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雪下ろし作業用具(安全帯、命綱、アンカー等)の入手、使い方について
雪下ろし等除雪作業中の死亡・重傷事故多くは、屋根やハシゴからの転落事故です。
(令和5年新潟県調べ)
こうした転落事故を防止するため、雪下ろしを行う時は、ヘルメットや命綱等を使用しましょう。
その際は、次の点に注意してください。
- ヘルメットや命綱等は、正しく使用(装着)していないと逆に危険です。
- 命綱は、滑りにくく結び目がほどけにくい材質のもの(ザイルなど)を使用しましょう。
- 命綱を腰に巻き付けるだけでは危険なので、高所作業用などの安全帯を使用しましょう。
- 命綱を家屋に固定する金具(アンカー)を設置しましょう。
以下、雪下ろし作業用具の入手場所や使い方を説明します。
1.雪下ろし用具について
用具の詳細及び購入方法
実際の使用方法
2.安全帯について
命綱を直接、体に巻き付けることは、万が一の転落の際に、荷重が一点に集中し、体への負担が大きくなるため、大変危険です。必ず、安全帯を用意し、正しく装着しましょう。
なお、安全帯は、高所作業用のものが全国のアウトドアショップ・ホームセンター等で販売されています。
3.アンカーについて
転落防止のため、命綱を家屋に固定する(結びつける)アンカーを設置しましょう。アンカーの標準的な仕様はありませんが、部材や設置方法の違う様々なタイプがあります。屋根の材質や構造に応じた適切なアンカーについては、地域の工務店などにご相談ください。
県建築住宅課では、「命綱固定アンカーガイドブック」を発行しています。アンカーの研究・設置を行っている魚沼市建築組合や越後雪かき道場®の協力を得て編さんされた資料です。使用方法や施工事例などの記載がありますので、参考にご覧ください。
なお、県内では、魚沼市や十日町市等がアンカー設置費用に対する助成を行っています。お住まいの市町村における助成制度の有無や補助要件等については、市町村の担当課にお問い合わせください。