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【就農の先輩たちの声】「東京で働いていたけれど、佐渡市で農家になった人の話」|清水一繁
【プロフィール】
- 1978年生まれ(非農家・茨城県出身)
- 2013年夏、「新・農業人フェア」へ参加し、各県のブースで話を聞く。その中で、「佐渡のブース」と出会う。
- 2013年秋、公益財団法人 羽茂農業振興公社で柿の収獲体験を実施。
- 佐渡は離島。海を隔てているから、なかなか帰れない、頑張るしかないという覚悟で移住した。
- 【経営概況】柿40a、アスパラガス10a、農作業アルバイト
Q 就農の動機を教えてください
東京で派遣社員として勤務していましたが、継続的に仕事のできる農業に以前から関心がありました。
羽茂で柿の収穫体験を経験して、自分に合っていると決断しました。
Q 就農するまでの経緯を教えてください
2014年春から2年間、(公財)羽茂農業振興公社で柿の栽培、先進農家でアスパラガス栽培について研修を実施しました。
2016年春に、農業経営を開始し、農業次世代人材投資資金(旧:青年就農給付金)制度を活用しました。
研修1年目の終わりに柿のトレーニングほ場が設置され、一連の作業を任され、自分の知識や技術の取得度を把握することができ、就農に活かすことができました。
地域に慣れ、受け入れてもらえることが大切で、色々な研修会や会合に参加し、自分を売り込むことに努力しました。
Q これから就農する人へのメッセージをお願いします
【田舎暮らしを始める前に考える】
移住や農業を目指す際は、家族間でよく話し合うことが大切です。
【農家になって】
積極的にコミュニケーションをとることが、色々なチャンスにつながります。(農作業アルバイト・農地の紹介など)
何でも一から始めることは難しいですが、今までの経験が必ず役に立ちます。応援してくれる味方をつくり、一歩一歩進めば大丈夫です。
就農してから、解決すべき問題は毎日のようにありますが、改善と実行、確認を繰り返せばよいです。自分で考え、自由に実行できることが農家の利点です。