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令和元年度小・中・特別支援学校等PTA指導者研修会

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0212561 更新日:2019年9月3日更新

令和元年度 小・中・特別支援学校等PTA指導者研修会を開催しました

はじめに

講義1 PTA指導者としての資質の向上を図り、PTA活動の活性化につなげるための研修会です。中越地区は、2会場で325人の参加があり、研修を深めました。

 少子高齢化や人間関係の希薄化に伴う地域コミュニティの変化、感動体験・直接体験の不足、価値観の多様化など、子どもたちを取り巻く環境が大きく変化しています。そのような状況の中、県の共通テーマ「学校と家庭、地域をつなぐPTA活動の工夫」に基づき、中越地区では、子どもたちの心の健康に着目した「子どもたちのメンタルヘルスを支えるPTA」を内容とする研修会を実施しました。子どもたちが生き生きと自分らしく生きていくことができるよう、PTAの立場からどのようなことに気を付け、どのような支援ができるのかについて学ぶ機会としました。

事業の概要

□ 参加対象

 小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校のPTA役員、教職員、参加を希望する保護者

 

□ 期日・会場

 
期  日 会  場
令和元年6月11日火曜日 燕市 吉田産業会館
令和元年6月25日火曜日 小千谷市 サンラックおぢや

 

□ 日程

    13時00分 受付(市町村ごとに)

    13時30分 開会式(主催者挨拶、歓迎の言葉)

    13時45分 研修(講義、グループ協議) ~途中休憩あり~

    16時30分 アンケートの記入・片付け

 

研修会の様子

講義の様子テーマ 「子どものメンタルヘルスを支えるPTA」

 講 師    新潟青陵大学 准教授  齋藤 恵美 様

 講義では、Youメッセージ(あなたは~しなさい)ではなく、Iメッセージ(私は~と思う)を送ることを大切にした子どもとの接し方、「ストレスは必ずしも悪ではない」というストレスのとらえ方、「聞き役に徹する」というかかわり方、「10秒呼吸法」というストレスサインが見られた時の対処法等、演習も交えながら理解を深めました。その後のグループ協議では、講演を聞いての感想や子どもたちの心の健康・笑顔のために取り組んでいること・取り組みたいことについて意見交換を行いました。

 本研修会を通して、参加者は、子どもが心の健康を保つためのかかわり方や言葉がけの重要性、ストレスサインに気付いた時の対処方法などについて学び、それぞれが子どもへのかかわり方について具体的な示唆を得ることができました。家庭でも所属するPTAでも「学んだことを生かしていきたい」との声が多数ありました。

グループ協議グループ協議 小千谷会場

参加者アンケートから

〔※ 回答311人(回答率95.7%)、1~3の記載は抜粋〕

1 この研修で得たことや、心に残ったことは何ですか。      講演の様子 小千谷会場

 ストレスは大人よりも子どもの方が抱えやすく解消しづらいかもしれない。だから、ストレスと上手につきあう必要がある。とにかく、よく子どもの話を聞くことが大切だと感じた。

 日頃から気になってはいるが具体的にどう子どもと向き合って心の健康を保つべきか分からなかったが、丁寧に解説していただき、よく理解できた。Iメッセージを使って子どもに注意していきたいと思う。

 子どものストレスに気付いてあげられるように子どもの話に耳を傾け、伝えるときにはIメッセージで伝えてあげるということが大事だと気付かされた。

 講義を通じて「メンタルヘルス」について考えるきっかけとなった。特にストレスとの向き合い方について考えさせられた。

 ストレスと上手く付き合うことが大事ということを改めて感じた。子どもも大人も良いところをたくさん見付けて言葉にしてほめ合うことを心がけたいと思った。

 

2 この研修で得たことを、今後どのように生かしていきたいと思いますか。グループ協議 燕会場

 家庭での子どもたちとのかかわり方を見直したいと思った。子どもたち以外との関わりにも生かしたいと思った。PTA、学校と共有して今後に生かしたいと思った。

 自分の周囲の子育て世代の親御さんたちにもお伝えしたい話だと思った。PTAとして、学校にも持ち帰り、何らかの形で生かせたらいいと思う。

 子どものストレス(サイン)を感じ取ってあげられるようにしていきたい。ストレスは悪いばかりではないと知り、今後に生かしたい。子どもがいつでも親へ相談できるような環境づくりをしていきたいと思う。

 自分の子どもに対してもコミュニケーションは考えながら大切にしていきたいが、親同士の関係も大切にし、PTAを盛り上げていきたい。

 ストレスを子どもも抱えているのではないか、そこに親がどう接してあげたらよいかを考えさせられたので、総会等でこの講演で得たことを発信し、そして自分の家庭で実践してみたいと思う。

 

3 さらに学びたい内容は、どんなことですか。

 他の学校・学園とのコミュニケーションをもっと取りたい。他の学校の良いところ学びたいところを知って自分の学校に生かしたい。

 子どもたちに命の大切さを分かりやすく、そして深く考えることのできる(親と子で)、またクラス単位でも話し合える講演を行って学びたい。

 感情をコントロールできない子どもが増えていると感じている。学校教育よりも家庭教育が重要である。どのように今の時代子育てをすれば良いか学びたい。特別な支援が必要な子どもへの正しい知識をPTAとしても多くの家庭に伝えたい。

 子どもの自己肯定感が取り上げられるようになったが、親自身が自分自身を大切にすることで子どもも満たせるのではと思っている。大人の自己肯定感の講座があれば聞いてみたい。

 最近の学校の講習会等は「メディアとの関わり~」が多いのでメンタルヘルスの話をもっと聞きたい。

 

4 参加回数について参加回数

 初めて参加した人が75.2%。2回目の方も加えると87.6%となります。新鮮な気持ちで参加し、「講演や他校の方々との交流をとおして得るものが多かった」との声を多数いただきました。

  

 

5 運営面について開催時期

 (1) 開催時期

 「よい」・「どちらかといえばよい」といった肯定的な評価をした人が86.1%でした。学校行事や地域行事とできるだけか重ならない時期を選んで開催したことによるものと思われます。

 

 

 (2) 当日の日程当日の日程

 肯定的な評価が83.4%となりました。講演と講演内容を受けてのグループワークを併せて行い、他校からの参加者との意見交換・情報交換ができ、研修内容を深めることができたことが支持された理由と考えています。

 

 

 

(3) 会場会場

 肯定的な評価が87.3%でした。昨年度の3会場から今年度は2会場になり、参加会場までが遠くなってしまった方が増えたかもしれませんが、冷房付きの会場で、参加者数に見合った広いスペースで研修できたことが支持されたものと思います。

 

 

 

 (4) 運営面全般運営全般

 肯定的な評価が86.7%でした。初対面の人との交流は、ストレスがあったかもしれませんが、グループワークではたくさんの笑顔と他の人と共に学ぼうとする前向きな姿勢が見られました。積極的な参加態度と協力が円滑な運営につながりました。

資料

学校種別参加状況一覧(2会場の合計)

 
種別 対象PTA 参加PTA

参加率

参加者数 男性 女性

小学校

184校 176校 95.7% 205名 133名 72名

中学校

中等教育学校

93校 87校 93.5% 101名 52名 49名

義務教育学校

小中一緒のPTA

4校 4校 100.0% 6名 2名 4名

特別支援学校

11校 11校 100.0% 13名 0名 13名

292校 278校 95.2% 325名 187名 138名

 

 

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