ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 土木部 監理課 > 平成29年度 新潟県建設業新分野進出優良事業表彰式を開催し、株式会社中越興業が表彰されました。

本文

平成29年度 新潟県建設業新分野進出優良事業表彰式を開催し、株式会社中越興業が表彰されました。

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0041688 更新日:2019年3月29日更新

 県では、建設業から新分野に進出し、他の模範となる優れた成果を収めている事業を広く情報発信することにより、企業の新分野への進出意欲を喚起し、本県地域経済の活性化及び雇用の維持・安定を図るため、平成25年度から「新潟県建設業新分野進出優良事業表彰」を行っています。
 今年度の表彰式を平成30年1月17日(水曜日)に県庁で開催しましたので、表彰式の様子と受賞事業を紹介します。

細川代表取締役社長の画像
左 (株)中越興業 細川代表取締役社長、中央 美寺県土木部長、右 (株)中越興業 安達代表取締役副社長

事業の選定について

 応募のあった事業について、有識者で構成する選定委員会において、「(1)雇用の創出効果」「(2)経営資源の活用状況」「(3)新規性又は独創性」「(4)継続性又は将来性」「(5)地域貢献性」の5つの着眼点により厳正なる審査をした結果、次の事業が表彰対象として選定されました。

受賞企業の紹介 株式会社中越興業(長岡市)

 株式会社中越興業は昭和29年に、旧越路町、現在の長岡市で創業され、昭和46年に現在の株式会社に組織変更されました。
 魚沼基幹病院建築工事及びアオーレ長岡建築工事をはじめとして、公共・民間発注の土木・建築工事、共に多くの施工実績があります。
株式会社中越興業のホームページ<外部リンク>

受賞事業の紹介 株式会社中越興業「雪国仕様の植物工場でのより安全な野菜作り」

 本事業は、通年で安定的に野菜を栽培し、市場に供給することにより、地元雇用を確保するなど地域に貢献したいという思いから立ち上げられました。
 平成24年に、株式会社グリーンズプラント中越を設立し、砂利採取地の跡地に建設した屋内水耕栽培プラントのもとで野菜の栽培を開始しました。
 サッカーのピッチのサイズと同程度の大型ビニールハウスによる栽培により、1年間を通じて、より安全で食味がよくおいしい野菜を目指して、ベビーリーフ、レタス、クレソン等の野菜を安定的に生産しています。
 生産された野菜は、長岡市内のホテル・飲食店等を初めとして地域の消費者に地元産として利用されており、地産地消を進めています。
 食事の洋食化や健康志向の高まりによる葉物野菜の需要増大を見込み、今後も安定して供給するための取組を進めているところです。

屋内水耕栽培プラントの画像
屋内水耕栽培プラント

屋内水耕栽培プラントの画像
収穫、袋詰めされた野菜

受賞事業のホームページ<外部リンク>

 有識者による選定委員の講評は次のとおりです。

雇用の創出

地元の方20人を雇用していることは評価される。

経営資源の有効活用

砂利採取地の跡地を有効利用している。

新規性・独創性

  • 時代に合った取組である(より安全な野菜、健康志向)。
  • 先行する協力企業があるが、建設業からの参入という点で評価できる。
  • 商品ロス等を加工品転用することも研究して欲しい。

継続性・将来性

  • 償却負担等で収益性は現状厳しいが、雇用創出効果大きく、今後の事業展開についてビジョンもあることから、事業の継続が期待できる。
  • 大規模・安定的に水耕栽培を展開するとともに、連携機関の力を借りながら販路も開拓できており、今後の努力次第では黒字化及び事業継続が可能である。
  • 商品生産工程表(タイミング)を市場ニーズに合わせて対応している点は評価できる。
  • 天候に左右されず、リーズナブルな価格で、安定した量を地域の消費者に提供している。
  • 原価構成における人件費比率が高いため、労働生産性向上が必要(ビデオ等を活用した現場改善活動を勧める)。
  • シーズ志向に陥らず、ホテルや飲食店など消費と近い業種と連携し、需要創造やブランディングを行えるかが躍進の鍵を握る。そのためには、ブランド、マーケティング担当の従事者の確保も検討事項となろう。
  • 利益率向上が課題かと思われる(稼働率、付加価値)。

地域貢献性

雇用創出、地産地消の観点から、地域貢献している。

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ