山地防災対策（ソフト事業）

1　山地災害危険地の情報

あなたの町に危険な箇所はありませんか！！

　山地災害危険地区・なだれ危険箇所をあらかじめ、どこにあるのか知っておくことは、災害に備えるためにとても大切です。

山地災害危険地区とは？
　県では、山腹の崩壊、崩壊土砂の流出、地すべりなどによって、人家や公共施設などに直接被害がおよぶおそれのある地区を調査し、把握・設定しています。

なだれ危険箇所とは？
　県では、過去になだれが発生した、又は発生するおそれがあり、かつ、人家や公共施設に被害を与えたか又は与えるおそれがある斜面を調査し、把握・設定しています。

県内の山地災害危険地区・なだれ危険箇所（国有林内を除く）＜外部リンク＞

※クリックしていただくと山地災害危険地区・なだれ危険箇所の位置図がご覧になれます。（新潟県防災ポータルの防災マップへのリンクです）

　「土砂災害関連情報」を選択後に【土砂災害関連情報】欄の「危険箇所」及び「雪崩危険箇所」を選択するとそれぞれの危険箇所が表示されます。

国有林内においても山地災害危険地区及びなだれ危険箇所が把握されています。

• 国有林内の山地災害危険地区＜外部リンク＞
• 国有林内のなだれ危険箇所＜外部リンク＞

※クリックしていただくと国有林内の山地災害危険地区及びなだれ危険箇所の位置図がご覧になれます。（森林管理局ホームページへのリンクです）

　県名欄で「新潟県」を選択後、ご覧になりたい「市町村名」を選択すると危険箇所が表示されます。

山地災害は災害の形態によって次の3種類の危険地区に区分されています。

1. 山腹崩壊危険地区→雨水が地中にしみ込んだり地震などにより山の斜面が崩れ落ちるおそれのある地区
   主な特徴として
   • ときどき落石がある。
   • 過去に山崩れがあった。
   • 山の斜面に亀裂や湧き水がある。
   • 水の集まりやすい斜面地形をしている。
2. 崩壊土砂流出危険地区→山の斜面から崩れた土砂や谷の土石などが大雨などによって一気に押し流されるおそれのある地区
   主な特徴として
   • 過去に土石流があった。
   • 急な渓流で大きな石やたくさんの土砂がたまっている。
   • 上流が山崩れなどで荒れている。
3. 地すべり危険地区→地下水などの影響により山の斜面がゆっくり移動するおそれのある地区
   主な特徴として
   • 過去に地すべりがあった。
   • 山の斜面に亀裂や段差が見られる。
   • 湧き水や地下水が豊富である。
   • 断層や崩れやすい岩石がある。

新潟県の山地災害危険地区数（令和6年3月31日）

2　地域防災体制の確立（治山防災ヘルパー、治山ボランティア）

　治山の専門的な知識を持つ一定の有資格者の中から、山地災害に関する情報の収集や提供、災害発生時の行政支援活動などに協力していただく方を「新潟県治山防災ヘルパー」として知事が認定します。
　令和6年4月現在、149名の方々が認定され、地域の山地防災活動にあたっています。

中越沖地震発生後の点検状況

　また、県職員退職者で「治山ボランティア」も組織されています。

3　地すべり防止区域の概要

地すべり防止区域（令和6年3月31日）
　全国的にみても、新潟県内の地すべり防止区域数（全国1位）は特に多く、当県の地理的な特徴がうかがえます。

地すべり防止区域（林野庁所管）市町村別（令和6年3月31日）

4　流木災害に備えて安全な暮らしを（リーフレット） 

　近年、頻発している集中豪雨により、全国的に流⽊が⼤量に発⽣し集落等に多⼤な被害を及ぼす⼭地災害が発⽣しています。
　令和4年8⽉には新潟県の下越地区においても、流⽊災害が発⽣するなど、これまで⼭地災害の発⽣が⽐較的少なかった地域で流⽊を伴う災害が発⽣しており、大雨時は、どこで発⽣してもおかしくない状況です。災害から身を守る行動をお願いします。

流木災害に備えて安全な暮らしを [PDFファイル／4.85MB]