園芸栽培のとりくみ
新発田地域には、県全体の16%にあたる約24,000haの水田が広がっており、この豊かな自然に恵まれた田園風景は、四季折々、住む人、訪れる人の心を和ませてくれています。
本地域の水田整備率は58.6%で、排水不良地域が多く用排水整備を主体として推進してきたことなどから、県平均の64.7%より低い状況となっています。
県では、経営体への農地集積・集約化等により経営規模の拡大や生産コストの低減を進め、農業所得の向上・経営基盤の強化を図るため、経営体育成基盤整備(ほ場整備)を進めています。
※R4年度において、22地区で実施中
米消費の落ち込みや長期的な米価の下落のなか、農業者の更なる所得向上を図るため、稲作だけに頼らず、経営の多角化・複合化等の推進が必要であり、県では、ほ場整備を契機とした園芸導入の取り組みを進めています。
発久地区の園芸栽培の取り組みを紹介します。
大区画化された水田。
稲と混ざって、園芸作物が栽培されている田園風景をよく見かけます。
今まで稲の栽培を専門にしてきた農家の方からも、栽培技術の取得向上のため、えだまめの試験栽培に取り組んでいただいております。
試験栽培に取り組んでいる方から、えだまめの栽培は、稲と比較して、草刈り等の管理が非常に大変との感想をよく聞きます。
園芸の拡大を図る上で、効率的な栽培管理が可能となる技術や体制づくりが、必要と考えています。
掲載中の「しばた魅力はっけん【農村整備部】(第1回)(第2回)」もぜひご覧ください!