市町村農業委員会役員等研修会が新潟市内で開催されました

　市町村農業委員会が行う農地利用の最適化などの取組を一層加速化させることを目的に、1月22日(水曜日)に一般社団法人新潟県農業会議の主催により、約230名の参加による市町村農業委員会役員等研修会が新潟市内で開催されました。

　研修会では、農村集落が抱える課題等を地域の関係者間で共有しながら話合いを通じて将来方針を定める「人・農地プランの実質化」の取組を着実に推進する観点から、関係機関による講演が行われました。

研修会の様子

一般社団法人新潟県農業会議　石山会長による開会挨拶

　農林水産省女性活躍推進室の担当者からは、農業者の4割を占める女性農業者の声を地域に反映させるため、農業委員会において女性農業委員の更なる登用を進めることが重要であること等について発表がありました。

農林水産省経営局女性活躍推進室　柚木課長補佐による講演

「農業分野における女性活躍の推進と女性農業委員への期待」

　新潟県農地中間管理機構の代表理事からは、機構の仲介による地域農業の担い手への農地集積の状況等について発表がありました。

公益社団法人新潟県農林公社　池田代表理事による講演

「農地中間管理事業の推進について」

　また、一般社団法人全国農業会議所の澤畑専門相談員から、全国の先進事例とされる茨城県東海村での地域農業者の話合いをコーディネートした経験を基に、話合いの参加者全員が地域の課題を「自分事」として捉えながら活発な意見交換を実現するための秘訣について紹介があったほか、地域の推進機関の担当者が持つべき心構えなど、農業者、農業委員会、行政等それぞれの立場から示唆に富む発表が行われました。

一般社団法人全国農業会議所　澤畑専門相談員による講演

「話し合いで進める農地利用の最適化」

　なお、新潟県農林水産部地域農政推進課から、「人・農地プランの実質化」に向けた県内市町村の取組状況について情報提供を行うとともに、地域の話合いにおいて農業委員会に期待する役割等について発表を行いました。

新潟県農林水産部地域農政推進課　皿谷参事による講演

「人・農地プランの実質化に向けた県内の取組について」