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令和3年度 新潟県緑化功労者知事表彰 受彰者の紹介
令和3年度 新潟県緑化功労者知事表彰を受彰された皆様を紹介します。(敬称略)
髙橋 正衛(関川村大石地区)
髙橋氏は平成22年から令和元年までの9年間に渡り、関川村森林組合の組合長、副組合長、理事を歴任し、地元の林業の育成と活性化に大きく寄与してきました。在任期間中は、森林組合のスリム化・健全化を図り、現在の関川村森林組合の礎を築きました。
また、髙橋氏は、森林所有者として、約25haの所有林の大部分をスギ人工林として経営しており、何代にも渡り経営することで12年生から200年生まで様々な林齢で構成する循環型の林業経営を実践するとともに、5本のスギを密植し、そのうち優良な1本を選抜することで、雪国特有の根曲り木とならないよう、優良なスギ人工林に仕立てる手法に挑戦するなど、研究熱心な方です。
更に、森林組合長を務めた経験を活かし、居住の大石集落において森林整備の必要性を古くから説き、賛同した森林所有者が植林と森林整備を実施してきたことで、大石集落における人工林率は極めて高くなっています。
他方、居住の大石集落において氏が発起人となって平成17年に設立した「大石・山と川に親しむ会」は現在も活発に活動しており、四季を通じてイベントを開催し、年間約600名が参加するなど、地元の活性化にも大きく寄与しています。
森林所有者として自ら森林整備を実施
手入れの行き届いたスギ林の様子