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令和5年10月19日に、上越市柿崎区総合事務所にて、県内市町村の宅地危険度判定士を対象とした、実務研修会を4年ぶりに開催しました。
この研修は、地震等の大規模災害発生時に住民の安全を確保できるよう、宅地の被害状況を調査し、危険度を判定する被災宅地危険度判定士の技術力向上を目的とした実地訓練です。平成24年度から実施し、今回で9回目となります。
当日は、上越市、加茂市、柏崎市及び全国宅地擁壁技術協会から11名の被災宅地危険度判定士が参加しました。
研修会の開催にあたり、全国宅地擁壁技術協会北陸支部からご協力いただき、屋外で擁壁の模型を使った模擬判定を行いました。
(1)机上研修
危険度判定の手順や判定調査票の作成方法について、県の担当者から説明を行いました。
<机上研修>
(2)模擬判定
1班3人で、屋外に設置した被災した擁壁の模型の被災状況の調査、計測、写真撮影、調査票の記入、危険度の判定を行いました。
<模擬判定>
(3)判定調整員への報告
被災擁壁の危険度判定結果について、判定調整員役の職員へ報告しました。判定調整員役からは、判定結果だけでなく、今後の被害の拡大の見込み等についても聞き取りを行いました。
<判定調整員への報告>
参加者からは、「マニュアルを読むだけでは分からない、模擬訓練で判定活動をすることができて良かった」等の意見をいただき好評でした。
「被災宅地危険度判定制度」については、こちらをご覧ください。