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県内で行っている放射性物質検査について専門家からご意見をいただきました
県では、様々な食品の放射性物質検査を実施し、公表しておりますが、最近、山菜の一部で放射性セシウムの検出が続いていることから、新潟県放射性物質の循環に関する実態調査検討委員会田上恵子委員(国立研究開発法人放射線医学総合研究所主任研究員)から評価をいただきましたので、お知らせします。
<田上委員のご意見>
- 福島第一原発事故後に県が行っている放射線モニタリングにおいて、現在、事故由来の放射性物質の本県への新たな流入は確認されていない。
- 事故直後に県内に飛来してきた放射性物質で汚染された葉等が、時間の経過とともに腐葉土化し、放射性物質が吸収されやすくなっている。
- 山菜、きのこ類は根が浅いため、落ち葉や水のたまりやすい場所で生育した野生の物から高い値が検出される傾向にある。
- 淡水魚などは濃度が低下傾向にあるが、えさなどを通して放射性物質が体内に蓄積する傾向にある。
県では、様々な食品の放射能検査を実施しており、特に山菜、野生きのこ、淡水魚などを重点項目として位置づけ、調査を実施しています。
また、食品衛生法の規格基準(一般食品:100Bq/kg)の1/2を超えた値を検出したものは、追加調査を行い、結果を速やかに公表しています。
なお、県では、県内3箇所で、持ち込み食材の検査を実施しておりますので、ご希望の方はご利用ください。詳しくは、下記ホームページをご覧下さい。
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