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公文書(電子データ)の消失事故について(最終報)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0651210 更新日:2024年3月22日更新
 令和5年4月に発生した、県の公文書管理システムに登録した文書の添付ファイル(103,389ファイル)が消失した事故について、復旧作業が完了し、消失ファイルの状況が確定したのでお知らせします。
 また、保守業者(富士電機ITソリューション株式会社)から事故原因及び再発防止策について報告を受け、この事故により県に生じた損害に係る損害賠償金について合意したので、併せてお知らせします。

1 消失ファイルの状況

(1) ファイルの復旧状況
消失した103,389ファイルのうち、102,117ファイル(98.8%)を復旧しました。
残る1,272ファイル(1.2%)は復旧できませんでした。
(2) 消失に伴う県民等への影響
・ 復旧できなかった1,272ファイルには、県民等への通知文、県民等から提出された文書、県職員間の軽易な伝達事項が記載されたものなどがありましたが、それら全てについて下記ア、イのいずれかであることを確認しており、県民等に書類の再提出をお願いする等の影響はありませんでした。
・ ただし、情報公開請求があった場合には、当該消失ファイルは存在しないため公開できないという影響が生じます。
ア 決裁に基づく処理が完了しており、かつ、消失したファイルの内容が別の文書で把握可能なものや決裁時の参考資料等(949ファイル)
イ 送付メールのように、通知文等を送付した旨を県職員間で伝達する等の軽易な内容であり、現在参照する必要がないもの(323ファイル)

消失ファイル 103,389(100.0%)
 復旧 102,117(98.8%)
 復旧できなかった 1,272(1.2%)
  内訳
  ア 処理完了かつ別文書で把握可能又は参考資料 (949) (0.9%)
  イ 送付メール等軽易な内容、参照の必要なし (323) (0.3%)

2 事故発生原因と再発防止策

・ 今回の事故は、保守業者の人為的ミス及びそれを防ぐことができなかった保守業者社内の業務執行態勢の不備によるものでした。
・ 保守業者からは、以下のとおり事故原因と業務執行態勢を改善する旨の再発防止策に係る報告書が提出されました。
・ 県は、このような事故が二度と起こらないよう、保守業者を管理・監督してまいります。
事故発生の主な原因及び再発防止策
事故発生の主な原因 再発防止策

1 保守業者の開発担当者と運用作業担当者の間で、

(1) 改修プログラムを適用したことの共有がされなかった。

(2) 必要な社内受入テストが実施されなかった。

1 プロジェクト管理機能を強化する。

(1) 「開発担当チーム」に管理メンバーを追加する。

(2) 軽微なプログラム修正を含めたプログラム適用ルールを制定し、保守管理責任者が遵守を確認する。

(3) 社内受入テストや本番環境への適用の時期などを記載した台帳を整備・統一し、開発担当者と運用作業担当者で共有する。

(4) 社内受入テストの計画及び実施は、開発管理者と運用作業担当者の2名体制とし、ダブルチェックを行う。

2 添付ファイル削除が判明した時点で全てのバックアップデータが消失後データで上書きされており、バックアップからのデータ復旧が行えなかった。

2 データ保全を強化する。

(1) 障害発生時に障害内容が即判明しない場合は、全バックアップデータを別領域へ移動する。

(2) バックアップデータの保有を3世代から7世代に増加する。

 

3 損害賠償金

 復旧作業に要した職員の時間外勤務手当額を損害額とし、損害賠償金の支払いを受けることを保守業者と合意しました。
本件についてのお問い合わせ先
総務部法務文書課長 中村
(直通)025-280-5016 (内線)2070

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