新潟県教育委員会では、同和問題の正しい理解を深め、差別解消に向けた社会同和教育の実践を促すために、広く県内市町村を巡回して研修を行っています。中越地区では、管内を6ブロックに分け、毎年2会場ずつ巡回しています。今年度は、出雲崎・柏崎・刈羽ブロック、加茂・三条・田上ブロックで開催しました。
期日・会場・参加者数
出雲崎・柏崎・刈羽ブロック
令和4年7月8日(金曜日) 出雲崎町中央公民館(90名参加)
加茂・三条・田上ブロック
令和4年8月18日(木曜日) 加茂市産業センター(85名参加)
日程
13時40分 開会式
13時55分 説明「社会同和教育市町村巡回研修会の趣旨」
14時10分 取組紹介「学校教育の取組」
14時35分 講義「中越地区の同和問題と人権教育の推進」
15時45分 閉会式
説明
社会同和教育市町村巡回研修会の趣旨
(新潟県教育庁生涯学習推進課)
<内容>
- 社会同和教育市町村巡回研修会 の趣旨について
- 新潟県の人権教育に関する基本方針について
- 同和問題について
- 人権教育を取り巻く国や新潟県、新潟県教育委員会の動向について
- 生涯学習推進課の取組について
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取組紹介
出雲崎・柏崎・刈羽ブロック
出雲崎町立学校における取組(出雲崎町立出雲崎小学校)
<内容>
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加茂・三条・田上ブロック
加茂市学校教育の取組(加茂市教育委員会学校教育課)
<内容>
- 加茂市の教育、学校教育の重点
- 加茂市の学校教育における人権教育、同和教育
- これからの展望
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講義
中越地区の同和問題と人権教育の推進
前新潟産業大学特任教授 秋山 正道 様
「部落差別解消に向けた国の動向とその背景」「部落差別問題の実態と取組」「被差別部落の人々が果たしてきた役割」などについて、具体的に分かりやすく講義していただきました。
まとめ
参加者のアンケートでは、「研修会をとおした同和問題の理解」の肯定的評価が99%となりました。「講師の話が具体的で、県内の同和問題の実態が分かった」「同和問題は身近な問題であると気付いた」「同和問題や同和教育を改めて考えるよい機会となった」との声もいただきました。また、県内各市町村が作成した、部落差別問題に関するパネルも展示したことで、県内の部落差別問題の実態を知ることにつながりました。本研修会が同和問題についての理解を深めたり、学び直しをしたりする場となっています。
今後、同和教育がますます推進されるとともに、部落差別問題解消に向けた取組が一層広がっていくことを期待します。