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新潟県中越沖地震検証報告書
平成19年7月16日に発生した中越沖地震に対する本県の災害対応について、新潟大学災害復興科学センターによる検証報告書を掲載しています。
1 検証の特徴
- 研究者による客観的・専門的な視点からの検証
- 実務担当者へのインタビューを中心とした実証的な検証
2 検証結果の概要
- 評価すべき点
- 多様な主体の専門性等を活用した災害対応(GISの活用等)
- 過去の被災経験に基づく迅速な被災者支援(福祉避難所の設置等)
- 機能的な災害対策本部組織による災害対応(部局横断型組織による対応等)
- 見直し改善を要する点
- 関係機関の効果的な活動を支援する仕組みの構築
他県・各種団体からの受援体制の充実、平時からの連携の強化 - 災害対応力の強化に向けた「日頃からの備え」
洋式トイレの不足等、避難環境の改善に向けた更なる取組 - 災害対策本部内での情報共有・業務手法の確立
円滑な情報共有、各班の業務マニュアル等の整備
- 関係機関の効果的な活動を支援する仕組みの構築
- 表紙(表・裏)[PDFファイル/476KB]
- 目次[PDFファイル/154KB]
- はじめに[PDFファイル/245KB]
- 本編[PDFファイル/6.2MB]
- 編集後記[PDFファイル/193KB]
- 奥付[PDFファイル/92KB]
(参考)検証結果を踏まえた主な取組
検証の取りまとめと平行して、上記2(2)(1)~(3)のそれぞれに対応して、次の取組を行っている。
- 関係機関の効果的な活動を支援する仕組みの構築
- 他県との応援協定の運用ルールを策定済み(自主出動、被災県の対応等)
- 災害時医療救護活動マニュアルを見直し済み(DMAT受入れ等)
- 災害対応力の強化に向けた「日頃からの備え」
- 「災害時要援護者用備蓄検討のポイント」を作成・周知済み
- 食料等の備蓄について市町村へ要請済み
- 仮設トイレ設置後のアフターケアについて引き続き検討
- 災害対策本部内での情報共有・業務手法の確立
- 危機管理センターを整備済み
- 災害対策本部各班の業務マニュアル等を引き続き見直し
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