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平成10年12月定例会(環境問題対策特別委員長報告)
平成10年12月定例会 環境問題対策特別委員長報告(12月3日)
委員長 小川義男
環境問題対策特別委員会における9月定例会以降の調査経過について、御報告申し上げます。
本特別委員会は、11月20日に会議を開催し環境教育・学習及び環境啓発の推進と環境保全活動の促進について、並びに生活排水対策について調査を行いました。
最初に、環境生活部長から、環境教育・学習及び環境啓発の推進と環境保全活動の促進について、並びに生活排水対策について、教育長から、学校における環境教育について、それぞれ説明を聴取し、次いで質疑を行いました。
質疑が行われた主な項目について申し上げます。
まず、環境教育・学習及び環境啓発の推進と環境保全活動の促進に関連して
- エコビジネスの定着に向けた新潟県環境基本条例に基づく施策展開の必要性について
- 資源としての地下水の枯渇防止に向けた効果的なシステム開発の必要性について
- 水俣病の副読本作成に向けた教育委員会の積極的な取組の必要性について
- 環境ホルモンを有すると疑われている農薬の使用中止に向けた環境担当部局からの提言の必要性について
次に、生活排水対策に関連して
- 高齢者世帯の下水道加入の促進に向けた支援策の必要性について
- 建設省が実施した環境ホルモンに係る水質調査結果の内容とその後の調査状況について
次に、調査の過程で述べられた、主な意見について申し上げます。
1 水俣病に関連した環境再生啓発施設の計画策定に当たっては、水俣病の教訓を生かすための事業であり、児童・生徒に対する環境教育の場としても重要であるので、教育委員会も積極的に関与すべきとの意見。
なお、本特別委員会は、去る10月22日、23日の両日にわたり、酸性雨研究センターのモニタリングネットワークの試行稼働等について行政視察を実施したところであります。
また、11月24日に上京し、環境保全対策の一層の促進を図るため、関係省庁並びに県選出国会議員に対し、陳情を実施したところであります。
以上をもって報告といたします。