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アフリカ豚熱(ASF)について
アフリカ豚熱について
- 「アフリカ豚熱」は、「アフリカ豚熱ウイルス」が豚やいのししに感染することによる発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病です。
- ダニによる媒介、感染畜等との直接的な接触により感染が拡大します。
- 有効なワクチンや治療法はなく、発生した場合の畜産業界への影響が甚大であることから、家畜伝染病予防法において「家畜伝染病」に指定され、患畜・疑似患畜の速やかな届出とと殺が義務付けられています。
- 日本はこれまで発生が確認されていない「清浄国」ですが、アフリカでは常在的に、ロシア及びアジアでも発生が確認されているため、今後とも、海外からの侵入に対する警戒を怠ることなく、本病の発生予防に努めることが重要です。
- さらに、令和6年1月には韓国の釜山で、野生イノシシでのアフリカ豚熱感染が確認されました。日本への直行フェリー乗り場の近くでもあり、国内への侵入リスクが非常に高くなっています。
- 最新の発生状況については、下記よりご確認ください。
ASF(アフリカ豚熱)について(農林水産省ホームページ)<外部リンク>
アフリカ豚熱は豚・いのししの病気であり、人に感染することはありません。
海外からお越しの皆様へのお願い
リーフレット:アフリカ豚熱ウイルスの侵入を防ぐためのお願い(農林水産省) [PDFファイル/327KB]
アフリカ豚熱ウイルスは肉製品や人に付着して日本に持ち込まれる可能性があります。
以下の点にご注意の上、本病の国内侵入防止にご協力をお願いします。
- 肉の入った食品を日本国内に持ち込まない
- 肉の入った食品を野外に捨てない
- 海外では靴などについた土は落とし、入国時には空港や港で消毒を行う
- 入国後1週間は、観光牧場や畜産施設などには行かない
動物検疫に関する情報については動物検疫所のHP<外部リンク>をご覧ください。
登山者・キャンパーの皆様へのお願い
登山者・キャンパーの皆様へ(農林水産省) [PDFファイル/1.44MB]
海外ではアフリカ豚熱に感染した野生いのししが確認されています。
病原体の侵入や拡散を防ぐため、狩猟や登山、キャンプ等で山林に立ち入る際は以下の点にご注意願います。
- 残飯は持ち帰り、特に肉を含む食品は野外で捨てない
- 靴の土は入山前、下山時にしっかり落とす
- 家畜がいる施設や野生イノシシの罠や柵に近寄らない
- 消毒ポイントが設置されている場合は指示に従い消毒を行う
- いのししが大量に死んでいる等の異常を発見したら、管轄の自治体に連絡して下さい
養豚農家の皆様へのお願い
防疫対策の再点検を行い、万全を期しましょう
リーフレット:養豚場におけるASF発生予防のポイント(農林水産省) [PDFファイル/2.06MB]
- 立入制限
- 消毒の徹底
- 発生国への渡航の自粛等
- 異状の早期発見・早期通報
毎日、飼養家畜の健康観察を行い、異状を呈する豚が通常以上にみられた場合は、直ちに家畜保健衛生所へ通報してください
※生肉を含む、又は含む可能性のある飼料を給与する場合は70℃、30分間以上又は80℃、3分間以上の加熱処理を適切に行ってください
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