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【中越】令和5年度 子ども読書レベルアップ研修会を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0622486 更新日:2023年11月20日更新
 新潟県教育委員会では、地域や学校で子ども読書活動推進の牽引役となる方を対象として、総合的な知識と実践的な技術の習得及びレベルアップを図るために標記研修会を開催しています。今年度は理論研修をオンラインで、直接体験できる実践研修を県内4会場(中越地区1会場を含む)で実施しました。

事業の概要

<目的>

  • 地域で子ども読書活動推進の牽引役となる方を対象とした研修会を実施し、総合的な知識と実践的な技術の習得及びスキルアップを図る。
  • 学校での活動を活性化させるため、学校関係者と地域での活動者とが一体となって研修を受け、関係者のネットワークの構築及び連携強化を図る。

 

<参加対象>

  • 公立図書館司書、幼・小・中・高・義務教育・中等教育・特別支援学校教職員、学校司書、保育所・こども園・児童館職員、行政職員、読書ボランティアの方
  • 子どもの読書活動に興味・関心のある方

 

中越地区会場の実践研修の様子

<期日・会場・参加者数>

 令和5年8月23日(水曜日) 魚沼市中央公民館(29名参加)​

 

<研修内容>

○講師 絵本でSDGs推進協会 代表理事​ 朝日 仁美 様​​

○講義 「誰一人取り残すことのない読書環境を目指して」
      ~絵本で世界とつながろう 絵本でSDGs〜

○読み聞かせの実演

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 前半の講義では、「全ての子供たちが本に親しむことができる読書環境」にするための配慮や工夫について学びました。「本が読めない」とはどういうことかを考え、それぞれの理由に合った方法で読書環境を整えること、読書バリアフリー法に基づき点字図書やLLブックをはじめとする様々なバリアフリー図書があることなど、具体的に分かりやすく教えていただきました。
 後半は、「SDGsと絵本」をテーマに研修しました。SDGsについて学んだ後で、絵本の内容とSDGsの17のゴールとを紐付ける手法を体験しました。また、バリアフリーの視点に立ち、読み聞かせの本を聞き手が見やすくするために、情報機器を活用して拡大投影するなどの工夫も学ぶことができました。
 バリアフリーとSDGsの両方の視点を併せ持つことで、「誰一人取り残すことのない読書環境」につながることを理解することができる研修となりました。

 

<参加者アンケートより>

  • SDGsについてとても勉強になりました。知らなかった本を紹介していただき、とても参考になりました。図書館の方に所蔵したいと思いました。(公立図書館職員)
  • 「本が読めない」についても、人ぞれぞれ理由があって、それに対してそれぞれアプローチが変わってくるということを再度強く認識しました。実物のバリアフリー資料を見る機会はあまりないので、見ることができてうれしかったです。SDGsについても、1冊の本から複数の目標を見つけ出すように読むなど、意識すれば身近にSDGsについて考える機会は眠っていると思いました。(学校司書)
  • 福祉の視点からSDGsまで、絵本の活動が読み聞かせだけにとどまらない可能性がたくさんあると学ぶことができました。トークも楽しかったです。ありがとうございました。(保育所・こども園・児童館職員)
  • 絵本でもSDGsなどを分かりやすく子どもたちに教えることができることを知り、機会があったらぜひ読んでみたいと思いました。LLブックなど知らないこともあり、参考になりました。(読書ボランティア)
  • 学校や子育て広場などで読み聞かせをしています。いつも楽しい絵本を選書しがちです。SDGsの絵本は、どんな場所でどんな人を対象に読んでいいのか難しいと思いました。自分でたくさんの絵本を読んで、他の方にも伝えられるようになりたいです。(読書ボランティア)
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