駐日外交団による地方視察ツアーを開催しました
世界錦鯉サミットの開催にあわせて、令和4年11月5日(土曜日)、6日(日曜日)の二日間、駐日外交団による地方視察ツアーを開催しました。
外交団からは、錦鯉をはじめ、花火や日本酒、食文化など、新潟の多様な魅力を体感でき、すばらしいツアーであったという声を多くいただきました。
特に、錦鯉の放流式や、棚田棚池での長岡花火の打上げについて、実際に肌で感じ、見ることができたと、大変好評でした。
今後、各国駐日大使館との関係性を更に深めながら、錦鯉産業の発展や各国との文化的・経済的な交流を推進してまいります。
開催概要
【日時】令和4年11月5日及び6日
【主催】新潟県・長岡市・小千谷市・外務省
【参加者】20か国の駐日大使館の大使・公使など34名
【参加国(アルファベット順)】
アルゼンチン、オーストリア、ブラジル、エジプト、ドイツ、ギリシャ、インド、インドネシア、イタリア、マレーシア、メキシコ、モロッコ、オランダ、サンマリノ、シンガポール、スペイン、タイ、トルコ、英国、ベトナム
【プログラム】
11月5日(土曜日)
・道の駅ながおか花火館視察・歓迎昼食会
・新潟県錦鯉品評会視察
・錦鯉の里視察・錦鯉放流式
・棚田棚池・やまこし復興交流館「おらたる」視察
・駐日外交団歓迎レセプション
11月6日(日曜日)
・クールジャパンEXPO in NIIGATA視察
・世界錦鯉サミット参加
・新潟県PRランチセミナー参加
11月5日(土曜日)
【アオーレ長岡でのお出迎え】
長岡駅に到着した一行を、磯田達伸長岡市長などが出迎えました。
長岡駅には長岡造形大学の学生によるアート作品が展示されました。
アオーレ長岡は中越華道会による生け花で華やかに装飾されました。
【道の駅ながおか花火館】
道の駅ながおか花火館では、山古志小学校の児童による太鼓の演奏で外交団を歓迎しました。
ドームシアターで花火の映像を鑑賞していただき、「本物の長岡花火を見たい」との感想が聞かれました。
昼食会では、長岡の食材を使った料理とともに、酒どころ長岡の日本酒をPRしました。(会場:ダイニングレストラン HIGH AMBITION)
【農林水産祭参加 第62回新潟県錦鯉品評会】
(会場:小千谷市総合体育館コミュニティプラザ)
農林水産大臣賞をはじめ、各賞を受賞した錦鯉を数多く鑑賞していただきました。
丹精込めて育てられた選りすぐりの錦鯉の大きさ、美しさに、外交団からは感嘆の声が聞かれました。
【錦鯉の里】
小千谷市錦鯉漁業協同組合から参加国の大使館へ寄贈された錦鯉の放流式を行いました。
また、錦鯉の里には、世界錦鯉サミットの開催を記念したモニュメントが設置され、その前で多くの外交団が記念撮影をしていました。
参加国それぞれの国旗をモチーフにしたオリジナルの鯉のぼりをはじめ、行く先々で市民からの歓迎を受け、外交団はおもてなしに感激した様子でした。
【棚田棚池・やまこし復興交流館「おらたる」】
やまこし復興交流館「おらたる」で、新潟県中越地震からの復興のあゆみを紹介しました。
そして、日本農業遺産に認定された、錦鯉を育んだ棚田棚池の夕景の中、特別に長岡花火が打ち上げられました。
外交団からは、間近で花火を体感して感動した、8月に開催される長岡まつり大花火大会も見てみたい、という感想をいただきました。
【歓迎レセプション】
(会場:朱鷺メッセ メインホール)
長岡青悠会・光悠会による「悠久太鼓」で始まり、花角英世知事などによる挨拶の後、マンリオ・カデロ駐日サンマリノ大使から、駐日外交団を代表して挨拶をいただきました。
小千谷市の伝統芸能「太太神楽(だいだいかぐら)」も披露され、新潟県産の食材をふんだんに使用した料理とともに、参加者との交流を深めていただきました。
11月6日(日曜日)
【クールジャパンEXPO in NIIGATA】
(会場:朱鷺メッセ 展示ホール)
世界錦鯉サミットと同時開催された「クールジャパンEXPO in NIIGATA」を視察いただきました。
「錦鯉だけでなく、新潟県の様々なすばらしい文化を深く知ることができた」と喜んでいただきました。
世界錦鯉サミット実行委員会では、錦鯉の水槽や参加大使館のPRブースを設置するとともに、国際大学の学生と外交団との交流を実施しました。
【世界錦鯉サミット(第1部)】
(会場:朱鷺メッセ 国際会議場)
世界錦鯉サミットでは、東京大学東洋文化研究所 菅豊教授による基調講演「泳ぐ宝石『錦鯉』-その誕生の歴史と魅力について」、及びパネルディスカッション「錦鯉を通じた経済・文化の交流について」を聴講していただいた後、「錦鯉の振興に関する新潟宣言サミット」が発表され、大きな拍手が送られました。
前日の視察と本サミットへの参加を通じて、世界を魅了する錦鯉の魅力や歴史、錦鯉を通じた一層の国際交流の推進について理解を深めていただくことができました。
【新潟県PRランチセミナー】
(会場:ホテル日航新潟)
新潟清酒の特徴や日本酒学についてご紹介しながら、新潟県産の食材を使用した料理とともに、新潟の日本酒の魅力を堪能していただきました(飲酒されない参加者にはソフトドリンクを提供しました)。
お問い合わせ先(新潟県担当課)
「駐日外交団による地方視察ツアー」に関するお問い合わせは、下記へお願いいたします。
【新潟県担当課】
農林水産部水産課
内水面係
電話 025-280-5315
Fax 025-283-0361
メール ngt060060@pref.niigata.lg.jp