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農業総合研究所における研究員人材育成の一環として、博士号取得推進の取組をお伝えしましたが、今回は6月23日に開催した新任者への研修についてお伝えします。
農業総合研究所に配属になる研究員のうち、多くは新潟県職員の農業職として採用されます。様々な農業関連の職場のひとつとして農業総合研究所があり、採用や人事異動により新たに研究員となる職員が毎年数名います。
今回、今年研究センターに異動してきた4名の新任研究員を対象に、研修会を開催しました。
はじめに所長から歓迎の挨拶、また研究所の目指すべき姿や農業及び食品産業に役立つイノベーションの実現に向けた技術開発など研究に携わることへの激励がありました。
研修の前半は、農業総合研究所における研究業務について、企画経営部の職員が講座を行いました。
この研修の目的のひとつは、新任研究員から普段の研究業務で必要な基礎的知識・技術を習得してもらうことにあります。
研修前半は、研究業務を担当する職員が、研究の使命と組織体制、課題立案と研究成果の組み立て方、研究予算の3つのテーマについて説明しました。
研修のもうひとつの目的は、普段別々の研究センターで働く新任者同士のネットワークづくり、それによる新任者特有の不安の解消など、研究所全体の枠組みを活かした人材育成です。
そのための研修後半では、先輩研究員2名を交えての意見交換会を開催しました。
最初に、先輩研究員がこれまでの職歴、担当してきた研究課題や外部資金獲得への歩みと研究の大変さ、面白さ、やりがいなど、研究員として必要なスキルやマインドについて体験談を交えながら紹介しました。
その後の意見交換では、新任者が研究員となって三ヶ月ほどが経過したなかで、それぞれが抱える疑問や悩みなどを共有し、先輩研究員からアドバイスをもらっていました。
新任研究員が研究所に新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。