ページ番号を入力
本文
新潟県では農家の所得向上を目指して、水田における収益性の高い園芸作物(野菜等)の栽培を推進しています。
しかしながら、県内に多く存在する粘質土水田は水はけが非常に悪く、園芸作物の安定生産のために必要な排水やかんがいの実施が難しい状況にあります。
基盤研究部では、こうした課題に対応するため、令和元年度から県内各地区の試験田で対策技術の検証に取り組んできました。
その結果、土壌条件に応じた排水対策(補助暗渠、心土破砕、明渠等)を適切に行うことにより排水性が向上し、さらに暗渠を利用した地下灌漑技術により干害を回避できることが実証されました。
今後はさらに水田を迅速に畑地化する技術の開発に取り組んでいきたいと考えています。
○排水対策の実施状況
もみがら補助暗渠の施工(令和元年7月上旬 阿賀野市)
○試験田の栽培状況
たまねぎの地下かんがい(令和3年5月上旬 新潟市)
えだまめの収穫(令和3年8月上旬 上越市)
キャベツの生育状況(令和3年10月上旬 上越市)
ブロッコリーの生育状況(令和3年11月上旬 新潟市)