員から、「「新潟みかじめ料等縁切り同盟」に加盟している店舗はどれくらいあるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「同盟を結成した平成28年10月には660店舗であったが、その後減少し480店舗となっていたが、この度、県社交飲食業生活衛生同業組合に加盟する約1000店舗が新たに加わることになり、同盟に加盟の店舗に配布しているプレートを新たに1500枚作製しているところである。」旨の説明があった。

     委員から、「店舗にとって日ごろから警察へ相談しやすい関係が築かれることは良いことである。不当な要求があった際、警察がどのように対応してくれるか分かっていないと、店舗の方はおろおろするばかりである。他の地域でもローラーをお願いしたい。」旨の発言があり、警察本部から、「柏崎エリアから要望があり、11月に実施予定である。」旨の説明があった。

     委員から、「不当要求等があった場合の対応は決まっているのか。」旨の発言があり、警察本部から、「内容によってであるが、事件化や行政処分などを行う。まずは、管轄警察署に相談していただきたい。」旨の説明があった。

  10. 日曜日窓口「運転免許更新者」を対象としたオンライン予約制度の導入について
     警察本部から、「日曜日開設窓口の混雑緩和・窓口利用者の利便性の向上を目的として、「新運転者管理システム」の付加機能である予約システムを活用し、日曜日窓口「運転免許更新者」を対象としたオンライン予約制度の導入を令和6年2月4日から実施予定である。」旨の報告があった。

     委員から、「日曜日に限らず、すべての曜日について予約制度を導入していただきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「予約制度は利用者だけでなく、職員にも事務の合理化につながるなどのメリットがあると思うが、インターネット環境がない方も一定数いることから、そのような方が不利益を被ることがないようにしていただきたい。」旨の発言があり、警察本部から、「免許更新に関する案内のはがきに予約がない場合について明記するほか、各講習のオンライン予約数の上限は、日曜更新者平均人数の7割程度にしており、講習室は席に余裕を持たせているため、予約のない方であっても講習に入れるように柔軟に対応する等配慮している。」旨の説明があった。

  11. 新潟東港治安総合対策の実施について
     警察本部から、「新潟東港治安総合対策は、平成16年から周辺自治体及び関係機関と連携して総合的な治安対策として実施しているが、11月9日、新潟東港及びその周辺地域において、県警察及び入管、税関等の関係機関約100人体制で実施する。」旨の報告があった。

     委員から、「乗り越えたり、通り抜け、釣りを行っているのを見かける。これらを取締る罰則規定はないのか。」旨の質問があり、警察本部から、「立ち入り禁止区域であり、侵入した場合、軽犯罪法違反となる。また、変形させた場合、刑法犯の器物損壊罪に当たる。委員ご指摘の状況もあることから、このような機会を通じて関係機関と巡回し、改修依頼などを行っている。」旨の説明があった。

その他

  1. 警察職員等の援助要求に対する同意について
     委員から、「10月31日、人質立てこもり事件の捜査支援のため、埼玉県公安委員会から本県公安委員会に対し、警察法第60条第1項の規定に基づく警察職員等の援助要求があり、新潟県公安委員会運営規則第10条に規定する「権限行使の特例」を適用し、本県公安委員会として同意した。」旨の報告があった。

  2. 新潟北署管内で発生した強盗致傷事件について
     警察本部から、新潟北署管内で発生した強盗致傷事件について判明している事件の概要等について報告があった。

  3. 猟友会の現況について
     警察本部から、県内の猟友会の現況について説明があった。

  4. オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンの啓発活動について
     警察本部から、オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンの啓発活動について説明があった。

  5. 全国本部長会議の結果について
     警察本部から、全国本部長会議の結果について報告があった。