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【三条】「魅力の詰まった自販機」道の駅たがみ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0585233 更新日:2023年7月26日更新

100円玉をセットし、レバーを回転させると、”ガチャガチャ”という音がして、カプセルに入った玩具が下から出てくる「カプセルトイの自販機」。最近では、子どもだけでなく大人までもハマる人が増えているなんて話も聞いたりする今日この頃。

南蒲原郡田上町には、地元の小学生のアイデアから誕生したキャラクターが缶バッチになった、カプセルトイの自販機があるらしい・・・。

そこで、『自販機を探る』の第4弾は、そんな魅力の詰まったカプセルトイの自販機が設置されている南蒲原郡田上町にある「道の駅たがみ」に行ってみることにしました!

たがみガチャ

「道の駅たがみ」に到着!早速、回してみることに!!

たがみガチャ

「道の駅たがみ」の情報発信休憩施設棟で、目当てのカプセルトイの自販機を発見!

たがみガチャ

可愛いキャラクーがいっぱい並んでいて、ワクワクを抑えきれず、早速、回してみることに!!

たがみガチャ

”ガチャガチャ”という音とともに、カプセルが出てきました。この感覚、なんとも懐かしい。

たがみガチャ

カプセルを開けてみると、「もぐら!?」の缶バッチが入っていました。一緒に中に入っていたキャラクター紹介によると、「竹もぐ」という名前のキャラクターとのこと。
「鼻はたけのこ、しっぽは竹」になっていて、田上町の特産物を上手くキャラクターに取り入れている。それにしても、小学生の発想ってすごい豊かなだなぁ~。

馬場駅長さん、「たがみガチャ」のことを教えてください。

馬場駅長

田上町の特徴を活かして可愛いキャラクターの缶バッチにしたカプセルトイ、「たがみガチャ」という名前で、全部で11種類あるという。この「たがみガチャ」の誕生秘話を 「道の駅たがみ」の駅長 馬場大輔さん に伺いました。

背景には、地元の子どもたちの「成功体験」への種まきとして。

「地域をどう次世代につないでいくか」「どういう手法でどういうふうに何をつないでいけるか」、そのような思いを実践したい、その方法として「道の駅」の駅長という立場を選んできたという。

その中で、地元の子どもたちに、「成功体験を植え付けていくというのは、必ず将来返ってくる」、そういった背景と、地元にある羽生田小学校の150周年記念事業ということで、今回のプロジェクトが始まった。

羽生田小学校では、1年生から3年生まで田上町について勉強し、「4年生では、それをどう発展させましょうかみたいな、ちょうど、そういう授業とタイミングが合ったので、それを伝える。そうか!伝えるためにどうしていくか?」という流れから、「それじゃあ、キャラクターを作ろう!」という話に展開した。

楽しく伝えるために、「道の駅」という場を「出口」とした。

「キャラを作ってどうしようか?」、それに続く発想として、「そこから商品化して出しましょう!」っていう発想は、「道の駅」という場を持っているからこそ。「『道の駅』の場って、やっぱり伝える場所だし、うん。ぴったりだから、ぜひ『道の駅』という出口でやろう!」となった。

缶バッチの制作にあたっては、「イラストレーターさんに入っていただいて、最後の出口のところはプロにやってもらうって、僕すごく大事にしている手法なんです。本物(プロ)の人と一緒に最終的に整えることで、伝わりやすくするというか、届けやすくなる」とのこと。

子どもたちの豊かなアイデアが、プロの手によって、こうした可愛いキャラクターとして形になったいうことのようだ。

そして、みんなの「自分事(じぶんごと)」になっていった。

たがみガチャ

「鼻は”たけのこ”とか、しっぽは”竹”で、地面の中にいて動きはとかって、いろいろと子どもたちが考えたものですよ。いろんな子たちから出たアイデアを編集してもらって、このキャラが出来上がるんですよ。子どもたちみんなのアイデアから出来ている。だから、みんな自分が出したアイデアだと感じる。

自分事(じぶんごと)になっているんですよ、全部。

「最終的なイラストを作り込んで、名前も4年生がいくつか考えたのを下級生たちに選んでもらったんですよ。下級生たちは自分が選んだと感じるんですね、名前。

「私が名前を付けたって、みんなが思ってるから、全部が自分事(じぶんごと)になるんですよね。

5年生、6年生には、こうして出来上がった「たがみガチャ」を回してもらったとのこと。「そうすると、親に話します。自分たちが携わってるのが出来たって。」

こうして、今回のプロジェクトがみんなの「自分事(じぶんごと)」になっていったようだ。

みんなの力で作った「たがみガチャ」、只今ファン拡大中!

「なんか、僕やりたいやりたいという人ですけど、結局自分じゃこれデザインできないし、アイデアも出せないんですよ。やっぱり、いろんな人が、何か面白そうだなとか、一緒にやるよとか。これも、学校の先生が協力してくれて、PTAも協力してくれたり、デザインの人たちがそこにいなければできないことだから、もう本当にみんなの力で作ってるって思っています。

「学校に行くとね、先生たちがみんな付けてたんですよ。運動会では、みんなTシャツにして着てました。先生たちも今までそんなことないから、すごく楽しんでくれて。親御さんもそう。私んとこの子が作ったって、全部のキャラ集めるんですよ。最近は、町外の人までも集めに来てくれているというような感じがします。護摩堂山に登ったお客さんが、どうしてもアジサイの缶バッチが欲しくて、ひたすら実際に出るまでやるとか。」

町外の人までもファンを拡大している「たがみガチャ」。カプセルトイだけでなく、今回作ったキャラクターを使って、壮大な構想が現在進行中らしい。今後の展開もまた楽しみだ。

地元の高校生とタッグを組んで、「豚肉」のブランド化に挑戦!

「道の駅たがみ」では、「たがみガチャ」のほかにも、地域価値向上を目指して挑戦し続けている。
新潟県立加茂農林高校の生徒が田上町にある農場で愛情込めて飼育した豚、この豚肉を「加茂農林高校ポーク」としてブランド化に挑戦。

加茂農林高校ポーク

まずは第1弾として、令和5年7月中だけの限定で販売。商品のラベルをよく見ると、「加茂農林高校産」との記載がある。今後も継続していきたいという考えもあるようで、第2弾も期待される。

加茂農林高校の豚ブランドマーク

可愛らしい豚のイラストが入った、丸い緑のブランドマークまでありました。「道の駅たがみ」の中にある食堂「たがみ食堂 おひるとおやつ」では、加茂農林高校の豚肉を使用した「タレカツ丼」を期間限定で販売中!ちょうどお腹も空いてきたので、注文してみました!!

タレカツ丼

タレカツがドドーン!と3枚乗って、ボリューム感ありの「タレカツ丼」。タレカツは甘めの味付けで、口の中で豚肉の旨味が溢れ出て、とっても美味しかった~。お腹いっぱい、ごちそうさまでした。

”甘いものは別腹”ですよね。また美味しいもの見ーつけた!

梅ソフトクリーム

綺麗な緑色がとっても映える「梅ソフトクリーム」。田上町特産の「越の梅」を使用しており、青梅の爽やかな香りと味わいでした。

七夕

食堂には、田上町の竹を使った七夕飾りがありました。短冊は地元の幼稚園児が書いたものだという。馬場駅長さんは、「親御さんから”素敵なところに飾ってくれてありがとうございます”って言ってもらいました。本当に皆さんのおかげで一緒に楽しんでいる感じですよね。」と嬉しそうに話していた。

子ども用のテーブルと椅子

食堂で見つけた、子ども用のテーブルと椅子。「道の駅たがみ」の合言葉は ”やさしい 道の駅” 、施設内の随所で、そんなやさしい想いが感じられる。

こどもトイレ

場所を移動して、情報発信休憩施設棟にあるトイレの前に。「道の駅たがみ」には、幼児用トイレが設置されている。「こどもトイレ」の入口にあるやさしいデザインのマークは、子どもの目線に配置。小さいお子さんでも利用しやすい、”やさしい 道の駅”  となっている。

価値づくりを積み重ね、次の世代にバトンをつなぐ。

たがみバンブーブーブランコ

高さ6メートルもある、竹で作った巨大な「たがみバンブーブランコ」。実際に乗ってみると、風を切る爽快感とともに、空まで飛んでいきそうな浮遊感が味わえる。竹は英語で”バンブー(bamboo)”、田上町の竹を使ったブランコである。

令和4年10月に開催した、竹あかりのイベント「たがみバンブーブー2022」。竹で作った「バンブーアート」により、田上のまちをライトアップした。「バンブー”ブー”」の”ブー(boo)”は、英語で人を驚かすための発声の際に用いる表現。馬場駅長さんは、「驚かし続けなきゃだめだと思う。昨年も来たけど、やっぱり今年も来て良かったなと思ってもらいたい。」と話し、今年の開催に向けて早くも動き出しているようだ。

 

道の駅たがみ

「道の駅たがみ」のコンセプトは ”近きものよろこびて、遠きもの来る” 、町内外の賑わいや交流の拠点となることを目指し整備されたという。まさに今、「道の駅たがみ」が拠点となって、地域の人たちとその道のプロとを”つなぎ”、みんなが”自分事(じぶんごと)”として関わっていくことによって、みんなの力で”新しい価値”をつくり出している。そうしたことを積み重ね、また次の世代へとそのバトンをつないでいくことだろう。

「道の駅たがみ」についてもっと知りたい方はこちらを御覧ください。

「道の駅たがみ」ホームページ<外部リンク>

今回お話を伺った 「道の駅たがみ」の駅長 馬場大輔さん については、新潟県が運営するポータルサイト「新潟のつかいかた」の連載「新潟のシンガタビト」でも紹介されています。
「まちの価値をつくり、次世代につなぐ。<道の駅たがみ>・駅長 馬場大輔さん」<外部リンク>

「道の駅たがみ」へのアクセス

〒959-1503
新潟県南蒲原郡田上町大字原ヶ崎新田3072番地1

・北陸自動車道「三条燕IC」から車で約30分
・磐越自動車道「新津IC」から車で約15分

「道の駅たがみ」の周辺情報

にいがた観光ナビ「越後豪農の館 椿寿荘 (ちんじゅそう)」<外部リンク>

にいがた観光ナビ「田上町総合公園 YOU・遊ランド (ゆーゆーらんど)」<外部リンク>

にいがた観光ナビ「日帰り温泉 ごまどう湯っ多里館(ごまどうゆったりかん)」<外部リンク>

 


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