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立入調査の結果、今回の放射性物質の放出量は極く微量で全く問題なく、健康への影響もないとの結論に達しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0043525 更新日:2007年7月21日更新

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平成19年7月21日
新潟県防災局原子力安全対策課

本日、新潟県、柏崎市、刈羽村は、柏崎刈羽原子力発電所からの放射能漏れを受け、県原子力発電所周辺環境監視評価会議の橋本哲夫委員(新潟大学名誉教授)、今泉洋委員(新潟大学工学部教授)に同行をお願いし、安全協定に基づく立入調査を行いました。

 

〔調査した内容〕
6号機及び7号機の放射性物質の漏えい

  • 県への報告及び公表している放射能の測定データを分析室で確認
  • 6号機原子炉建屋の管理区域及び非管理区域内の現場を確認
  • 7号機の主排気筒から放出された放射性ヨウ素及び粒子状放射性物質の捕集方法とその測定現場の確認
  • その後の発電所での防護区域の設定など放射線の管理状況を確認

〔評価会議委員の見解〕
1 6号機からの海域への放射性物質の漏えい

  • 放射能の海水への漏えいは、ラドン温泉9リットル分が海水に放出されたものに相当
  • 県が6号放水口及び前面海域5カ所で実施した放射性物質の調査では、全ての地点で発電所由来の人工放射性物質は検出されなかった。
  • 今回の立入調査で確認した観測データ及び放射線管理の方法などは妥当
  • 原因調査を的確に行なっており、今後外部に漏えいする恐れはないと考えられる。
  • 今後、県民の安心の観点から2~3回海域の水質調査を実施

2 7号機主排気筒からの放射性物質(ヨウ素、粒子状物質)の放出

  • 県の放射線モニタリングポスト(3局)でのヨウ素観測では、今まで検出されていない。
  • 東京電力が7月18日に原因を確定し対策を講じたことから、現在は放出されていないことを確認した。
  • 7/18までの放射性物質の総放出量は、約4億Bq(ベクレル)(=1千万分の1.3mSv)で胸部レントゲンの1回分の40万分の一、普通の人が自然界から受ける放射線量(2.4mSv)の1千万分の一と極めて低い。

海水放射能モニタの推移

報道発表資料[PDFファイル/196KB]

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