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Ｑ3－5 構造運動について
ご質問
「後期更新世以降の地殻構造運動(地震に伴う構造運動)はない」との東電主張に誤りがないことを、7号機の営業運転や6号機の試運転開始前に証明しなければ運転再開できないのではないでしょうか。
柏崎刈羽の平野の形成について、地震、地質・地盤に関する小委員会で検討する必要があるのではないですか。
回答
東京電力は、耐震安全性の評価において、地震に伴う地殻変動を考慮しており、「後期更新世以降の地殻構造運動はない」としてはいません。
具体的には、中越沖地震でも、地震に伴う地殻変動として、柏崎平野の周辺における隆起等が観測されています。東京電力はこれを踏まえて、地震後の建屋の傾き等を評価するとともに、今後想定する地震に伴う隆起量等についても予測・評価し、いずれも発電所の安全性に問題となるものではないと報告しています。
このことについては、地震・地質小委員会において、安全性に問題となるものではないことが確認されています。
また、東京電力は、新たな知見の収集として、発電所敷地周辺の地形の形成過程に関する検討を行うこととしており、今後、その状況についても確認してまいります。
