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【長岡】刈谷田川ダム情報 ~令和5年度ダム見学会~

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0637067 更新日:2024年2月5日更新

令和5年5月から11月のダム見学会についての報告

 令和5年度になり、小学校の総合的な学習、地域を知るための学習の一環として、5月から11月に、見附市の葛巻小学校、名木野小学校、新潟小学校、長岡市の栃尾東小学校、栃尾南小学校、中之島中央小学校の計6校の皆さんが当ダムを訪れました。

 見学会では、刈谷田川ダムの役割が治水だけではなく、利水もあることを説明しました。
 治水に関する説明では、ダム最高水位の高さを現地で実際に見てもらうなどして(下の写真)、児童の皆さんにダムの役割を理解してもらいました。
ダム最高水位を説明中
後日、見学の感想やお礼がかかれたお手紙をいただきました。ありがとうございました。
お礼のお手紙の一部

見学会でよくよせられる質問とその回答

主な質問
   
ダム本体はどのくらいの大きさですか?

長さ202.5m、高さ83.5m、幅は82.6m(一番下)から5.0m(一番上)です。

横から見た図はパンフレットの3ページを参照

どのくらい水がありますか?

ダム本体の後ろにある貯水池(ダム湖)に、以下の量の水を貯めています。

6月15日~9月30日:約22万m3(立方メートル)
10月1日~翌年6月14日:約80万~88万m3(立方メートル) ※発電状況により異なります。

いずれも雨が降っていないときの普段の量です。なお、1m3(立方メートル)の水の重さは1t(トン)=1,000kg(キログラム)です。

どのようにつくりましたか?

こちら(空飛ぶバケツの名残)参照

どのようにダムの水を川に出すのですか?

ダムには大きく分けて上段、中段、下段の3つの水の流路があり、普段は下段の流路(主バルブ)か、下段につながっている下流の刈谷田発電所から川に水を出しています。
基本的に、365日24時間、常にダム湖の水を川へ出しています。

ダムの中には何がありますか?

基本的にダム本体はコンクリートの塊ですが、ダムの中には、鉄製のゲート、バルブや、それを開けたり閉めたりする機械、それらが置いてある部屋、部屋と部屋を結ぶ通路、階段、エレベータもあります。地震計などの計測機械も置いてあります。

どんな生き物がいますか?

パンフレット6ページに載っているニホンザル、ニホンカモシカ、イワツバメ、ハヤブサのほかにも、ウサギ、ウグイス、カモ(渡り鳥)や他の鳥、ヘビ、コイなどの魚(ダム湖)、クワガタなどの昆虫や様々な虫がいます。ウサギのあしあと

参考写真:冬、湖の斜面についたウサギの足跡

ダムの水は凍らないの?

ダム湖表面は凍りますが、中までは凍りません。
凍ったダム湖表面をカモシカが歩いたりします。こちら(湖面に特別天然記念物)参照

平成16年7月13日水害のとき、ダムの水位は?

これまでで最高の水位になり、ダム湖が満水になりました。今でもその時の水位がわかるよう、見学者向けにダム湖に目印を設置してあります。

洪水のとき、水はあふれない?

水がダム本体高さを越えてあふれると、ダムが不安定になって壊れたり、中の機械が水没して長期間ダムの洪水を調整する機能が失われる可能性があります。

よって満水近くになったら、これ以上水位を上げないために、上段の流路(クレストゲート)を開けて、水を流します。これを緊急放流と言います(以前は異常洪水時防災操作と言いました)。刈谷田川ダムでは、これまでに1回だけ、7月13日水害のときに行いました。

このとき、上流から流れてくる水の量を上回らないように、流す水の量を上段ゲート(クレストゲート)で調整します。

ダム湖にたまった水は、降雨が終わってから、流します。 

パンフレットの4ページを参照

洪水が起きない工夫は?

7月13日水害以降、主に下の3つの工夫(対策)をしています。

・洪水の発生しやすい時期(6月15日~9月30日)は、ダム湖の水位を10m下げ、水を多くためられるようにしておく(洪水期運用)。
・刈谷田川中流部に、洪水のときに水をためられる遊水地を建設。
・川の屈曲部(急カーブ)をゆるやかにする、堤防を高く丈夫にするなど、水が多く流れるよう川を強化。

 

当日資料(刈谷田川ダムパンフレット)

 今回のダム見学に用いたパンフレットは、下記のリンクから御覧いただけます。

ダム見学の申し込み方法

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